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大学院で感じた違和感

この前、ぼく、たくろうが書いた投稿で、「心理の大学院生はあまりジェンダーについて学ばない」ということを取り上げたと思います。


その投稿でも書いたのですが、授業によっては15回のうち1~0.5回分くらい、ジェンダーについて取り上げる回があります。


そして、つい先日、その1~0.5回が立て続けにあったので、そこでうまれたモヤモヤを今日は投稿しようと思います。



授業を受けての感想としては、「なんか傷つけられた気がする」という感じです。


講義は、二つの科目で行なわれました。


一つは先生が、もう一つはジェンダーやLGBTQIA+に関心があると話していた生徒による講義でした。


先生が行なってくれた講義は、「精神疾患」に関する講義の中で扱われました。

内容は、当たり障りない内容で、LGBTQIA+それぞれどういうことを意味しているのかや、SOGIの紹介、理解などには自治体や国ごとに差があるといった内容でした。


基本的にはなにもなかったのですが、


「性的マイノリティの方に出会ったとき自分がどのように感じたか、またいずれ出会ったときにどのような感情を抱きそうか、考えて話し合ってみましょう」


という題で話し合いを行ないました。


めっちゃ怖いなと思いながら、友達と話し始めました。


実際、話してみると


「今まであったことがないから分からない。実際あったら引いちゃうかも」


と言われました。


他にも、


「ゲイの人って自分を持ってる感じがして尊敬する」


と言っている人もいました。


そのまま、先生から特に何かを伝えられることもなく、その講義は終わりました。


その後、生徒が講義をする授業を聞きました。


この内容が、結構間違った知識みたいなのが多くて。

差別的な感じで、捉えられかねない発言も多くて。


例えば、「トランスジェンダーの人は、居たら目立つ」「レズは○○」など。


レッテルを貼る、誤解を招くだろうと感じさせる内容がとても多かったです。


その後、先生の解説もあったのですが、差別用語にふれることもなく、間違った部分も訂正されずに授業が終わりました。


若いから理解しているとかないし、みんな偏見や差別的な発言、間違った知識にすら気がつかないんです。


多くの人たちが、自分の近くにマイノリティとして悩んでいる人がいるということを知らないのだと、身をもって実感しました。


授業の時、どうすれば良かったのか全く分からなかったです。

なんて言えば、誤解を解くことができたのか、自分やそこにいたかもしれないマイノリティの人たちのモヤモヤをなくせたのか。


ただ、現状はこんなもんなんだと思います。


実際、『心理支援者のためのLGBTQ+ハンドブック』という本の中には、LGBTQ+のクライエントに対応しなければならない現状ではあるのに、適切な支援方法を知らないカウンセラーがほとんどであると書かれていました。


特に、学校という現場は、集団であるせいか、何かを学ぶ場所であるせいか、マイクロアグレッションにあふれている気がします。


制度や仕組みができてもそれが浸透するのには、時間がかかるとつくづく思います。


ある講義では、法律などは「マジョリティ向け」にできていると学びました。

だから、世界の仕組み上マイノリティの意見って反映されにくいんだと思います。


そんな現状があるからこそ、僕たちは声を上げていく意味があるんだと思います。


僕自身、まだまだ、時と場所を選びすぎてしまっている気がするけれど、自分のできる範囲で声を上げていきたいなと、改めて思いました。


以上、たくろうでした!!





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