内的家族システム(IFS)が何故トラウマの回復に役立つのか?(パート1)
こんにちは。
日本初のIAOTRC認定トラウマ回復コーチのEri Blueです。
(プロフィールはこちらから)
【⚠️注意⚠️】これは、内的家族システム/パーツワークが何故トラウマの回復に役立つのか、一部個人的な解釈が入っている記事です。
これまで何度か、トラウマは
「身体とのつながり」
「感情とのつながり」
「今、こことのつながり」
「自分自身とのつながり」
「愛とのつながり」
「安心とのつながり」
「ひととのつながり」を切り離してしまいます!と伝えてきました。
中にはこれって全部「意識的にしているんでしょ?」
だから「意志とか心強さの問題」って言う人がいるよねって思われる方もいるかもしれません。
もし、アナタの周りにそんなことを言う人がいれば、
「その人は、時代遅れのトラウマに対する理解や知識しか持っていない人」
「何も本質的なこと分かっていないない人」
「きっと同じことを誰かに言われてきた可哀想な人なんだろうな」
ってことで、距離をとってみてください。
もしくは、距離を取るのが難しかったら、自分とその人の間にしっかりとバリアという境界線を張った状態で接してください。
また逆に、どこかで他人のそう言った無知&心無い言葉を内在化して、自分自身に対して「情けない。弱い自分が悪い。もっと強くならないと!なんとか頑張らないと!」って思ったりしているのであるならば、手前味噌で申し訳ありませんが、まずはこの本を読んでみてください。
何故ならば、これらの切り離しは意識的に起こるものではありません。
それこそ、私たちに自然に備わっている命を守るための防御機構。
私たちのシステムが圧倒されてしまうような出来事が起こった時には、自動的に私たちを守ってくれるシステムなのです!
つまりは、差別的な発言をしている人たちも、もしその人のキャパを超えてしまうような圧倒されるような状況が起こった場合、その人も人間なので、全く同じ状態になる可能性があるのです。
そして、その人たちが「他人に向かって吐いたと思っていた唾。実は天井に向かって吐いていて、自分に降りかかる」ということが起きしてしまいます。
話が大きく外れてしまいすみません。
では、何故「内的家族システム(IFS)」がトラウマに役立つかというと、
内的家族システム(IFS)は、自分の内側に意識を向けていく作業だから!
内的家族システム(IFS)は、言葉を習得する前に起こったトラウマに対してもアプローチすることが出来る
セルフと再びつながれるようになることで、自然と周りの人ともセルフで関われる
今回の記事では1の部分について説明しますね!
勿論、内的家族システム(IFS)だけが、自分の内側に意識を向けていくトラウマ療法ではありません。
(他にどんな療法が存在するのか気になる人は、
全体像:こちらから
抜粋版:こちらから)
だけど、自分の内側につながるということは、
「身体とのつながり」
「感情とのつながり」
「今、こことのつながり」
「自分自身とのつながり」
この全てを総動員してやっていく作業。
だからこそ、最初はなかなか感覚を掴むのが難しかったりするのですが…。ただ、少しずつでも自分の内側に意識を向けることで世界が崩壊しないって経験を積んで慣れていくことで、これまで外に求めていた「安心・安全」の感覚が自分の内側に発見(セルフとつながる)したりできるようになっていきます。
そして先日、内的家族システム(IFS)を20年近く実践していらっしゃるIFSレベル3のプラクティショナーの方とお話しして、最初は出来なくても、時間をかけて忍耐強く自分のパーツたちに寄り添っていくことで全然違う世界というか、回復の向こう側にまたあたたかい別の世界が広がっているのをチラ見させて貰ったような気がしました。
では、また次回のパート2の記事で!
Eri Blue (エリ ブルー)
自分はぐくみ塾 塾長/Dr Blue Coaching 代表
1983年生まれ。イタリア・ミラノ大学大学院卒(生化学博士)。管理栄養士。日本初IAOTRC認定トラウマ回復コーチ。外資系企業勤務を経て独立。ACE*スコア7のACEサバイバー。(詳しいプロフィールはこちらから)
*ACE(逆境的小児期体験)についてはこちらから
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