ようこの軌跡1~生後から中学生~

昭和生まれの女性。
団地出身。

父は運転手、母はパートタイマー。

0歳の時に熱性痙攣を起こして、数日入院する。
その後抗てんかん薬を小学生の頃まで服薬。

幼児の頃の出来事でよく覚えているのは、朝に嘔吐しているのに、
「幼稚園行く」と登園したこと。
年長の時に縄跳びをクラスで一番多く飛べたこと。
幼稚園の先生が大好きだったこと。

小学生になると、親に何か言われたわけでもないのに、勉強熱心だった。
予習、復習を自発的にしていた。
一度だけ、学級委員に立候補するも、残念ながら落選。
運動神経も良い方で、徒競走ではいつも一番だった。
成績が良かったからか、卒業式では代表として卒業記念品の目録を読んだ。
初恋も経験した。
１年生の時にたまたま席が隣になった子だった。
容姿がカッコいい子で、モテる子だった。
２、３年になると女の子同士で恋愛話をするようになった。
友達に「私はN君のこと気になっているよ、でも内緒だよ」と話をした。
数日後、別の友達から「ようこちゃんってN君のこと気に入っているの？」と
聞かれて、ものすごくショックを受けたことを覚えている。
信用している友達だったから、内緒にしてねとお願いをして話をしたのに。
約束をやぶられてしまって悲しかった。
もしもN君本人に私の気持ちを知られてしまったら、恥ずかしくて仕方がない。
友達に本音を言うのはやめようと思った。

中学生になっても、勉強は一生懸命していた。
運動部に所属して、部活にも励んでいた。
中２の時にいじめにあった。
それでも学校は休まず、勉強も部活も頑張っていた。
自分の不注意で、前歯が折れて差し歯になった。
中３の時の内申点は高めだけど、美術と音楽と技術に苦戦した。
その３教科は努力だけで高得点をとることが難しかった。
先生に挨拶すること、宿題を自発的に余分にすること、
予習、復習、宿題は欠かさずしていた。
私の勉強の仕方はとにかく書いて、読んで、丸暗記。
理解してないから、テストが終わるとすぐ忘れてしまう。
部活の顧問の先生が後押ししてくれたこともあって、
公立高校へ推薦入学できた。
皆勤賞をもらって、中学校を卒業した。