まちぐさ

雀魂四麻魂天lv.3。天鳳四鳳東7000戦↑。2垢九段到達。将棋(24五段)。

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雀魂四麻魂天lv.3。天鳳四鳳東7000戦↑。2垢九段到達。将棋(24五段)。

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令和の牌効率

問1早速ですが次の画像をご覧ください。 この局面、皆さんは何を考え、どの牌を切りますか? 「トップ目なのでブクブクにしたくない、他家が和了し親が流れても悪くない、リーチは打ちたくないから中重なりは逃したくない、しかし1s切ると鳴き一通が無くなってしまう、じゃあ2p?いや3p引き痛すぎるか..」 などと思考の迷路にハマった方は要注意です。 この手牌でまず考えるべきことは自身の和了。和了さえすれば放銃しません。実戦は、 普通?に中を切ってツモ2p。なんか突然タンヤオっぽ

    • 第2期Σリーグについて書き残したいこと

      始めに突然ですが、現在NHK大河ドラマ『光る君へ』が放送されています。 吉高由里子さんが演じる主人公の紫式部が1000年前に書いた『源氏物語』第25帖「蛍」に、光源氏が養女の玉鬘に物語について語った箇所があります。 以下にその箇所の現代語訳を私が適当にしてみます。 「ある人の話といっても、ありのままに物語ることはありません。善きも悪きも、この世に生きる人のありさまの、見飽きず、聞き流せないことを、そして後世に語り伝えたい節々を、心に籠めておくことはできずに、語り伝え始め

      • 第2期Σリーグ牌譜検討①(せどなりあん編)

        第2期Σリーグが始まり既に第6節が終了しました。あっという間です。 みんなで打ってTwitterに結果貼られてはい終わり、だけでは寂しいので、牌譜を振り返り考えたことを書き残してみます。 今回はせどなりあんさんの打牌を採り上げます。我がチームの俊英です。鳳南鬼打ち勢。この前六段に落ちたのがショックだったみたいですが光の速さで復帰してました。 まずは第5節の牌譜より。 ツモ69mでの待ちの強さを重視して打2pとする方も多そうですが、せどなさんは打南。メリットとしては、

        • 手牌全体を眺める

          ツモ4s。雀頭ができました。 ターツは揃ったので打2p。ツモ中だと更にアガリ易くなります。 と考えるのは、恐らくあまりよろしくありません。 私は打中としました。平凡。 実戦は以下、 一枚目の画像の最大のポイントは、 ツモ2p>ツモ中 なことです。先に書いた通り、現状ターツは揃ってるので、いわゆる2次有効牌と呼ばれる、手牌の価値を高められる牌は2pと中のどちらなのかと考えます。 この手には既に赤とドラ受けがあるので、打点を上げる為の2次有効牌はあまり要りません。

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        令和の牌効率

          薄れゆく第1期Σリーグを書きとめる

          毎日暑いですね。優勝しましたありです。 気が抜けてぼんやり過ごしてます。 今回は、Σリーグを終えた今、思い浮かぶことを思い浮かぶがままに、そこはかとなく振り返ってみたいと思います。 クローズドになりゆく麻雀SNS これまで麻雀SNSの華といえば、Twitterでした。 麻雀に関するありとあらゆるテーマが日々侃侃諤諤と議論されてきました。オープンに。 しかし、雀魂が産まれ、雀魂からも人気プレイヤーが次々と現れ、権威たる存在も増え、麻雀ファンがあちらこちらに散らばるよ

          薄れゆく第1期Σリーグを書きとめる

          Σリーグ自戦記其の一

          Σリーグが4月16日に開幕しました。 私は2戦目に出場。その対局を振り返ってみます。 文量が多くなったので、特に読んで頂きたい前半と、ややマニアックな後半に分けてみました。 役牌かタンヤオか 上の各打牌の数値は、麻雀AI「Mortal」で牌譜解析された際に示されるオススメ度、NAGAにおける上に伸びるバーのようなものです。 今回はその数値を示しながら検討します。 Mortalは東一択のようです。実戦も打東。 役牌かタンヤオかは基本タンヤオ。 七対子一向聴も維持

          Σリーグ自戦記其の一

          令和は立体

          毎日蒸し暑いですね。麻雀TLも開くたびジメジメしています。 さて今回は、私の雀魂の実戦譜から、3つのテーマをピックアップしてみました。 聴牌打牌のコントロール3mか6mか。 平成は3m派が優勢だったでしょうか。一盃口、3mの壁、1mが親現、そもそも14待ち>47待ち、等々。 令和では6m派が増えてきたはずです。 全員に両無筋の6mを早く処理したい。後に切るにしても3mのほうがややマシ 聴牌打牌を1mにし易い ここで打3mだと聴牌打牌が必ず5mか6mになってしまう

          令和は立体

          Mリーグのある局面についての考察

          始めに✳︎この記事は、2019年12月25日に私が投稿した記事の一部を加筆修正したものです。 Twitter的解説南1親で供託2本。上家が抜けていて他三者が団子状態。当然とにかくアガリたいわけだが、手牌は非常に苦しい。 ここで多井プロは、ペンチャン対子→ペンチャン固定での孤立役牌2種残し。1s2枚切れではあるが、1s雀頭ルートは逃すことになる。 門前速度では全く追い付いていないから、という非常時的選択である。他家との相対速度をひっくり返すにはこれしかないと。 首尾良く南

          Mリーグのある局面についての考察

          人懐っこい後輩

          このnoteはフィクションです。 「まちぐささん(以下Mさん)さっきあがったあと、まあ仕方ないかーとか言ってたじゃないですか。あーゆうのクソうざいから止めたほうがいいですよ」 「ごめん」 「あーうざいなあ。切ってる牌いつもむちゃくちゃなのに。絶対何も考えてないでしょ」 「本とか読んだことないし」 「自分だって殆ど読んだことないですよ。そんなの打ってたら自然と身につくじゃないですか。あーうざいなあ。そろそろ負けて下さいよ。実力通り。先輩達がいる建前上、毎日毎日我慢して

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          その19牌ホントに不要ですか

          雀魂東風戦。東2局1本場。下家の親が鳴いてます。めんどくさいですね。(なお初打の北は回線切れでした、あしからず。ネトマは回線) うおー絶好のカン6mツモ、当然の不要牌打9p。 それでは、やや淡白な感じです。 ここで下家の捨て牌を見ますと、なんかピンズがいかにもヤバそうですね。マンズは14mソウズは1425s。9p鳴かれそうなので、とりあえず打西。 あーZEROさんのツイートで見たやつです。 打1pには2pのフォローがあるけど、打9pは次に8pも切って安牌持てて2

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          日向さんの1p

          先日のMリーグでの日向選手の打1pが麻雀TLの話題を大いに浚った。このnoteに、該当する局面の画像を貼るのも野暮なほどに、TLをスクロールする度に嫌でも目に入ってきた。(本当は画像利用の権利関係が不明な為) 下手すぎ、ありえない、マジでリャンメンカンチャン知らないんじゃないの?w、安牌持たないと死ぬ病かよ(笑)等々。 日向選手がTwitterで、新津pに「麻雀なんて人それぞれだから面白いんだろ」などと励まされたエピソードを紹介したことも火に油を注いだらしく、虎の威を借る

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          ドラは上下対称なのか?

          (3月11日追記:福地先生に「左右→上下じゃないの」と指摘されたんで修正) 違いますね。 ドラ表示牌がめくれているからです。その局で真っ先に示される確定情報。 では、具体的にどのような違いが起こるのかを、一旦、字牌ドラのことは忘れて、数牌ドラ全体の集合において考えてみます。 【19牌ドラの一般論】 まず、ドラが19牌の時の、手組、立直、副露、押し引き、読み等に関する一般論を述べます。これらは、後に述べるドラが28牌、37牌、46牌、そしてドラが字牌の時も、同様に説明

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          とある大学生活の回想

          元奨励会員のS先輩との対局が既に10局は過ぎた、夜半の頃合いであったろうか。折り畳み式の古ぼけた将棋盤へ、更に湿り気を含ませるようなT先輩のシャワー音が、なかなか止んでくれなかった。 僕の田舎だったら、とっくに風呂場から摘まみ出されて、殴られていてすらおかしくないな、これだから都会のお嬢様は、などと、つい雑念に逃げ込んでしまうのが、この先輩との将棋の常だった。 名棋士を多数輩出してきた北海道出身のS先輩の将棋は、とにかく正統派だった。矢倉、厚み、駒得。詰みがあるのに詰まさ

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          とある大学生活の回想

          「ホンイツに対応する」とは、そもそも何をすることなのか考える

          前回のnoteはちょっと厳しく書きすぎたかな…と反省していたんですが、ガチ勢にはむしろ好評だったりもしました。 と、某鉄強天鳳民にお褒めの言葉を頂きました、ありです。彼はイケメンで、しかも昔からとても感じ良いんです。ちっ。 そういえば、あの最強麻雀ユーチューバーうに丸氏が、私のnoteにも関連した、序盤の読みについて動画をupされてたんで皆さん是非御視聴して頂きたい。 ところで、依然も書いたんですが、麻雀コンテンツ本当に増えましたよね。どれを見るべきか、ある程度は絞らざ

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          Mリーグに学ぶ「鳴き」

          謹賀新年。今年も、皆様方の麻雀ライフに、幸多からんことを。 さて、昨年の12月の頭に、ゆくりなく始めてみた当noteですが、思いもよらぬほど好評を博しておりまして、特に直近の「羽生は何故勝てなくなったのか?」は、 という異常なヒットに。天鳳民、麻雀プロ、将棋勢等々から、こちらが気恥ずかしくなるほどに、お褒めの言葉も多数頂きました。一つだけ紹介すると、 ありです、木原プロのブロマガを皆さん是非購読しましょう! (しかし気楽にと言われても、一度上がったハードルは下げられな

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          羽生善治は何故勝てなくなったのか?

          (羽生に関する記述は全て無料です) ゆく年くる年。 直近のnoteの売上が、ユニクロのプレミアムダウンと御年玉ぐらいなら、有に賄えるほど好調でした。感謝感激雨嵐。これで年を越せます。新年も更に質を上げられるように頑張ります。 書くべき題材は無限にあるんだなと思いました。あとは書き手の力量とガッツ。 ところで、最近の麻雀界では、面白いnoteやブログや動画が増えましたよね。ざっと挙げると、うさぎさん、木原プロ、ぽんでらいおんさん、もりもりおにぎりさん、協会の堀プロ、さく

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