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家族で湘南移住記#23/持ち家を手放した先にあった運命。

都内某所、築18年の分譲マンションに住んでいます。
2022年より、心が喜ぶ暮らしを求め、移住を決意!
家族がいても移住ってできる?
そんな壁を乗り越えようと、絶賛奮闘中。

息子の同意が得られた、我が家の湘南移住。
問題もクリアになり、やっと迎えた売却の契約日。
晴れて手放しが完了し、やっと次に進める!ヤッター!
と思うはずでしたが、いざ持ち家を手放すとなると不安ばかりが募る。。



不安で不安でしかたがない私

そう、極度の緊張とともに、不安に押しつぶされそうになり。

✔ 子ども達が生まれ育った家が他の人の手に渡る寂しさ
✔ 転校先でもし馴染めなかったらどうしよう、、、
✔ 果たして希望の物件に巡り合えるのだろうか、、、
✔ この計画は予算内で収まるのだろうか、、、
と不安ばかりが押し寄せて、
「この選択は本当によかったのだろうか」
「なぜこんなことを言い出してしまったのだろうか」
と絶望するばかり。

その時、心の支えとなったのは、
「手放すものが大きければ大きいほど、得るものは大きい」
という、私が大切にしている言葉。
この言葉を信じるしかありませんでした。
そして、自分の選択はいつだって正解だから。
(自分に言い聞かせる、うんうん。)


無事売却の手続きも終え、
「ご売却、おめでとうございます!」
と第一声、担当の方に声をかけられる。
が、絶望の淵に立っている私には、何がおめでたいか全くわからず。
本当にこれはおめでたいことなのか?

偶然にもこの日は結婚記念日。
そして仏滅。
仏滅に契約って、、、。
(日取り、星回りを結構大切にしているわたし)

しかしながら仏滅は、
「物を滅して、新しいものを手に入れる」
という意味があるらしく、ほほう、これは意外にもいいチョイスだったかも?ということを後に知る。

不安を抱えながら、新しい物件を探すフェーズへ

ワンストップ(売却、購入、リノベ全部やる)の業者だったので、当日そのまま購入物件の調査に入ります。

息子の同意が得られた時点で仮住まいを探し始め、子どもの転校を伴わない近くの賃貸マンションに、既に申し込みを済ませていました。
これで準備万端。

しかしながら、新しい物件探しに入ると、更なる不安が我が家を襲います。
やはり、売却までに時間がかかったせいか、物件価格は計画当初より値上がりしていて、しかも資材高騰のためリノベ費用も想像以上になっているという。
予算内で探していくと、海からは離れた山側で、しかもバスを使うほど駅から離れる物件になってしまうとのこと。

ホントに絶望的。

海の近くに住もうと意気揚々と家族を巻き込み、進めてきた計画ですが、どうやら予算的にかなり難しいという現実を突きつけられる。

「海の近くに移住して、自由にリノベして住む」
これは夢のまた夢なのか、、、。

子どもたちにも、
「引越さない方がよかった。」
なんて言われたら、私は立ち直れない。

そんな時、担当の方が、
「リノベ済み物件に、手を加えるプチリノベもありですよねー」
みたいなことをおっしゃったのです。

確かに、今はリノベ済みで販売している物件が多く、
「この物件、リノベしないでそのまま販売してくれれば欲しかったな~」
と思う物件がたくさんあったのです。

けど、「自分のやりたいようにリノベする」というのもやりたいことの一つだったので、リノベ済みを購入する気はさらさら思ってもいない私。

とはいえ、「立地、マンションの条件が最高に理想的だけど、間取りがどうしても気にいらない物件」という物件もあり、チェック済み。
が、プチリフォームでは大したことはできないしなーなんて思っていたのでした。
売却契約、新規物件の打合せを終え、足取り重く手放すことになった家に帰ることに。

理想のカタチが見えた夜。

そんな話をした2日後。
なかなか寝られない夜。
物件のコト、お金のコトをあれこれ考えるのも疲れてしまい、けどなんだか頭が冴えていて寝付けず。
布団の中であれやこれやと考えて事をしていた時に、フッと以前からチェックしていた
「最高に理想的だけどリノベ済み物件」
が頭に浮かんだのです。
そして、壁をいくつか動かすことで、我が家にピッタリな間取りがパッと閃いてしまったのです。
「こうすれば、理想に近い暮らしができるかも」
と。
これはもう「下りてきた」といった感じ。


すぐさま飛び起き、夜中のダイニングで取りつかれたように図面を描いたのです。
それがこれ。(雑です。)


夜中の作図。

翌朝、担当者に、この図面のように予算内で出来るかどうか早速メールをしたところ、「可能かと思いますよ!」とのことで、週末に見に行くことに。

内見してから決めるのが普通ですが、この間取りが頭にひらめいた時点で、「ここだな」と直感的に感じていた私。
よほどの欠点が無い限り、契約するつもりで向かいました。
アポを取った日も、奇跡的に家族全員が空いていて、みんなで見に行くことに。
入ると同時に、子ども達はくつろいで過ごし、細かい仕様も私の好み♪

リノベ済みや建売住宅って、万人受けするような仕様で、あまり期待していなかったのだけど、ちょっと変わった建材や、無垢材の扉なんかが付いていて、作りがとっても丁寧な印象。
もち、即購入申し込みをしました。


その後ももちろん海へ。

申込をしたところ、
「実はー、ちょうど来週には一旦取り下げしようと思ったたんですよ。
 時期をみて価格を上げて売り出しし直そうかと思っており・・・」
とのこと。
なんと、ベストなタイミングでの買い付け!
そう、確かにこの立地でリノベ済みにしては、かなり割安だな、、と思っていました。

不安にまみれていた売却契約から5日後、地獄から天国といったミラクルの数日となりました。

こんな数日。
7/11 息子の同意⇒家族一丸となる
7/16 仮住まい 申し込み(近所の賃貸マンション)
7/17 持ち家売却 契約日(絶望。。)
7/19 ひらめき!
7/22 新物件 内見⇒申し込み
7/30 購入 契約日(ミラクル)

いやー、書類を揃えたりお金の段取りをしたり、とにかく超ーーーー忙しい日々だった。
けれども、仕事では得られない爽快な疲労感。
自分の意思で生きている、という実感を感じずにはいられない。

購入の契約日。
売却契約の際の、モヤモヤした気持ちは吹っ飛び、ワクワクする気持ちで臨むことができました。
お金のことは何も解決してないけど、
「変化を楽しむ人生を!」
こんな言葉が当日のメモに残っていたのです。
うん、確かにね。

理想とのギャップとどう向き合うか

理想としていた、「好きなようにリノベ」は叶わなかったけど、心地よく過ごせるかどうか、が大切なのだと感じ、最良の選択ができたと満足感でいっぱいに。
そう、「完璧よりも最善を」
これは、私が日ごろから大切にしている考え方。
完璧なゴールの思い込みが強いと、別の選択肢に盲目になる。
自分が思い描いた完璧な理想になることがゴールなのではなく、最終的に「幸せになる」ことが大切だから。
そういう意味で、最善の選択ができたのでは?と現時点では感じています。

♪ 駅へも海への徒歩圏内
♪ 大きな通りに面していない
♪ カーテンが無しでも生活できる前面開放されてる南向き

この立地に、この価格帯は後には出てこない気がする。
(近くにラグジュアリーなマンションができたけど、1億円超らしいので、それでは我が家には到底手が届かない。。)

運命の物件だったかも

そういえば、、、この物件はなんと、物件調査し始めた頃、一番最初にチェックしたマンションでした。

こちらのサイトで、売り出し中ではなく、このエリアでどんなマンション供給があるのか?を調査していた時に、既にチェックしていた物件。

その時に、このマンション売りにでればいいなーと思って、最初に♡お気に入り登録した物件が、なんとこの物件でした。

数か月経って、実際のその物件を購入できるとは、思ってもいませんでした。
なんとも幸運というか、運命というか。

あとは、プチリノベでどれだけのことができるのか!
予算と私のこだわりとがうまく折り合いがつくのか!?(笑)

つづく。

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