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海外メディアで気がついた東京のカフェ ONIBUS COFFEE

 1週間前のことですが、一つのニュースメールが目に留まりました。香港ポストの E-mail 版です。コロナ禍の前、香港へ旅行した頃に登録したニュースメールで、平日朝に届くメールを見て新しいお店が載っていれば次に香港へ旅行する時のためにメモに記録しておこう、くらいに考えていたものです。

 でも、この日の香港ポストメールにあったのはこんな内容でした。

「ONIBUS COFFEE」って、たしか東京にあるカフェではなかったっけ。そんな記憶がありました。香港メディアなのに東京のカフェが、それも台湾にオープンしたという話し。ONIBUS COFFEE はどこかのテレビ番組でも紹介していたような気がして、調べてみました。そうしたら、この情報が ONIBUS COFFEE のインスタグラムにもありました。

 ニュースメールは正しかったようです。4月末に ONIBUS COFFEE Taipei がオープンしていました。次に、台北の ONIBUS COFFEE がどこにあるのだろうと調べてみました。

 松山機場(空港)は台北の街の中にあります。コロナ禍になる前にこの空港を利用したことがあるのですが、空港ターミナルから川の対岸を見ると、マンションのような建物がいくつも建設されていたような記憶があります。そしてその近くにショッピングモールも作られ、ONIBUS COFFEE Taipei はその中にオープンしたということでした。


ちょっと MRT文湖線 について

 ちなみに、上の写真は MRT文湖線 松山機場駅の様子です。文湖線のこのあたりは空港を横切るように地下を通っており、この駅も地下駅です。

 写真の真ん中にあるのが MRT文湖線の車両です。松山機場駅から台北市中心方向へ2駅の南京復興駅から自分が乗っていた車両を撮ったものです。東京の ゆりかもめ のようなゴムタイヤ式の小さい車両でした。台湾は鉄道も自動車も日本とは逆の右側通行なので、この車両は駅から遠ざかっています。なお、ONIBUS COFFEE Taipei の最寄り駅である劍南路駅(Jiannan Road)は松山機場駅から反対方向へ2駅です。

(写真はどちらも新型コロナウイルス拡大直前の2020年1月上旬)




ONIBUS COFFEE 八雲店

 ONIBUS COFFEE のことが気になりましたが、台湾にすぐ行くというわけにはいきません。東京のカフェに来てみました。ウェブサイトのお店リスト先頭にある八雲店は駒沢通り沿いでした。これまで入ったことはなかったのですが、車でお店の前を何度も通っていました。壁から出ている煙突とお店の前にある自転車を停めておく置き物が印象的で覚えています。自転車置きの前にあるガラスの先にはサイズの違う大きな機械が2台ありました。煙突もあるということはロースターの機械のようです。


 ロースターの隣にお店がありました。入り口すぐにカウンターがあるので、窓ガラス横のイートインスペースだけかと思ったのですが、奥にもテーブルが置かれていました。

 数席空いていたので、試してみることに。初めての ONIBUS COFFEE です。コーヒーは本日のホットコーヒー。この日はエチオピアでした。それにバナナブレッドは、店員さんがエスプレッソバターをトッピングすることを勧めてくれたので、そうしてみました。正解でした。このバターでパンがしっとりとした食感になり、コーヒーの香りも口の中に広がっておいしかったです。コーヒーはここ八雲店で焙煎しているとして、ブレッドはどうなのかを聞いてみました。この近くのケーキ屋さんやパン屋さんがあれば紹介してもらえるだろうという期待もあったのですが、実は自由が丘店で作っているということでした。


ONIBUS COFFEE 自由が丘店

 ということで、別の日に ONIBUS COFFEE 自由が丘店へ来てみました。すぐには見つからずマップアプリで探してみると通り過ぎていました。アプリを見ながら探すと緑で囲われた低層マンションのようなビルの1階でした。

 それに、この時は店頭に野菜が並べてあってカフェとは気つかず通り過ぎてしまったようです。

 よく見れば、ONIBUS COFFEE のマークがあります。昼食後のコーヒーのつもりで入ってみました。

 アイスコーヒーを聞いてみたところ、水出しコーヒーがあるということだったので注文しました。私の席はカウンター近くで、そこにはケーキが並べられていました。店員さんのおすすめはオペラで、それも注文。コーヒーはここでもエチオピアで軽い酸味があり、チョコレートがかかったオペラケーキのほろ苦い甘さとの組み合わせがちょうどいい。

 店頭の野菜は月に1回、東久留米市にある野菜農家の奈良山園さんがここで販売しているものでした。最初に見たのはあらかじめ会員として登録している人たちのための野菜セットでした。それ以外にも並べられていて、そちらは誰でもその場で購入できるということでした。
 野菜農家の方は ONIBUS COFFEE から コーヒーかす を回収し堆肥として利用しているそうです。環境への負荷を軽減する食循環の活動の一環で、活動の紹介も兼ねてここでも販売しているということでした。本当に偶然の出会いでした。


ONIBUS COFFEE 中目黒店

 さらに別の日の朝、中目黒近くまで来た時に ONIBUS COFFEE 中目黒店へ寄ってみました。びっくりしたのは外国から旅行に来たような人たちが並んでいることです。この写真の外側にも並ぼうかどうしようかと迷っているグループがいます。ここはあきらめて、外から眺めるだけにしました。
 駅の近くにはスターバックスもあるのに、ここまで来ているということは、海外では有名ということなのでしょうか。


アクセス

自由が丘店は実感として東急自由が丘駅北口から徒歩5分程度。
中目黒店は東急中目黒駅から徒歩2分程度だと思います。中目黒駅の山手通りとは反対側の改札から出て、高層ビルのGTタワーと東横線の間の通路を進み、突き当たりでやや左側(東側)の路地に入ると小さな公園の手前に中目黒店があります。
八雲店は距離では東急都立大学駅が近そうですが、歩くとかなり大変です。JR恵比寿駅西口ロータリーから用賀駅行きの東急バス(恵32系)に乗り、「柿の木坂交番」のバス停で降りて、バス進行方向へ進むのが便利だと思います。地図の赤い三角マークがバス停の目印だと思ってください。


 いまのところ、しばらく海外旅行の予定はありませんが、次に台北へ行くことがあれば、帰りの便も松山機場(空港)にして、空港近くのパイナップルケーキ店「微熱山丘(サニーヒルズ)」へ行く前に ONIBUS COFFEE Taipei に寄るのもいいかなと考えています。そう思いを巡らせているとワクワクしてきました。

(2023年5月) 

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