1億円を手にいれたら、働くことを手放すだろうか
会社員を脱落して無職になったとき、「わたしにはもう二度と、働くことができないんじゃないか」って本気で思ったんだよね。
専門的なスキルや資格をとっておくべきだったとか、副業でなにか成果をだしていたら安心できたのに、とか後悔した。
でも今年から少しずついろいろな仕事に挑戦して、やっとやりたいこととできることが噛みあってきた。もしかしたら理想としてた「自分にあった働き方」が見つかったのかもしれない。
だからもし今日、思いつきで買った宝くじで1億円が当たったとしても。せっかく手に入れたこの環境を手放すわけがない。
「働くこと」はお金のためだけじゃなくて、自分にとって必要なことだから。自分のために働き続けたいのである。
って答えられると思ってたんだけど。実際に当たったらどうするだろうか。
・・・。普通に働くのやめるかも・・・。
結局わたしの働く理由は、生活費を得るためだけなのか?
仕事が生きがいになったり、自己成長のために働きたいとか、そういう想いはないんだろうか。いまのところ、どれもピンときていない。
自分にとって「働く」ってなんなんだろう。
会社員のころ、「こんな会社やめてやる!」っていつも思ってた。毎月のお給料のために、重い気持ちを隠して毎日出社してた。確実に会社のことは嫌いだった。
でもじつは、仕事自体は好きなこともあって。うまくいったときに心のなかでひとり「よっしゃー!」とガッツポーズする瞬間があったし、誰かにほめられたときは嬉しかった。
仕事がうまくいった日、夜に飲むビールはすごくおいしかった。「働くこと」でしか得られない達成感や喜びが、絶対にあったんだよね。
その気持ちはフリーランスになった今でも感じることがあって。必要とされたり認められたりする瞬間、嬉しくてグッときてしまう。
無職だった1年間、そういう心が動く瞬間がほとんどなかったんだよね。だからこそ、すごく尊いものに思える。
働く理由が「感動したいから」っていうのはしっくりこないけど・・・。
でもだれかと過ごす時間や趣味の時間では得られない刺激や学びが、仕事にはあるんじゃないかと思ってる。
もし1億円を手に入れたら、働くことを1回やめてしまうと思う。
しばらくは生活費のことを考えず、好き勝手に生活しちゃう。
でもそのうち、刺激を求めてまた働き始める。もしくはとんでもない浪費により1億円を早々に使い切って、生活費のために働くかもしれない。わたしの場合、後者の可能性が高そう。
どちらにせよ、自分の人生から「働く」を抹消することはできなさそうだ。
だったら少しでも楽しく働きたい。そのためにいま、やりたいことには躊躇なく手をつけて、できることを増やしていきたいな。
1億円はきっとおそらく手に入らないので、まずは生活のために。そのほかの「働く理由」は、これからゆっくり考えていく。
またね。
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