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#62 ◆ 自分の生き方に価値を感じられているか?(拝啓、マイコーチへ)

どうも、お久しぶりです!
対話師の保田です!

4月10日にこのようなnote記事を上げました。
今日はその続編をアウトプットしていきます。

正直誰かに届けるというよりは、18日間noteをはじめ仕事以外のすべての生産的な活動をストップしたことによるここまでの気づき・感想をつらつらと記録するせきららすぎる日記です。

とはいえ伝える相手がいた方が書きやすいので、僕の活動を陰で見守ってくれている(かもしれない)マイコーチに向けて書いてみたいと思います。

たった18日間で世界は何も変わらないかもしれませんが、僕の中では生き方を根底から見直すほどの大きなインパクトがありましたのでその記録としてご覧いただければ幸いです!

◆生きてる感覚を取り戻した

まずは約60日間続けてきたnote更新を18日間ストップしてみた今の感覚は、

「あぁ、生きてる」です。

60日間続けてきたnote投稿や、かれこれ5年ぐらい向き合ってきたやりたいことへのチャレンジに充てる時間をすべて手放して得られた感覚です。

これまでの自分では考えられないレベルで物理的余裕を確保したことにより、今までの生き方がだいぶすさんでいたことに気づいたということです。

まだまだ一時の感情である可能性もありますが、少なくとも34年間生きてきて今が最も幸せだと感じています。

住む家も、仕事の内容も、付き合う人間も変化はしていません。
この18日間で事象の捉え方が変化したのです。

◆そもそも休んだきっかけ


こちらの記事で書いた内容なので要約すると、、、家族を蔑ろにしながら仕事や起業に向けたチャレンジに奔走している自分に違和感を感じたからです。

そんな違和感から、
何のために働いているのか?
何のために自分でビジネスをしていきたいのか?

人の自己実現をサポートしたい!と意気込んでいながら、自分自身が超ド級の自己実現迷子になってしまっていたのです。

◆休んでみてすぐに気づいたはたらく理由


何のためにはたらいているか?

全てのインプットやアウトプットを手放してみて、その答えは思いの外早く気づくことができました。

その答えとは「家族との夕食時間に集中すること」です。

単純で当たり前のことのように感じられているかもしれませんが、

20代後半からキャリアに悩み始め、会社に居続けることに疑問を持ち始めた約5年前から・・・

少しずつ一家全員が唯一集まる夕食時間に意識をフォーカスすることができなくなっていたのです。

何者かになる為に、インプットしなければ…
インプットだけではダメだからアウトプットしなければ…
自己実現をサポートするなら自分自身は足を止めてはならない…

そんな声に従って、来る日も来る日も将来に繋がりそうな生産的(だと思われる)活動に明け暮れました。

効率化しよう、無駄を排除しよう、、、、

その過程でいつの間にか僕の人生から「純粋な家族時間」は無くなってしまっていたのです。

気づいたタイミングでのコーチとのセッション


セッション当時の気持ちは、「今何か大事なものを掴みかけている」「起業というよりは、この掴みかけたものをしっかり自分のものにしたい」という心境でした。

それでもセッション中に頂いた「生き方を売っていくこと」に関するレクチャーや、

ド直球で頂いた「自分ん生き方に価値を感じられているか?」という問い掛けにより、今の自分が取り組むべきアクションが明確になりました。

ここ5年間失っていた感覚、、、
一見生産的ではない(ように感じる)「家族との何でもない食事や会話」を楽しめるほどの心の余裕を取り戻すのが今の自分にとって最も必要なアクションだ!

これがあのセッションを経て僕が最終的に辿り着いた結論です。

特に「自分の生き方に価値を感じられているか?」という問い掛けは僕にとって効果は絶大でした、

「ここを即答できないようでは対話を売っていくことなんてできない」と心底考えるきっかけとなりました^^

気づきと行動の溝を埋める


だいぶ長くなってきたので一旦ここまでをまとめます。
起業に向けた活動をストップしてみて気がついたことは以下の通りです。

▪️今の自分には家族時間を楽しむだけの心の余裕がないということ。

▪️そしてそんな自分の生き方に価値を感じら得ていないということ。

また同時に自分の生き方を売っていく為にはこの気づきを気づきで終わらせることは決してしてはならない

ということにも気づくことができました。

ここで「休んでみて大事なものはわかった」「じゃあ、自分のビジネスを作る活動に戻ろう」になってしまっては気づきと行動の溝は埋まらない。

せっかくの気づきが気づきのままになってしまうと感じたのです。

自分の生き方に価値を見出す為には、違和感に向き合った上で現実に落とし込む生き方をしていきたい!そんな生き様に自分自身で誇りを持てるように。

ということでここから、休んでみて気がついた課題を解消する現実的なアクションを実行するフェーズに移行しました。

「自分の生き方に価値があると感じられているか?」という問いにYESと答える為に!

まずやってみたこと


上記決意を固めた上で取り組んだのは、まず思考停止で「仕事以外の生産活動」≒「インプットもアウトプットをしない」を続けることです。

実際ここ数年間いわゆる起業や自己実現をプライベートと切り離して考えてきたので、無駄を省いて生産的に、戦略的に生きることが無意識の中で正義になっていたのです。

つまり「心の余裕が大事」だと気がついた所で、

・全然インプットしていない自分やばい

・全然アウトプットしていない自分やばい

そして最初は家族時間を純粋に楽しむことに新鮮さを感じていたのに数日続けると真新しさは消えて、やはり無駄なのではと思いはじめる…

そんな心の葛藤と向き合うことになりました。

もう限界!インプットしてみよう


結局元の鞘に戻りそうな自分、、、停滞する自分自身に嫌気がさした僕は、別視点を求めてインプットだけ再開させてみることにしました。

結果としてこれが大正解で、僕の視点を180度変える情報に出会うことができたのです。

それが「今日、誰のために生きる?」という書籍との出会いです。

とあるアフリカの小さな部族でアートを学んだSHOGENさんという日本人男性が、その村で学んだ今の日本人が思い出すべき考え方を記した書籍です。

要約すると、自分を満たせていない人が他人を満たそうとするから問題が生じる。心の余裕が何をするにおいても起点である。
そんな内容でした。

特に印象に残っているのがこの村の掟や村人の発言であり、直接書籍から引用すると例えば以下のような内容です。

「ご飯が食べられることに、幸せを感じられるか、ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか、抱きしめられたら、温かいと感じられる心があるか。この3つがあなたの中にあるんだったら、村においで」

SHOGEN✕ひすいこたろう著  「今日、誰のために生きる?」より


自分がここ5年間の内に無意識に身につけてしまった生産的な思考習慣の根深さに絶望したタイミングでこの書籍と出会ったことによって、今自分が抱えている課題。

今まで散々蔑ろにしてきた日常を丁寧に生きることの大切さを思い出させてくれたのです。

インプットした情報をもとに行動に移してみた


ご飯を食べる幸せを感じるために、スマホやアニメを見ながらご飯を食べることをやめ、美味しいとかんじたら、「美味しい」と口に出し、家族とその喜びを分かち合う。

嫁さんがパートから帰ってくる時間を見計らって、笑顔で「おかえり」「お疲れ様」と伝えてみる。

夜寝る前に子供を抱きしめ、お互いの暖かさを感じ、「おやすみ」と伝えてみる。

仕事で煮詰まりを感じたら、どんな時でも外に出て空を見上げてみる。

※「余裕が無くなったら空を見上げる」も書籍にでてきたアクションの一つ

上記をはじめとする書籍から学んだアクションをいくつも実践した結果、何もない日常が少しずつ楽しめるようになっていきました。

自分が恵まれた環境にいること、幸せな存在であることに気づけるようになっていったのです。

ここまで取り組んでみてようやく「気づき」と「行動」の溝を少しだけ埋められた感覚を得ることができました。

自分の生き方に価値を感じるか?という問いにYESと答えるための活動を通じて


結論をお伝えすると「自分の生き方に価値を感じるか?」という問い掛けにYESと答える為の活動を通じて明らかに幸福度が増しました。

恥ずかしながら34年間生きてきて初めて得る感覚です。

そして感覚だけでなく、目にみえる変化も起こりました。

まず現職でクライアントさんと本音で向き合うことへの迷いがなくなりました。

自身が感じていた最大の違和感(家族を蔑ろにしている気がする)に対して全力で向き合い、変化が感じられるぐらい行動してみたことにより、クライアントさんに対して今まで以上に本音で向き合うことに抵抗がなくなりました。

きっと「自分の生き方に価値がある」と感じるためには、「自分の本音と向き合う」「違和感を無視しないこと」と気づきを気づきで終わらせないために「現実とも向き合う」という今回体験してきた両側面の重要性を体感したためだと思います。

また今までだったら絶対にキレていた子供の言動に対しても、一歩引いて話を聞くことができるようにもなりましたし、少し退屈に感じていた犬の散歩が楽しくなりました。

いままでどれだけ自分の心に余裕がなかったのかが身に沁みます。

嫁さんからも嬉しいフィードバックが


これは口にするのも若干はばかられるのですが、26歳で結婚してからそれなりの年月が経つ中で、徐々に一緒に生活することで感じる充実感が減ってきていました。

夫婦関係をよくするための努力をせずに、家族の未来のためだと言いながら自分の自己実現に注力してきたので当然と言えば当然です。

嫁さんが僕を思う気持ちも、僕が嫁さんを思う気持ちも自然と薄れそれがなんとも言えない家庭の停滞感を生んでいたのだと思います。

そんな嫁さんに、このnoteに書いてあるような最近あった僕の心境変化を伝えてみると、

「最近歩くスピードを合わせてくれるね」
「なんかちょいちょいレディーファーストになったよね」
「物を置きっぱなしにしても多めにみてくれるようになったよね」

そんなフィードバックをもらうことができたのです。笑

思い返せば心当たりしかないのですが、
歩幅も合わせられないほど遠くを見ていたのでしょうし、レディーファーストする場面に気づけないほど別のことで頭がいっぱいになっていたのでしょう^^;

大切な家族が敵になっていた

ここまで書いてみて気がつくのが、家庭と自己実現を勝手に区別し将来のことばかり気を取られ、心に余裕が持てていなかったことで無意識に大切な家族が僕の心の中で行く道を邪魔する「敵」になっていたのだと思います。

インプットで忙しいから食事はスピーディーに済ませる。
アウトプットで忙しいから子供から誘われた遊びを断り続ける。

独身時代の自分や、子育ての終わった夫婦からすると思わず憧れてしまうような家族4人の食卓も、子供との遊びも、犬の散歩も、、、、全てが自己実現をする上での「障壁」になっていたのです。

これが今回僕がいわゆる生産的な活動を全て手放してみて気がついた「大事なこと」なのです。

現在の心境

冒頭からお伝えしているように今、結構幸福度高いです。

もちろん舐めたこと言っているとまたどん底に突き落とされるのがセオリーなのですが、それを差し置いてもだいぶ地に足がついた感覚があります。

もちろん今まで気持ちが乗っていなかった訳ではありませんが、本当の意味でこの満たされた感覚を届けたい。

劣等感を補う為のgiveではなく、幸福を拡散する為にgiveがしたいと感じています。

そして今自分がやりたいgiveの内容もすでに決まっています。

かねてから話しているようにゆくゆくは「対話を仕事にしたい人」をサポートしていきたいと思っていますが、

今はシンプルに僕の人生において素晴らしい気づきを与えてくれた「対話」の素晴らしさを広める活動をしたいと思っています。

これからやること

これからやらないこと、やることについて現状の考えをシェアさせてください!

〈やらないこと〉

①noteやSNSの毎日更新すること
もちろんシェアしたいことができたり、時間ができた時は気まぐれで更新しますが、毎日更新という縛りは今後も外して取り組みます!
やっと感じられるようになった家族時間の喜びを感じることを優先にしていきたいと思っています^^

②ビジネスのことを考えること
今はとにかく感覚的に「やりたいことに突き進む」が吉だと踏みました!論理的に戦略を組み立てていくのはもう少し後です。
一旦ビジネスという視点をはずして、シンプルに対話というコミュニケーションの価値や自分を満たすことの価値について実践・探究していくことにします!

〈やること〉

①100人対話
すっごいベタなアイデアですが、対話や視点を変えてみることの価値を伝える為に100人と対話しようと思います。やり方は分かりませんが、時間をかけてでもやりきりたいと思います!

②小さく会をひらく
今回「自分を満たすこと」「余裕を持つこと」の大切さが身に沁みて体感できたので、書籍「今日、誰のために生きる?」についてディスカッションする会(仮)とかで小さく会を開いてみようと思います!

③YouTubeへのコメント
とはいえビジネスに関して全くノータッチは感が鈍るので、YouTubeで学ばせて頂きます!より自分事で捉えたいのでコメント欄を活用してアウトプットしていきます!!

最後に

もしここまで読んでくださった方がいたのなら、、、ぜひ僕と対話をしましょう。テーマはなんでも良いです。ここまで読んでくれたあなたとはきっと気が合うので😌

こちらの画像タップでLINEに繋がります!直接メッセージください!

「100人対話」や「小さな会」の企画はまだこれから考えますが、今回このnoteを発行することで本当の意味で自己実現をするスタート地点に立てた気分です。

三歩進んで二歩下がるのが人生なので、今の幸せにもやがて慣れてしまう日がくるかもしれませんが、その時はまたその停滞感に向き合っていくだけです。

さて、そろそろ良い時間なので夕食の準備を始めますか!




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