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シェイクスピアの言葉「この世は舞台、人はみな役者だ」より、自分の役柄の数について考える

自分とは何とも謎に満ちた不思議な存在だなぁ、そんなことを日々思います。

誰よりも長く付き合ってきて、誰よりも分かっていると思っているはずの自分が、思いもよらぬ言動をしたりして、全く手に負えないときには、途方に暮れてしまいます。

そんな日もあれば、「私、こんなところあったんだ!いいね!」と新しい自分を発見して嬉しくなる日もあります。


摩訶不思議な存在の自分を知るきっかけをくれるのは、いつだって他者。そして、その相手の数だけ自分が存在することもまた、興味深いです。

心地よいと感じる人と一緒にいるときであっても、ひとりでいる時の自分ではない自分が登場します。

それから、Aさんと二人でいる時の自分と、AさんとBさんと三人でいる時の自分とではまた違うし、同じ人と再会したとしても、その日の気分や状況によってもまた変わってくるので、一体いくつの自分がいるんだろう?なんてことも思います。


こんなことを思ったのも、私はその時の属している組織によって、呼ばれ方が変わることが多いから。小学校、中学校、高校、大学、いくつか働いていた会社それぞれ、プライベートで出会った人も、その時のシチュエーションやグループによって呼ばれ方が違うのです。

そして、呼ばれ方の違いによって、無意識的にその場の空気に合わせ自分を変えていることに気づくと、あまりにも自然にやっていることにびっくりします。

また、どこかお店で接客してくれた人が小さな間違いをしたとき、私があまり怒っていないにも関わらず、何度も何度も丁寧に謝ってくれると、怒らなきゃいけないのかな?なんて気持ちにもなってきます。まるで、「怒る人」を演じないといけないような。


そんな時に思い出したのが、シェイクスピアの名言。

All the world's a stage,
And all the men and women merely players.
この世は舞台、人はみな役者だ


ほんまやー!

そして、ここから一歩進んで。
日々、厳密に言うなら、毎瞬ものごとは移り変わっていることを思うと、人生とは即興劇、即興演奏のようなもんだな、と思いました。

その時のバイブスを感じて、一緒にいる人と即興で舞台を創っていく、そんな感じなんじゃないかな?と。


そしたら、なるべく楽しく、なるべく幸せを感じるような、そんな舞台を創っていきたいなぁ。


「この世は舞台、人はみな役者だ」。みなさんはどう思いますか?

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このnoteでは、わたしから見える景色を綴っています。
読んでくださった方の心に止まり、また違う景色が広がったら嬉しいなと思います。

よかったら自己紹介を含めたこちらもご一読ください。
「わたしの景色」

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