見出し画像

50.ミチクサRADIO更新しました。(#8)

先週分の更新についてこの前書いたばかりですが、相方のとっくんが今週分をアップしてくれたので、それについて書こうと思います。
(とっくんの編集力が確実に上がっている!!)

まさかの2週連続はるくんをゲスト(というか準レギュラー)にお迎えして、収録しました。
今回も3本撮り。
先週、発酵や日本酒の話をしていて、「これはぜひ今度また寺田本家の日本酒片手に語らいたいねー」と話していたら、なんとまあ、翌週には実現しちゃいました笑
前に読書の回でとっくんと話していたけれど、「流れ」というものを、このポッドキャストを始めてからより強く感じるようになった。
この辺は、#10で話したテーマ「即興」ともつながりを感じているので、またそのときにでも触れられたらいいなあと思っています。

そんなわけで、今回は3人とも日本酒を片手に収録をしました。
寺田本家のお酒はぼくの元に届くのにはもう少し日にちがかかるということで、先に届いた福島県の酒蔵「仁井田本家」の日本酒「穏(おだやか)」を飲みました。
はるくんととっくんも仁井田本家の「穏」。
オンラインだけれど、3人でおちょこを合わせて乾杯するのはとてもワクワクすることでした。

この日本酒の名前が「穏(おだやか)」だったというのも今振り返ると、なんだか運命的なものを感じてしまいます。
前回の収録では、序盤まだ固さがわずかにあったように思います。(改めて聞き返してみると)
それは、きっとぼくら3人の関係性がまだまだ流動性が低くて、様子を伺いながら、みたいなところもあったからなのかなあって思いました。
でも、やっぱりひとつひとつコミュニケーションを重ねていくと、それってミミズとか微生物や細菌なんかの分解者が動植物の死骸を分解して豊かな土をつくっていくように、少しずつぼくら3人の土壌がコミュニケーションによって栄養豊かなふかふかの状態に変わっていったんだなあって。
だから、前回の収録よりもいい「土」の状態で3人を楽しめたなあって思いました。
それぞれの土に、それぞれの間の土に、「余白」というか「遊び」というか、そういう部分が生まれることによって、空気もほどよく含んだいい「土」に変化したんですよね、きっと。
そこにきて、「穏」という銘柄。
まさに、その時の自分の心境を表しているように感じたのでした。

そして、仁井田本家の取り組みについて少し発見があり、その発見が寺田本家の活動と繋がっていることも面白いなあって思いました。
本来、発酵とは手間暇のかかること。
それを、「すぐに結果が欲しい」という欲求が肥大化することで、過剰に結果を追い求める風潮が加速し、それは、結果として結果以外を切り捨てることにつながったんだと思います。
切り捨てられたものは、自然や全体性なのかな。
それが、今「変えられた側」の反動として、地球規模の問題になって降り掛かってきているんだなあって、そんなことを思ったりもしたのでした。
とはいえ、なかなか今の生活をすぐに手放せない欲深いぼくには、一体何ができるんだろう。
でも、そういうこともじっくり考え続けて、ぼく自身の中でぷくぷくと発酵させて行けたらいいなあと思います。

後半では3人が用意した日本酒のつまみを紹介し合いましたが、まさかギョウザでかぶるとは…笑
そんな「思いがけなさ」に大いに盛り上がって、1本目の収録を終えたのでした。

今回は、少し1本ずつをゆっくり振り返りたいなあと思ったので、更新記事を3回に分けて書こうと思っています。

収録したポッドキャストを聞き返しながら、雑感をまとめている(もはやまとまってすらいないけれど)だけなので、ポッドキャスト本編と合わせて読んでいただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?