見出し画像

読書記録No.7 愛情と憎悪



本屋大賞ノミネート作品の帯に惹かれて読みました。

やはり多くの人が読むだけあって、現実味のある内容と登場人物の感情表現リアルさを感じることが出来ました。

たぶん一週間も経たずに読んでしまったと思います。どんどん読み進めたくなるストーリーでした。

現在と回想が混じりながら内容が進んでいくのですが読みやすく、登場人物がどんな人なのかどんな顔なのかを頭の中で想像しながら読むことができます。

私の読書経験からすると、出てくる人物の名前が難しくて読み仮名を確認するために前のページに戻ったり、この人なんだったけ?といつ出てきたかも忘れてしまうような人物がいる長編作品が時々ありますが、この作品はそんなことはありません。ひとりひとりの描写が正確で、この人はこんな人だということがすぐ頭の中で整理され読み進めることができました。

人を憎んだり、憎まれたり、憎まれるのは理由があったり、でもそれは当人に伝わっていなかったり、不幸とか幸せの定義って何だろう。人それぞれ違っていい。他人から幸せに見えても、本当はとても悲しい過去を背負って生きている。少し共感できる内容でした。

町田そのこさんの他の作品も読んでみたいと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が参加している募集

サポートで集めた費用はクリエイターとして、世界と日本を繋ぐ今後の活動費にさせていただきます☺️☺️