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内的家族システム(IFS)が何故トラウマの回復に役立つのか?(パート2)

こんにちは。
日本初のIAOTRC認定トラウマ回復コーチのEri Blueです。
(プロフィールはこちらから)

【⚠️注意⚠️】これは、内的家族システム/パーツワークが何故トラウマの回復に役立つのか、一部個人的な解釈が入っている記事です。

前回は、何故「内的家族システム(IFS)」がトラウマに役立つかというとの
1について説明してみました!なので、今回は2の部分!

  1. 内的家族システム(IFS)は、自分の内側に意識を向けていく作業だから!

  2. 内的家族システム(IFS)は、言葉を習得する前に起こったトラウマに対してもアプローチすることが出来る

  3. セルフと再びつながれるようになることで、自然と周りの人ともセルフで関われる

この画像は私のXのアカウントにも使用している画像なのですが、私たちが実際にトラウマとして抱えているものの中には普段気づかなかったり、アクセスできない「胎児期、出生時、言語を習得する前の乳児期」という部分があります。

そして残念なことに、今の日本で一般的なカウンセリングのトークセラピーだけでは、言語を習得する前に起こったトラウマにアプローチすることはほぼ不可能になってしまいます。

その一方内的家族システム(IFS)では、自分の内側に意識を向けることで、

  • 感情(怒り、悲しみ、喜び、嘆き、恥、苛立ち、大嫌い 等)

  • 考えや思考(こうあるべきだ!、〜ねばならない、普通は 等)

  • 頭の中で湧き起こるイメージ(映像、アニメ、キャラクター等)

  • 身体感覚(内側もしくは外側に重さ、痛さ、暖かさ、冷たさ等を感じる)

  • 言葉 

  • 色 、音、味 等

などと様々な方法でアナタの内側とつながり、パーツそのもの、もしくは、パーツが存在している証に意識を向けながらセッションを進めていきます。

そして、パーツがアナタの中にどうやって現れたりするかは、アナタのシステム次第。

具体例で言うと、内的家族システム(IFS)の創始者のリチャード・シュワルツ先生はイメージや映像ではパーツとコミュニケーションできないそうで、常に言葉ベース。その一方で、フランク・アンダーソン先生はイメージでコミュニケーションをすることが多いとのことでした。

なので、アナタがどうパーツたちと対話を深めていけるかはアナタのシステム次第。ここに正解も不正解もありません。

そして、パーツとの関係性を育んでいくことで、言語だけではない様々な方法でパーツたちが実はこんな傷つきがあったんだよって教えてくれたりします。

アナタがまだ小さかった時、アナタの中のセルフもまだ小さくてその時は何も出来なかったかもしれない。

だけど、今大人になったアナタ。

そしてアナタの中にあるセルフは、沢山の経験を積んで、そのパーツが背負っている(背負いこまされた)傷つきを優しく包みこんだり、癒していけるような力を持っていたりするのです。

そう、内的家族システム(IFS)とは、アナタの中にあるシステムの傷をアナタの内側にあるセルフが持っている癒しの力を借りて癒していくモダリティーなのです!

(感覚的に、これまで自分の外側に必死にサポーターを探していたのに、自分の内側に「安心・安全」の感覚が生まれ、絶対的なサポーターが生まれる様な感じ)

(* IFSセラピスト、IFSプラクティショナー、IFSファシリテーターはアナタがアナタの中にあるパーツにつながり、アナタがセルフにつながることを助け、見守り、ガイドしていく立場。)

そして、面白いことに、傷つきの重荷をパーツが降ろせる様になると、パーツが担っていた役割や反応、そしてパーツの年齢までも変わっていったりするのです。

書きたいことがありすぎて、混線し過ぎて、きっと何言っているのか伝わっていないのでは、ってとても心配しているパーツが私の中にあるので、
もし不明瞭だったり、ここもっと説明欲しいという場合は、コメント頂けると助かります。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
それではまた次回パート3で!

*補足
IFSセラピスト:IFSのオフィシャルトレーニングを受けた臨床心理士、精神科医
IFSプラクティショナー:IFSオフィシャルトレーニングを受けた人(臨床心理士、精神科医以外の人)
IFSファシリテーター:IFSオフィシャルトレーニングはまだ受けていないIFSインフォームドの人


Eri Blue  (エリ ブルー)
自分はぐくみ塾 塾長/Dr Blue Coaching 代表
1983年生まれ。イタリア・ミラノ大学大学院卒(生化学博士)。管理栄養士。日本初IAOTRC認定トラウマ回復コーチ。外資系企業勤務を経て独立。ACE*スコア7のACEサバイバー。(詳しいプロフィールはこちらから)
*ACE(逆境的小児期体験)についてはこちらから

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