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春に向けて。新しい役人の働き方の模索

noteを始めてかれこれ9週間目。

文章を書くのが下手くそなため、なかなかまとまりのない文章になってしまい、言いたいことの半分も伝えきれていないなぁ、と反省しつつ、それでも発信することが重要と割り切ってぱちぱちとPCをたたいているところです。(スマホのフリック入力がいまだに苦手なのは内緒です)

新卒一括採用の終焉

さて、3月も終盤。もう2週間もすれば新入社員・職員が入ってきます。

人手不足といわれる中、新卒、第2新卒くらいの若手は金の卵的な存在で、なかなか思ったような採用ができていないという企業・組織が多いのではないでしょうか。周りで漏れ聞く限りはそんな感じの企業が多いです。そんな中でもしっかりとスタッフを確保できている素敵な企業もたくさんあります。

若者(若年層)の人口はこれからもどんどん減りますので、新卒一括採用のシステムはそろそろ終焉を迎えるでしょう。通期採用が一般的になるんだろうなと、確信しています。

そうすると、労働市場が必然的に流動的になり、人に困らない企業と人に困る企業の格差がますます広がっていくことになるのでしょうか。そうならないための対策(要するに人を惹きつける魅力と実力をつけること)が必須です。

地方の零細企業に人が集まる訳

私の知り合いの企業に、「人手不足は人手不足だけど、幸い採用は何とかなっている」という企業が複数あります。

共通しているのは、自社のアピールポイントがしっかりしていること。

アピールポイントも変に媚びるようなものではなく、自社の仕事の魅力を十分に伝えきれている、そんな感じがします。

現に、仕事は忙しい、時間も朝が早い&夜が遅い、いわゆる3K、不人気業界だったり…。そういう職場でも、仕事の魅力(社会の役に立っている感といいますか、こんなところで自社の製品やサービス、役割があるんですよ、というところ)が明確になっています。

人を惹きつける魅力が、給与とか待遇もですけど、社会への貢献とか、そういった承認欲求だったり、自己実現欲求に変わっているんだぁなと実感します。

地方の中小零細でもそこをどう魅せるか、そこが明確にして尖らせていくか、そういう『自社の仕事の棚卸し』をやってみてはどうかなと。そうすることで人手不足の根本的部分の解消につながっていくのではないでしょうか。(まぁ、そもそも人が減っているという事実はあるので、同時並行的に自動化・ロボット化のような効率化もやる必要はありますけど)

結局のところ、如何にその仕事が社会に役立つ仕事であるか、というところが一番のアピールポイントなんだと思います。

仕事が楽しいか、やりがいがあるか、という点がしっかりしていれば多少の長時間労働や負荷は何とかなるし、そこは就職先を選ぶ際のポイントではない気もします。※ただし、そのやりがいを搾取するだけのブラック企業になってしまっては定着しませんし、悪いウワサが立ちますので、結局人が集まらない、ということになります。

役人が行う人手不足への支援

こんなことがわかっているにも関わらず、行政が行う支援としては、合同説明会で企業の魅力PR!とか、待遇改善に取り組んだら補助金!とか、そういうものがスタンダードです(というかどこも同じような施策がたくさんある感じ)

が、やはり、本質的に必要な支援策としては、企業の魅力を認識させ、自身で採用活動をやり切れる、求職者にアピールできる、既存従業員がイキイキと働ける、そういう職場を作ることを手伝う、知恵を出す、が一番の支援じゃないかと思います。

行政職の立場にいると、こういった本質的な課題や解決策は理解できるはずだし、周りもわかっているはずなんです。(情報量は民間と比較して格段にありますし、情報収集も容易なので、本質にたどり着くための材料集めに困りません。)

具体的なアクションを提案し、個別の企業が実行していくことを手伝う。完全に施策をパーソナライズ化し、一般的な広く使える施策ではなく、個々の会社ごとのオーダーメイド型にしていくことが重要ではないかと思います。

まぁ、なかなかそこまでの変革はいきなりは難しいです。組織としてはある程度一般化した解決策を施策化していくことも重要。なので、個人で起こせるアクションは起こしていこうと。

○個々の企業に寄り添って支援できる人材となる。支援という言葉もしっくりきませんが、なんというか、支える的な。
○自分事ととしてその企業に携わりながら広く携わっていく

この二つを意識して活動して行くつもりです。
(そろそろ独自の活動をスタートさせたいなぁと思っているところです)

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