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【MNTSQ入社エントリ】アラサーちゃん、契約書という謎の物体に挑む

「すべての合意をフェアにしたい」MNTSQ(モンテスキューと読みます)に入社して1ヶ月たちます。アラサーの佐々木です。

ご報告になりますが、この度大企業の契約関連業務を一気通貫でサポートするSaaSプロダクトを開発・提供をするMNTSQに「コンサルタント」として入社をいたしました!MNTSQにおける「コンサルタント」とは、ユーザー企業にシステム導入をし、業務フローの改善を導く役割を担っています。今まではtoC向けの事業開発や、人事系のお仕事をしていたので、toB?!コンサル⁉と驚かれることも多いのですが、ここにいたる意思決定をお知らせしつつ、弊社の宣伝をさせていただこうと思います。

## 自己紹介サマリー

・美術大学大学院修了
・スタートアップに3番目の社員として入社、SEOメディアの立ち上げや、料理動画メディアの立ち上げをやる
・ママ向けメディア&アプリでSNSや新規事業に取り組んだ後、人事をやったり、営業や事業開発などをする
・toCギフト系サービス会社で、BizDevとして新規事業の立ち上げに従事する
・あれよあれよというまにMNTSQに入社
基本的には、toCのサービスを軸に転職をしてきており、今もwebサービスや、インターネットが大好きです。

## 今回の転職を考えたきっかけ

前職でもすごく楽しく働かせていただいていたのですが、ちょうど事業が一区切りついたタイミングがありました。そのタイミングで、30歳以降の「ぼんやりとした不安に」向き合う時間ができました。

振り返ると、20代は悩む体力があり、不毛なことに悩んでいました。SNSをみては私以外の人間はこんなに輝いているのに、私は何もできていない・・と思い悩んでみたり。

年齢を重ねる中で、SNSでキラキラしている人たちにも私生活があり、それぞれの人生に、それぞれの苦労があることもわかりました。
SNSは、人間の一つの側面であり、平面から立体を見ることは、なかなかできないものなのだという答えを叩き出すまでになんと、約5年近くかかりました(遅い・・・)

そして、困ったことにアラサーになってくると、疲れるので悩み続けることができなくなってきました。悩み続けることができないので、「ぼんやりとした不安がある」ものの、それを無視するということも得意になっていることにも気がつきはじめます。

そこで、改めてぐっと「ぼんやりとした不安」と向き合い考えてみると、

・30歳をすぎて、だんだんと人からフィードバックされなくなる現実
・特段スペシャリティがないキャリア

も不安要素でしたが

・「自分がどういった人生を送るか(キャリア、パートナー、子供の有無)」というのは、アンコントローラブルであるが、そういった自分の人生イベントを自分自身の思い通りにしたいというコントロール欲求

が「ぼんやりとした不安」につながることがわかってきました。

現実は、自分ひとりではどうにもならない問題ばかりですし、未来を自分ひとりでコントロールすることもできないのはわかってはいるのです。しかし、心の奥底ではコントロールしたいと思っている自分がいます。

大変に傲慢な人間で、非常に恥ずかしいのですが、自身のコントロール欲求の根深さにもびっくりしました。でも誰しもそういったところはあると思うし、特に女性は先を見据えて行動しなければならないと思う方も多いのではないでしょうか。

そうした自分の中の欲望の答えにいきついた中で、ひとつ考えとして浮かんだものは、結局コントロール可能なものから少しずつ自分が思ったことをやってみるしかないのだろうなぁということです。ぼんやりとした不安にさいなまれるくらいなら、自分のできる範囲で「挑戦」とか「成長」するしかないなと思いました。

ただ同時に、アラサーになって、挑戦なんて恥ずかしいし、求められてないよな・・・と思っていました。

## なぜMNTSQに興味を持ったのか

①Enterprise SaaSといった独特なポジション

前職を通じて「大企業DX進んでなさすぎてやべぇだろ問題」という課題を感じていました。自身と同じWeb/広告業界の人とお話をしていると、世の中の仕事は、パソコンやインターネットの登場によりどんどん効率化されていると漠然と思っていました。ただ実はそれは井の中の蛙にすぎず、大企業でDXに取り組む人たちと話すことで、新しいものに取り組むことや既存の仕事をデジタル化することの難しさを実感するようになりました。

そんな中、Enterprise SaaSと銘打っている点に、本当かぁ〜?どうせ大企業の言いなりになって半分受託開発してるんじゃないの〜?という思いもありながら、本当にEnterprise向けのSaaSが作れるのであればそれは働く環境として、とても面白そうだなと感じておりました。(実際まじでやっているのでカジュ面で聞いてほしい)

②謎の物体「契約書」に関する自身の経験

「知識もないし、読み方もよくわかんないし、誰が管理するかもわからないし、契約書の全てがよくわからなさすぎて、やべぇだろ問題」を個人的に抱えていました。
私の場合は、サービスや企画など、なにかしらビジネスが立ち上がるたびに直面してきた課題です。

私個人の経験に基づいたお話にはなりますが、特に事業の立ち上げ期などは、顧客との契約書、サービスの規約などを含めてかなりの法的書類を作成することになります。しかしながら、企業法務の方は新規サービスのみを担当しているわけではありません。法務部の方達は、会社の法的案件にすべて対応している状況のため「新規事業のリスクについてゆっくり考える時間がない」です。また、「事業部で管理している契約書が適切に管理されていなくて、過去どういった経緯で契約が合意されたのかわからない」ため、新しい契約書だけ持っていっても、話は進みません。そうしている間に、「今までのナレッジを持っている法務担当者が退職して、適切な判断が難しい」となってしまったりすると、契約の締結や規約の策定が大幅に遅くなったりすることもあります。

問題の山を一つずつ乗り越えながら、契約書=めんどくさいものと認識していました。新規事業では、適法性を備えていないと一発退場もありうる世界なので、法務の方の協力を得つつ適切にすすめる努力はしていたつもりですが、心の奥底にある「めんどくさい」を取り除くことができたら、私も、ユーザーも、法務の人もみんなHappyなのに・・という気持ちから、なんとなくリーガル領域が気になっていました。

③ SaaSのトレンドの中、まだリプレイス合戦になっていない領域はどこだ?

SaaSの春といわれて、久しく、業界でも特にバックオフィス系のバーティカルSaaSは、複数たちあがっています。

個人的には人事の経験もあったことからHRTechなどにも非常に興味があったのですが、私のHRの課題感に対して、世の中にはすでに多くのサービスが提供されていました。しかしながら、リーガルという領域においては、私の課題感を解決しているプロダクトは少なく、明確な勝者がまだいないため、勝ち筋があるのではないかと思ったのもMNTSQに興味を持ったきっかけです。

## どうしてMNTSQに入社を決めたのか

転職活動を通して、30代以降になって求められるのは「再現性」と「マネジメント力」で、「チャレンジしたい」とか「成長したい」が許されるのは20代の特権だと思い込むことで、自分が失敗せず、誰からも叩かれない道を選ぼうとしていました。

他社の面接では現在のスキルが転用できるのか、再現性と伸びしろがあるのかを確認されることが多かったですが、MNTSQの面接では、「何にチャレンジしたいですか?」「今後、是非やりたいことにチャレンジしてほしい」と挑戦を軸にお話をさせていただきました。

また「佐々木さんは今は完璧な資料作成とかPMとかできないかもしれないけど、弊社にきたら出来るようになるよ」と率直にFBいただきました。30を過ぎても、私自身の成長を信じていただけてるのだなぁと面接を通してびっくりしました。

(実際新たなチャレンジをしているメンバーも、たくさん採用しています)

最後にA4用紙3枚にビッチリと書かれたオファーレターを板谷さんに説明していただきながら、「佐々木さんとの面接のlogをすべて読んで、また面接を実際に行って、短い時間しか接していないが、誠実に仕事をしてくれる人なんだろうと思った。最後まできっと逃げないでやりきってくれると思っている」と言われた時に、面接を通して誠実さを評価していただけたことが非常に嬉しく、この会社の一員になりたいという気持ちを強めました。

## 実際のMNTSQはどんな感じ?

まず、テキストの量に圧倒されます。あらゆる活動についてたくさんのlogが残っており、全てのlogにアクセス可能なため、過去どんな議論があって意思決定されてきたかをすべて追うことができます。

そのため、入社から間もない頃は、ひたすらテキストを読むことが自身の仕事になります。膨大な量がありキャッチアップできるのかと不安になりますが、オンボーディングを通して自分の不安を解消する時間をとっていただけています。

とはいえ、入社して1ヶ月、早く皆の役に立ちたいという気持ちが空回りしてしまうことも多いなと思っています。

カジュ面から寄り添ってくださっているメンターの岩井さんからも「そんなに焦らなくていいよ!できるって信じてるから」というありがたいお言葉をいただけているのですが、ついつい「早く役に立ちたい」「もっと業務ができるようになりたい」と思ってしまうこともあります。

しかし、MNTSQでは、MNTSQ流の仕事の身につけ方を非常に重視しており、「自分らしくその仕事術が体現できること」が「業務をこなすこと」より強く求められる文化があります。その文化にじっくり時間をかけて馴染めるようにサポートしてもらえるので、私も精一杯、MNTSQ流の働き方を身に着けて完璧に体現するまで、オンボーディングをやりきろうと思っています。

また、それを見守る、信じる姿勢を会社から感じられています。ぜひまだ見ぬ新しい社員の方とMNTSQ流の働き方を一緒に模索していきたいです。

##  MNTSQにおいでよ

さて、MNTSQでは、契約書という謎の物体に挑む仲間を募集しています。
私は、こんな人がMNTSQに向いていると思っています。

・急成長する大人ベンチャーを体感したい方
平均年齢が比較的高く、30代後半から40代の方も沢山いらっしゃいます。
ベンチャー魂を失わない、クレバーな人達が集合しており、みなさんアンラーンしながら、ゴリゴリ業務を回しています。

▼コンサルタントの島吉さんもtoCからtoBへの転職、大人力でゴリゴリ推進してくださっています

・「すべての合意をフェアにする」に社会的意義を感じる方
様々な契約が世の中にあふれていますが、その内容を理解して、納得されている方は非常に少ないと思います。契約の内容を理解し、どういったリスクまでは許容できるのか、を自身で考え、契約を結んでいくことが私たちの考える合意です。「すべての合意」をフェアにすることができれば、世の中がもっとHappyになると私は信じています。

・組織に興味がある方、チームで議論したい方
誰でも組織に意見ができるため、改めて自分がどういった組織にいたいのかという思考実験が可能です。自分が疑問に感じたことをissueとして社内に共有でき、ディスカッションすることができます。組織について議論すること、プロダクトについて議論することは称賛される文化です。(余計なことに口出すなとは言われないです)

その他MNTSQの推しポイントは複数あり、ここでは語りつくせません。

最近の佐々木は元気?とか新しいオフィスはどう?など気軽にご連絡いただけると嬉しいです。リファラルごはんという制度もあるので、ぜひご飯にいきましょう!


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