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さて、山本太郎は、どこから出馬するのかな?

衆院選の日程が19日公示、31日投開票で固まり、野党共闘による小選挙区の候補者一本化の作業が急ピッチで進んでいる。共闘に同意したれいわ新選組の山本太郎代表(46)は、いまだにどの選挙区から立候補するか明かしていないが、2019年の参院選では落選しただけに、今回の衆院選には「とにかく当選第一」という方針で臨む。

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野党間で候補者の一本化が進む中、立憲民主党の候補者が擁立していない選挙区は限られてくる。東日本の場合、れいわの票が集まるのは東京選挙区だが、25選挙区中、立民候補者がいない空白区は5つしかない。自民党の萩生田光一経産相の地盤である東京24区や、IR汚職事件で公判中の秋元司衆院議員の東京15区などが、以前からウワサされている。

 西日本となれば、山本氏と相性がいいのは大阪だ。昨年行われた大阪都構想の住民投票で、山本氏は維新の会と真っ向から対立し、府内を連日回って否決の原動力となった。大阪も19選挙区中、立民不在の空白区は5つある。

 れいわは既に3人の候補を大阪に擁立しているが、維新の馬場伸幸幹事長の大阪17区や足立康史衆院議員の大阪9区などがまだ空いており、比例票の掘り起こしもかねて、大将自らが出陣する可能性もある。

 一方で、山本氏は国民民主党の前原誠司衆院議員の地盤である京都2区に、マジシャンの中辰哉氏を刺客に立てた。山本氏は先月、京都で行った街頭演説で「前原さんを引きずりおろす。デフレ脱却できない原因をつくった人。新自由主義で維新との親和性が高い。そことの対決は避けられない」とケンカを売っている。

 中氏を比例で優遇し、山本氏自らが立つ可能性も浮上している。ほかにも出身の兵庫県では、自民党の西村康稔前経再相の地盤の兵庫8区が空白区になっている。

 小池百合子東京都知事の影がチラつく、「ファーストの会」が参戦し、東京では一定の支持を得ることが予想され、さらに情勢を見極める必要が出てくる。山本氏が〝必勝態勢〟で臨む選挙区を発表する日は、今回も公示直前の〝後出ししジャンケン〟となりそうだ。


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