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素敵な英語表現"After you(お先にどうぞ)"

英語には敬語がないと言われがちですが、日本語と同じ表現があまりないだけで、相手を思いやったり、尊重する表現は英語にもたくさんあります。

今日は私がいいな、と思う英語の表現についてです。


エレベーターやドア付近で出入りするとき、”After you”と言ったり、言われたりします。これは、”I will go after you”の省略形で、「お先にどうぞ」という意味です。言われた時にはスマートに”Thank you!”と応じようと心がけており、海外だと割と素直にできるのですが、日本だとちょっととまどったりもします。

なぜならば、言語はその土地の文化の一部なので、私はその土地に合わせた言語や、コミュニケーションを心がけようと思うため、相手を立てる文化の日本だと「お先にどうぞ」と言われたときの対応に、なかなか慣れていないからです。


先日銀座でエレベーターに乗っていた時のこと。操作ボタン付近に私がいて、もう一人外国人の年配の女性が一緒に乗っていました。1階に着いたので、「開」ボタンを押して先に通そうと思っていたのですが、1階に到着してすぐ先に”After you”と言われてしまいました...。

私が操作ボタンのそばにいるし、私の方が年下だし、ここは日本だし、おもてなしの心を…などが一瞬のうちに頭に巡り、”No no, after you”と、”After you”返しをしたのですが、その方も”No no, after you”と返してくださり...。

結局はお言葉に甘えて先に出ることにしました。お会計のレジ前の「ここは私が払うわ」「いえいえ、私が払うわよ」「いいのよ、私が」…。というよく見るシチュエーションになりそうだったので、1ターンで終わるようにしたのですが、ちょっとモヤモヤが残ったりもしました。

素直に応じた方がいいと思ったのですが、こんな時にはなかなか難しいな、と思いました。それでも、”Afte you”合戦は、ほっこりした暖かいやりとりがあったのでちょっと嬉しかったです。


それともうひとつ。”After you”に通じるかな、と思う英語表現は、会話の中で「私と、○○さんと、△△さんとの3人で…」のような説明をする時。英語では自分を必ず最後にします。”○○, △△ and me”というように”me”は最後にします。必ず。

日本語でも自分を最後にした方が美しいなと、この英語の表現を学んでから思ったのですが、日本語で言う時って、自分をまず最初にもってくる表現の方が一般的ですよね?なぜならば、私も自分を最初にもってくる表現に慣れていたので、何回も英語の先生に注意されたからです。アメリカ英語はカジュアルだからとか、そういうのは一切関係なくて、「meは最後でしょ」と何度言われたか...。

日本語も英語も相手を尊重する表現が多くあるので、これからもたくさん学んで身につけていきたいなと思います。


よかったら使ってみてくださいね!


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