『観光だけが旅行じゃない!』現役大学生の香川旅行記
今回はインターン生の山本がお送りします!
皆さんは2023年の夏をどのように過ごしましたか?
私は大学生最後の夏休みということもあって、香川に旅行に行ってきました!日常から少し離れ、羽を伸ばすことができたので、とても楽しい旅行でした。
ただその話を大学の友人やリチカ社内でお話すると驚かれたんです。
「旅行って観光するものでしょ……?」って笑
そうなんです。私、香川に行ったにも関わらず、観光は一切していないんですよ。
もちろん、香川にはたくさんの観光地があります。栗林公園、エンジェルロード、父母ヶ浜、金刀比羅宮、二十四の瞳映画村、小豆島オリーブ園などなど、ざっと思いつくだけでこんなにたくさん!
私はこれらの観光地には一切行かずに帰って来ました。でも今後忘れられない旅行になるくらい楽しかったんです(本当ですよ?)
そこで今回は、【観光だけが旅行じゃない!】と題して、私の香川旅行記を紹介します。「最近の若者はこういう旅もするんだよ!」ということをお伝えできればと思いますので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。
私は塾講師をしているのですが、土曜日の塾終わり、そこの同僚である親友のT君との雑談からこの旅行は始まります。
山本「いやー、今週もお疲れ」
T「お疲れー」
山本「夏休みもうちょういで終わってまうけど、結局何もしてへんわ笑」
T「ほんまにな笑 なんか就活終わったと思ったら卒論まみれで、そんな元気ないわ」
山本「まじでそう。でも日常忘れてリフレッシュしたい気持ちもあるんよ」
そうして2人でうんうんとうなずいていると、講師控室におみやげが置いてあったのを見つけました。
山本「お、美味そう。これどこのお菓子なんやろ」
T「たしか香川ちゃうかったっけ?これ置いてくれてた講師の出身がたしか香川やった気がする」
山本「へえー、香川ねえ」
T「香川ええとこみたいやな。あ、じゃあさ2人で香川行かん?」
山本「いいね!行こか!いつ空いてる?」
T「それがさ明日明後日しか空いてへんのよ笑 そこ逃したらもう大学始まってまうし、しょーみこれがラストチャンスちゃう?」
という風に、突然決まった香川旅行。
もちろんどこに行くかなど決める時間があるはずもなく、あっという間(時間にして12時間笑)に旅行当日になったのでした……。
朝9時に京都駅に集合した山本一行、眠たい目をこすりながら岡山行の新幹線に乗ることに成功し、ほっと一息。
新幹線って改めて考えてみるとすごいですよね。東京-大阪間をたったの2時間半で移動できてしまうのですから、時間距離の常識が覆されてしまいます。
歩いて移動していた江戸時代では、東京-大阪間は14日間かかったそうですよ。
江戸時代の人たちからしたら、14日間かかった移動が2時間半で終わってしまうなんて、想像もしなかったでしょうね。
今は14時間近くかかる日本-ヨーロッパの移動も、いつかそんな風に日帰りで行けるようになるのかな……やっぱり想像できませんね笑
なんてことを考えていたらあっという間に岡山に着きました。
はやく香川に行きたかった我々は、岡山で途中下車することなく、そのままマリンライナーという岡山と高松を結んでいる電車に飛び乗りました。
このマリンライナー、景色がとても良いとの噂を聞いていたので、乗ってみたのですが、正直想像以上でびっくりしました笑
なんと電車で瀬戸大橋を渡るのです……!
横を見たら瀬戸内海に浮かぶ島々と広大な海!
川を横切る電車には何度も乗ったことがあるのですが(阪急だと淀川を横切りますよね)、海を電車で渡ったことがなかったので、とても感動しました。
かなり高い位置を走っているようで、少し怖かったのですが、この高さでしか味わえない贅沢な眺めにビールもすすみます。
海で少し休憩し、体力も回復したところで、高松一の繁華街・瓦町に移動しました。
瓦町周辺は、とても大きいアーケード商店街が広がっています。天井がとても高く、横幅も広いため、商店街とは思えない程の解放感です。
ちなみにこの瓦町周辺に広がる商店街は、長さが日本一だそうです!ただアーケード商店街単体の長さになると、大阪の天神橋筋商店街が日本一だそうですよ!
(天神橋筋商店街にはよく行くのですが、こちらは高松のものに比べると横幅が狭く、the商店街という雰囲気で、それはそれで違った良さがあります!)
瓦町を1時間ほどぶらぶらしていると、お腹がすいてきたので近くの居酒屋に入りました。そこで香川名物だという骨付き鳥を食べたのですが、これが本当にビールとよく合う笑
鳥本来の旨味がたっぷりの油で包まれ、よりジューシーに。そして後からくるコショウのピリッとした辛さに、もうビールジョッキが手から離れません。
骨付き鳥でビールをペロッと3杯完飲し、次に飲むお酒を考えていると、メニュー表に日本酒の文字が。
私のちょっとした趣味として、旅行先でその土地の地酒を飲むというものがあるのですが、今回も例に漏れず、香川の地酒を飲んでみることに。
店員さんにおすすめを聞いてみると、どうやら「金陵」という日本酒がおすすめらしいです。
店員さんの言う通り、その金陵を頼んでみたのですが、これが骨付き鳥に負けず劣らずまあ美味しい。口に含んだ瞬間、清水を思わせるさらっとした口当たりに、舌の奥で香る米本来の甘味が!喉に通してもアルコールの嫌なもわもわ感がまったくない……!
自分がこれまで飲んできた日本酒の常識を覆されるような一杯でした。(自宅でも飲めるように、買って帰りました笑)
こうして高松散策を堪能した後は、ホテルへチェックインし、あとはぐっすり眠るだけ。
当日に急いでじゃらんで予約したため、どのようなホテルかほとんど確認しておらず、少し心配ではあったのですが、実際に行ってみるととても綺麗なホテルでした……!(高松駅前で一際目立つほどの高さでしたので、調べてみるとなんと梅田のHEP FIVEとほとんど同じ高さでした!)
Tはこのホテルの綺麗さに終始うきうき、チェックインを済ませるやいなや、私を置き去りにし先に部屋に行ってしまいました。少し遅れて私も部屋に到着したのですが、そこには呆然と佇むTの姿が。
山本「どしたん?部屋もめっちゃ綺麗やん」
T「いや……ベッド1つしかないねんけど……」
見てみるとセミダブル程の大きさのベッドに枕が2つ。急ぎすぎていてベッドの数を確認せずに予約してしまっていたのでした笑
山本「ほんまや、ごめんごめん笑 まあええやん」
T「うん……」
そこから寝るまで、気のせいだとは思うのですが、Tのテンションが低くなったような気がします笑
ここで言い訳をさせていただくと、ホテルを予約するときに、
・駅からの立地
・値段(2人で1万円以内)
・良い口コミが多いか
という3つを重要視しすぎて、ベッドの数まで気が回らなかったのです……笑
皆さんはホテルを予約する時に何を重要視しますか?
そんなプチトラブルがありつつも、コンビニで買ってきた缶チューハイをホテルで飲み干し、日付も回ったころでしたので、お互いベッドに入り眠りにつくまで語りつくしました。
山本「Tは大学卒業した後のこと不安じゃないん?」
T「不安じゃないことはないけどな。特に俺は営業職やからしっかり結果残せるかどうか分からんし。まあ何とかなるんちゃう?」
山本「そんなもんか……」
T「何?なんか不安なことでもあるん?」
山本「いや、別にこれといって不安なことがあるわけじゃないねんけど、漠然と将来が不安やねんな」
T「そんな先のことまで考えんでもええやろ笑 どうにかなるって」
私は夜中になると将来のことを考えすぎて悲観的になってしまうことがあるのですが、Tはその逆でとても楽観的な人間です。
このように自分が悲観的になった時に、何の根拠もなく励ましてくれるTと一緒にいると、自分の不安がすっと薄まる気がします。今回の旅行もTの楽観さがなければ実現していなかったですし、彼に色々救われているな、と実感した旅行でもありました。
まとめ
このような形で終了した香川旅行、こうして振り返ってみると観光地には一切行っていないですね笑
ただ冒頭でもお伝えした通り、この旅行は自分にとって忘れられないものとなりました。
私が、旅行で観光地を回ろうとすると、「ここも回りたい!」「あの写真も撮りたい!」と時間や移動に追われ、何気ない風景や同行者とのコミュニケーションが後回しになってしまうんですよ。(とはいっても観光地を周る旅行も大好きですよ!)
しかし、今回のようにゆったりとした時間の流れの中で、何にも追われない旅行は、自分に様々なことを考えるきっかけや、友人のありがたさを再確認するきっかけを与えてくれました。
忙しなく過ぎていく日常は、のんびりと思考を巡らすには余白がなさすぎるんですよね。
充実感はあるものの、目の前のすべきことや時間に追われ、思考の濃度が薄くなってきてしまう。これは私個人の感想なのですが、何も考えていないようでぼんやりと思考を巡らす時間にこそ、人の養分は蓄えられる気がします。
今回の旅行でぼんやりしていた時間が、案外将来良い風に作用するのかな、なんて思ったり!
みなさんは、どのような旅行がお好きですか?
日常から離れるために、たまには、「なにもしない」という旅行もしてみてはいかがでしょうか!
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それでは次回もお楽しみに!
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