代名詞がtheyの私が留学してみて

2023年6月28日 13:13

こんにちは、ニュージーランド留学中のLuuです🐏‌

以前にnoteで私の性自認について投稿したこともありますが、

私は「男/女で自分の性を分けたくない」という思いから、’they’という代名詞を使っています。

Instagramでも自分の代名詞をthey/themで設定しています。

正直なところ、代名詞を使うこと自体がカミングアウトになりかねません。

相手にどう思われるんだろう、怖いな、と思うこともありました。

それもあって、Instagramの代名詞を自分の身体性に合わせてshe/theyにしてみたり、they/themにしてみたり、、コロコロ変えていました。

けど、留学する際、なんとなく「they/them」に設定してみたんですよね。

寮の申請をした時、フラットメイト(寮のメンバー)をLGBTQ+と選択したので、私のことをInstagramのプロフィールから軽く知ってもらえたらいいな〜というのが理由としてほんのりあったかと思います。

留学したての私が何人かの友達と話していた時、ある友達が私のことをsheと呼んだのに対して、私のInstagramを知っていた友達が「(私の名前)はtheyだよ」と言ってくれたんです。

でも、代名詞をtheyに設定すること=カミングアウト・怖いというマインドだった私は「代名詞とかそんなに気にしてないから大丈夫だよ！」と、友達の思い遣りを無下にしてしまったんです。グァ…後悔…。

そんな’they’に抵抗感があった私に転機が訪れたのは、ふとフラットメイトが私をtheyと呼んだ時でした。何故だか心地よく感じたんです。

私のフラットメイトが代名詞を尊重して会話していることを日頃から感じていたからかなと思います。

例えば、誰かが違った代名詞で相手を呼んでいた時に気負わない程度に訂正してみたり、代名詞がheの友達には代名詞に合わせた会話をしてみたり。そういった場を見てきたから、あの時心地よく感じられたのかなと思います。

私の性自認を尊重してくれる周りの人に恵まれているのもあって、前まではtheyと呼ばれることに耳が反応していましたが、今ではsheと呼ばれることに反応してしまいます笑

そんなこんなで、今でもthey/themをInstagramの代名詞にしています。

今でもカミングアウトになるかもと思うことはありますが、前に比べたら0に近いくらい気にならなくなりました。

私の中での代名詞に対する考えは自分に向けたものだけでなく、他者にも広がってきたように感じます。

フラットメイトの影響もあって、より一層友達の代名詞を正しく呼びたいなと思うようにもなりました。

とはいえ、最初は代名詞がtheyの人と話す時ややこしく感じました笑

’They are’じゃなく、’They is’。

頭に前者がインプットされているので、単数で話すことに違和感を感じたものです。

たまにネイティヴの人でも「theyって誰のこと言ってるの？1人しかいないけど...」みたいな反応する方もいます。

これは慣れなのかな〜と思っています。

ちょっと脇道に逸れますが…。

日本語において、「〇〇ちゃん」と呼ばれることがとても苦手です。‘女の子’であることを意識してしまい、嫌悪感を抱くことがしばしば。

でも「〇〇さん」だと距離が遠いしなぁと思ったり。

ニュートラルで距離感を感じさせない呼び方ってないのかな〜と思っている今日この頃です。

今月はプライドマンス。そして、7月14日は国際ノンバイナリーデー。

一緒に代名詞や敬称について考えてみませんか？

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