水曜日の俳句7
真夜中のあやめはだらしなく開く
肥大する陽炎縮小する私
見上げることもなくなつた夏の空
かなかなや最後の海に沈む父
ヒトの知る限りの蝉の物語
過去の俳句です。元気がない様子のものが多い。
暑いと元気な句を作れない。振り返ってみたら、
夏の句は、だいたいだるそうなのばかりでした。
そして、
ネガティブが得意そうな風を吹かせられるのは、
本当はネガティブじゃないからだと思うのよね。
あら、なんだか正しそうな道理!
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