見出し画像

【自衛隊】🎮潜水艦に、「ニンテンドースイッチ」は必要か?

第二次世界大戦のアメリカの戦艦には、船内に「コカコーラの工場」が設置されていて、いつでも出来立ての冷たいコーラが飲めた。一番位の低い新兵で飲むことができた。

対して、大日本帝國海軍の戦艦には・・・戦艦大和に「ラムネ製造機」があったという話は聴いたことがあるが、上官でないと飲めなかったのではないかしら。

あれから、70年以上。

日本の海上自衛隊の潜水艦に、「ニンテンドー・スイッチ」を積むべきかどうかが、問題になっているという。

PS5でないところがオモシロイ。
スイッチライトのほうがいいのでは?


(略)自衛隊関係者らの耳目を引いたのが、複数のメディアが報じた、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の供与問題だ。

なぜかといえば、潜水艦は、非番の時間帯の過ごし方が難しい職場の代表格だからだ。

海上自衛隊が保有するディーゼル電気推進型の潜水艦は米国の原子力潜水艦に比べるとサイズが一回り小さい。

海上自衛隊ホームページによれば、「たいげい」型潜水艦は「長さ84メートル、全幅9,1メートル、深さ10.4メートル」だ。

ここに乗員約70人が乗り込む。

もちろん、人だけではなく、エンジンや魚雷など様々な装備も搭載されている。

実際に乗艦した経験を持つ軍事ジャーナリストの柿谷哲也氏によれば、「たいげい」型潜水艦の場合、曹士が使う3段ベッドの1段のサイズは、高さ約60センチ、幅約50センチ、長さ約180センチしかない。

トイレは若干広くなったと言われているが、「若い体格の良い隊員が座ると膝がドアにつかえてしまう」(元海自幹部)と言われるほどの狭さだ。

しかも、通常動力型とはいえ、数週間単位で海に潜りっぱなしになることもよくあるようだ。

水上艦なら、「デッキをジョギング」も可能だし、米軍の大型原潜の場合はトレーニングルームも備えていると言われる。

でも、海自の潜水艦はそういうわけにはいかない。

そもそも、水も貴重品で「シャワー室の使用は平均3日に一度」(柿谷氏)という状況で、簡単に汗など流せない。

海自は今春から、艦船の乗組員が遠洋航海中も私物のスマートフォンを使えるよう、米スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」の運用試験を始めた。

だが、海中に潜っている潜水艦の乗員は利用できない。

そもそも、ずっと潜りっぱなしだから、今が昼なのか夜なのかわからなくなる。

潜水艦では日没から日の出までを赤色灯(赤灯)、昼間の時間帯を白色灯(白灯)に切り替え、体のリズムを壊さないように配慮している。

そんな状況だからこそ、非番の時にリフレッシュできないと、当直の時に集中力を欠いた状態になりかねない。

このため、乗員は様々な努力を重ねて来た。

複数の海自関係者に聞くと、昔はトランプが、人気があったという。

潜水艦だから大声は出せない。ひそかに非番の仲間同士でカードをめくる。

文庫本も持ち込むが、スペースが狭いから限界がある。

ビデオは人気だという。音が漏れないよう、イヤホンの挿入口をたくさん作り、仲間同士で小さい画面を食い入るように見つめ合う。

そんな状況だから、「ニンテンドースイッチがあれば、きっと喜ばれるだろう」と海自元幹部の一人は言う。

もちろん、潜水艦に「情報通信機器」の持ち込みはご法度だから、情報通信ができないにしても、「もし、データ取り込み機能などがついていたら、それも外して」という前提がつくかもしれない。

それでも、「企業からではなくて、自衛隊の予算で買ってやってもいいくらいだ」(同)。

防衛省・自衛隊を巡る不祥事による大量処分によって、自衛隊のイメージが傷ついたことは間違いない。

ただでさえ、厳しい労働環境の潜水艦を希望する人も、更に減ることにならないか。

柿谷氏は「米海軍からも一目置かれるほど高い技術を持つ日本の潜水艦乗員です。

それだけに、これから自衛官を目指す若者の模範となってほしいと思います」と語った。


むかし、ゲームボーイアドバンスが世界中で売れていたころ、アメリカやヨーロッパで先行発売されていた「アドバンス・ウォーズ」を買って戦艦や潜水艦に持ち込んで遊ぶ海外の兵隊の姿が話題になったが。
日本は遅れているなあ。

日本では、かなり遅れて発売された。ちなみに「スイッチ版」も海外では発売中。


◆◇◆


太平洋戦争中に、映画監督の小津安二郎が国威発揚映画のロケハンのために南方へ取材に行った。

シンガポールで終戦を迎えた小津たちは、アメリカ軍やイギリス軍の基地を見て歩いた。
中にはいった小津は、基地のなかに「映画館」があるのに驚く。
「ほお、アメリカさん、忙中閑ありなのかねえ」
で、残されたフィルムを見ると「風と共に去りぬ」やディズニーの「ファンタジア」があった。「捜索者」「市民ケーン」。。。

カラーでワイド画面。美しい色彩設計に巨大なセット。
ファンタジアといえば、子供向けのアニメなのに、クラシックとシンクロしてミッキーマウスたちが踊っている。

残された映画をすべて見た小津安二郎は、一緒に随行していたキャメラマンの厚田雄春に、
「アッタさん、こいつはいけない。相手がわるい。大変な相手とけんかした」
と語ったという。

小津が一番ショックを受けたのが「ファンタジア」だと言われている。


「風と共に過ぎぬ」のクライマックスシーン。小津は「アッタさん、これだけのセット燃やすといくらかかると思う?」と皮肉っぽく微笑んだという。
新聞記者と談笑する小津安二郎。


まあ、日本の軍隊=自衛隊にも、「娯楽」を与えるべきでしょう。
なにしろ命をかけているのですから。

スイッチぐらい安いものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


#潜水艦
#海上自衛隊
#ニンテンドースイッチ
#NINTENDO
#SWITCH
#自衛隊員の娯楽
#ストレス解消
#防衛
#祖国防衛

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。私の記事はすべてが「無料」です。売り物になるような文章はまだまだ書けません。できれば「スキ」をポチッとしていただければ、うれしゅうございます。あなたの明日に幸せあれ。