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勉強しない大人、終わり

勉強すると何かしら刺激を受けるから、何かやろうとか、これをこうしようとか思い浮かぶ。インプットもアウトプットもしないでいると多分これからの社会では「終わる」。ここでいう「終わる」とは、限定された範囲で生き、いつの間にか搾取されていたり、思うように消費「させられる」状態になっていることをいう。たとえ一生懸命に仕事をしていたとしても、毎日することを繰り返す「だけ」で過ごしていると、徐々に思考が止まっていく。でもその間も社会はものすごいスピードで変化していくし、当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなくなるし、何やらよくわからないものが目の前に現れる頻度が多くなってくる。勉強していないと、その何やらよくわからないものに対して、否定したり、拒否をしたり、距離をとったりしてしまう。知った上でそうするのと、よくわからないからそうするのとでは全く意味が違う。よくわからないでそうするのは、危険だし、そういう態度がよくないというのは歴史から見ても否定できない。

最近、どうやったら勉強が楽しくなるのかということを考える。それも大人がどうやったら楽しく勉強できるのかということを(まだまだ研究中)。今の時代、無茶苦茶情報が溢れているし、手に入れようとしたらものすごい多くの選択肢の中から自分に必要な情報や勉強手段を選ぶことができる。でも、、やっぱり大人の勉強として一番いいのは読書ではないかと思っている。ネットもyoutubeも勉強を補完する手段としてはとても有効だが、やはり一番は本だと思う。あるテーマについての筆者の考えや研究結果が系統立ててまとまっているし、ロングセラーやベストセラーは時間が経っても色褪せず、また様々な人に刺さっているということだ。そして、仕事に役立つからとか、資格のためというのはもちろん勉強の大事な目的の一つだが、やはり「楽しい」というのは最も強力なエネルギーになる。新しい知識を得て、物事を見る視点が深くなったり、多面的になったり、気づかなかったことを気づけるようになって、自分の新たな可能性を見出したり。これって生きていてめちゃくちゃ楽しいことだと思う。その結果として、自分の得になることが多い。やはり最初に書いた通り、勉強して自分をアップデートしないと、いつの間にか搾取されていたり、よくわからないまま消費させられていたり、あるいは時代の恩恵を享受できず、本当ならもっと便利に、楽しく生活できるのに、それができないということが起こってしまう。社会の変化のスピードが過去とは比べものにならないから、こういう状態も今だからこそなのだ。「もういいよ、別に。そんな新しく新しくならなくても、今のままでも十分楽しいし、勉強ってしんどいよ」というのであれば、それはそれでいいと思うのだが、勉強しないと変化した社会の中でいつの間にか損をしてしまっている、そんな状態になりかねないということだ。

これからの社会を生きていく上で、独学するスキル、勉強して自分をアップデートし続ける能力というはかなり重要になってくる。だからこそ、より楽しく学び続けることが大切だ。巷にはそれはもう面白い本がたくさん溢れているし、インターネットでも楽しく教えてくれる記事があるし、youtubeもいろいろある。読書がいいのはもちろんだが、まずは自分に合った勉強方法を見つけて、楽しく学び続けるのが大切だ。そうやって学ぶことができる大人はとってもステキだし、そんな大人を見て育つ子どもはきっと、学ぶ力がある大人に育つのだろうと思う。

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