見出し画像

【オススメ書籍】ハイプレーヤの行動特性(コンピテンシー)とはーコンピテンシー活用の実際ー


ハイププレイヤーのコンピテンシー(行動特性)を特定して〜という文脈で

聞くことが多いコンピテンシーという言葉の意味するところが不明瞭であったため、本書を手に取った。

人事組織コンサル会社として著名なマーサージャパン株式会社代表が書いた書籍で、少し古い書籍ではあるが内容としては1冊で
コンピテンシーと何か?という概略が掴める書籍。

■この本を読むと良い人


・コンピテンシーとは何かを理解したい人
・コンピテンシーが何に役に立つかを理解したい人

■この本で学べること


・コンピテンシーの特定の仕方やその具体的な例
・採用、配置、育成におけるコンピテンシの活かし方

■印象的だったポイント


①ハイプレーヤーの行動特性を分析するためには、ロープレヤーではなくミドルプレーヤと比較した方が良い

成果を何らかの指標で定義し、ハイ、ミドル、ローにてラベリングを行う。
その中で、ハイとローを比較してしまいがちだが、ハイとミドルを比較した方が良いという。

理由は、ローは通常であれば出来ていることができていないケースも多く、
比較する際にハイプレーヤの特徴が浮き彫りになりづらい。

定性インタビュー等を行うときは気をつけるべき点だと感じた。

②コンピテンシーと育成について

コンピテンシーを明確にした後にいかに行動特性を他のプレーヤーに活用させるかが難しいと感じた。

〇〇という行動をやるべしという形で浸透を試みてもおそらく浸透しない。

ロー、ミドル層にいかに課題感を醸成した上で、なぜその行動をいつどんな場面で取るべきなのかを

体系化してインストールし、行動変容までOJT伴走が必要になる。

ここら辺がセールイネーブルメントの難しさであり面白さになりそう。


この記事が参加している募集

学問への愛を語ろう

少しでもキャリアの参考になった、転職活動に参考になりましたら、ポチっといただくと励みになります。