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Profile/あなたへの手紙

ごあいさつ

お目を留めていただき、ありがとうございます。
はじめまして。詩作家の  古屋利幸  と申します。

これまでの経歴的あしあとは、後述の「Profile」をご覧くださいませ。
まずは何より、「note」からの発信に込めた気持ちをお伝えしたく、
かような「ごあいさつ」を設けさせていただきました。

僕は、「コトバ」に救われて、生きてきました。
あるときは、耳に届いた「歌詞」として。
あるいは、目にした「物語や、その一節」として。
偶然出会った「つぶやき」として。
友からの「励まし」として。先人の「教え」として。
「コトバ」は、僕の傷を、そっと手当してくれました。
生きる力をくれました。希望をくれました。
その一方で、「コトバ」は、僕を傷つけもしました。
僕の心を閉ざし、ときには刃を抜かせ、「コトバの力」で、
人を傷つけてしまったことも、少なくありません。
僕は、「コトバ」の力を信じ、それゆえに、恐れてもいます。

「コトバ使い」を生業にして、四半世紀以上を生きてきました。
いえ、正確に言えば、生かされてきました。
そこで発信してきた僕の「コトバ」は、「僕のコトバ」ではありません。
コピーライターを務める際は、「広告主」や「消費者」のコトバです。
詩作家を務める際は、「自然のエネルギー」や「今を生きる人々」のコトバです。「あなたのコトバ」です。
僕自身は、「空っぽの器」であり、伝えるための「チューブ」。
アンテナの感度を高めて、正確に翻訳(言語化)すること、
それが僕の役割であると感じています。

2020年。
僕は、今こそ、「コトバ」が必要なのではないか、と強く思いました。
「自然の音」や「心の声」を言語化した「コトバ」が、
求められているのではないか。
これまでのささやかな活動を、一歩、踏み出し、
新しい波に乗せて、どこかで暮らす「あなた」に届けること。
それが、名も無き僕が、こうして生かされてきた意味なのかもしれない、と感じたのです。

あるときは、写真家との共著として。
詩集として。歌詞として。
朗読劇として。カフェのイメージソングとして。
とあるご一族の墓石の碑として。音楽家のツアープログラムとして。
僕が翻訳(言語化)したコトバは、発信されていきました。

「あなた」にとっては、
小さなバンソウコウくらいしか、役に立たないかもしれないけれど。
「note」という起点から発信される「コトバ」が、
「あなた」に届き、いつか「あなたのコトバ」として、
「あなた」を温め、その手をやさしく取って、次の一歩へ導いてくれる、
そんな追い風になってくれたら・・・・。
それが僕の「note」でのミッションです。

「note」から発信する「よわねこギャラリー」のコトバたちが、
あなたの扉に届きますように。

あなたとの出会いに感謝を込めて。
どうぞ、今日もご無事で。

2020年 7月
古屋利幸 拝

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Profile

詩作家、文筆・文案家/東京生まれ。出版社、広告代理店を経て、独立。95年、「神楽坂 夏風楽」を設立。コピーライター&ディレクターとして、商品広告や、企業・団体の販促、啓蒙ツール、VIなどを手がける。

東日本大震災の翌年、詩作家として活動をスタート。「今 ここを生きる」をテーマに、身近なエネルギーから放たれるメッセージの言語化を試み、作詞、朗読劇など、さまざまな手法で作品を発表。真言宗豊山派 金剛院(東京都)、椿大神社(三重県)、洞春寺(山口県)、興福寺(長崎県)など、祈りの場でも活動の機会をいただく。表現運動「ココロミ プロジェクト」に設立メンバーとして参加、サブリーダーを務め、全国12公演のツアーを行う(2017年)。

2016年より、さだまさし氏のコンサートツアーに、エディトリアル・スタッフとして参加。2022年まで、ツアープログラムのクリエイティブディレクター&エディターを務め、誌面用に散文詩等も創作。50周年記念となる2023年は、5種のパンフレットで、取材・文を担当。

著書  イベント情報  

オフィシャルサイト:https://www.yowaneco99.com/

(ポートレイト撮影:齊藤文護)





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