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【発達】について再確認しておこう!

こんにちは!youkaです!

明日(2020/4/29)で妊娠10ヶ月(臨月)に入るにあたり、こどもの【発達】についておさらいしておこうと、ふと思いました。

また、トレーナーとして今の中学生~20代の選手たちと関わる時に、ゴールデンエイジをどのように過ごしてきたのか、かなりの個人差が見られます。個人差はそれぞれの特徴としていい事でもあるのですが、その大事な時期に得られるものを取りこぼしてきている選手がかなり多いことに危機感を感じています。

今後、○○は危険だからやらないほうが良いという考えがどんどん広がり、やらなくなっていく事で、こども達の運動学習の機会がさらに奪われていくでしょう…。
そうなると大人になってから困るのはその子達自身です。大人の都合でこども達の発達の場を奪ってしまうこの時代に自分も新しい命を授かった以上、できることがあるのではないかと思っています。そのためにも今一度、昔の教科書を広げてみることにしました。

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【運動発達の特徴】

①乳児(1歳未満):頭部から尾部へ、近位から遠位への順で発達が起こる。運動はあまり制御されず、容易に疲労する。
②幼児(1~5歳):運動課題を熟達するために、触覚や運動覚が使われる。運動の促通や制御は不十分で、過剰な運動で疲労しやすい。走行や跳躍、キャッチボールのような複合運動が可能になる。
③☆学童(6~12歳):運動制御や調節のような協調性や技能が急激に向上する。身体的状況や運動経験、豊富さ、情緒的安定から、10~12歳が運動学習にとって最適な時期とみなされている。
④青年前期(12~14歳):二次性徴が現れ、ボディイメージの変化が運動素因にも影響する。この時期の発達過程は、それ以前の達したパフォーマンスレベル、また訓練の強度や期間に影響されるため、個人差が大きくなる。
⑤青年後期(15~18歳):運動能力は安定し、パフォーマンスは訓練の強度、期間や質、社会的心理要因に依存する。

【胎児および幼児の運動発達】
①胎児期:胎児期から自発運動が始まる
受胎後7週目:頭部、頸部の横紋筋への運動神経支配が生じ、さらに四肢や体幹の筋群の神経支配が完成する。
受胎後8週目:反射運動に必要な解剖学的構造が出来上がる。そのため、接触、圧迫、振動などの機械的刺激に対して、胎児は反射的な運動を示すようになる。
受胎後9週目:自発運動が出現し、はじめに呼吸、摂取、排泄などの自律機能として役立つものが現れる。その後屈曲反射のような防御機能に関係するもの。さらに把握や表情、姿勢保持や立ち直りの機能が発達してくる。

②乳幼児期:反射機構による運動は、出生後もしばらく続く
出生直後:大脳皮質から直接の影響を受けない運動行動が現れる。
生後12~14週まで:脳幹や脊髄の反射によるものが多い。
2~3ヶ月:頭部や眼の定位調整機能が現れる。
6ヶ月:座位保持が可能になる。
10ヶ月:立位が可能になる。
11~14ヶ月:歩行が可能になる。 
※中枢神経系の抑制性機能は主として出生後に現れ、3歳になるまで発達する。

【幼児期までの全身運動の変化】
①新生児期:自発的な全身運動はあまりない。授乳時以外はほぼ眠って過ごしていることが多い。腹臥位にすると、股関節と膝関節を屈曲して腹部の下に折り曲げ、上肢を頭部の脇に置き、全体として屈曲位の姿勢となる。
②2週~1ヶ月:腹臥位にされると、頭部を床から瞬間的にあげることができる。全体として屈曲優位の姿勢をとる。
③3~4ヶ月:背臥位で両手を持ってゆっくり引き上げると、4ヶ月ごろから頭部と体幹が一直線になって引き起こされるようになる。腹臥位では両肘と前腕を使って上半身を支えるようになる。頭部を垂直に保って、周囲を見回すようになる。
④5~7ヶ月:腹臥位で両肘を伸ばして、胸部を床から上げるようになる。背臥位から腹臥位への寝返りが完全にできるようになり、腹這い移動も可能になる。
⑤8~11ヶ月:両手と両膝で交互運動を用いた四つ這い移動が可能になる。手助けなしに自分で座位が取れ、つかまり立ちも可能になる。
⑥1歳:つかまり立ち、歩行が可能になる。
⑦2歳:つかまるものがなくても、片膝立ち位から立位になることができる。片手を支えられて、あるいは手すりにつかまって階段を上ることができる。
⑧3歳:背臥位から完全な腹臥位にならずに、部分的な体幹の回旋で起き上がりが可能になる。はやければこの頃から階段を下りることが可能になる。2秒程度の片足立ちができるようになり、高い所へ飛び乗ったり、飛び降りたりする動作も可能になる。
⑨5歳以降:背臥位から蹲踞の姿勢を経て立位になる。上肢の交互運動を伴う走行が完成し、スキップも可能になる。
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ここまで学童期までの発達について書きましたが、この後のゴールデンエイジで何を経験し、何を学ぶかがとても重要だと思います。
また機会があればゴールデンエイジについても触れたいと思います。

こども達が笑顔いっぱいに遊びまわっている明るい社会を願います。

You always pass failure on the way to success!

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