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トランプと朝食を:ウクライナ侵攻で再燃した欧州のロシアエネルギー依存


ロシアのウクライナ侵攻に対し、欧州各国よる制裁措置の強化が求められている中で、欧州各国のロシア依存が浮き彫りとなっている。

例を挙げれば、ドイツにとってロシアは最大のエネルギー供給国であり、2020年のドイツの天然ガス輸入量の内55%以上はロシアからである。また、ドイツ経済輸出管理局によれば、2020年にドイツが輸入した原油の33.9%はロシア由来であり、石炭輸入量の48.5%もロシアに頼っている。

Statistaによれば、「2020年における欧州諸国のロシアからの天然ガス供給量シェア」は以下の通りである;

北マケドニア、ラトビア、エストニア、ブルガリア、スロバキア、クロアチア、ドイツ、イタリア、リトアニア、ポーランド、ハンガリー、スロベニア、フランス、
オランダ、ルーマニアなど、NATO加盟国がいかにエネルギーをロシアに依存しているかがわかる。

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