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歯が溶ける!?酸っぱい食べもの大好き~酸蝕症かも・・・しれません~【Happy SMILE】

テレビやネット情報でも、すっぱ~い梅干しやレモン、お酢が体にいいと、耳にします。
実は、これらの酸っぱい食べものには、それぞれpHが存在し、酸性に傾いている食べ物ほど、歯を溶かしやすくしてしまうんです(´;ω;`)

長期的に酸性が強い食べものを摂取し続けると、冷たい食べものがキ───ンっとしみたり、空気を吸い込んだときにも、歯がしみたり、痛みを感じてしまうことも症状として出てくるかもしれません。。。

この食べ物の酸によって歯が溶ける症状と胃液によって歯が溶ける症状を『酸蝕症(さんしょくしょう)』といいます。

むし歯との違いは、むし歯菌がエサである糖を分解するときに作る酸で歯が溶けることを『むし歯』と言いますが、『酸蝕症』細菌が関与しないという点がむし歯との大きな違いです。

酸蝕症の『症状』って?

✅歯が透き通る
✅歯が丸みを帯びる
✅シミやすくなる
✅歯の表面に小さなへこみができる
✅詰めたもの、被せ物が取れやすくなる

酸蝕症による歯

(画像参照)https://www.hotetsu.com/s/doc/irai2015_2_15.pdf

こんな人がなりやすい!           ~心当たりありませんか?~

✅ワインや酎ハイを頻繁に長時間かけて飲むことがある
✅毎日健康のためにビタミンや黒酢を飲んでいる
✅柑橘系の果物を食べてすぐに歯みがきをする
✅のど飴を絶えずなめている
✅スポーツの際にスポーツドリンクを飲みっぱなし

あなたは、いくつ当てはまりましたか?
知らない間に歯が溶けていたかも、しれません・・・

では、どんな食べ物・飲み物が当てはまるのか、見てみましょう!

知っていますか?飲食物のpH!

下の表のように、左側(酸性)に存在する食べ物や飲み物は、歯の表面であるエナメル質を溶けやすくしてしまうんです(´;ω;`)

pHの値は小さいほど酸性に傾きますが、エナメル質が溶け始めるのはpH5.5~5.7です。

またその中でも、レモンは、良く知られていますが、実はコーラやワインなど、意外なものも酸性に含まれているんです。


歯が溶ける食べ物って?pHを見てみよう!


日常生活での気を付けるポイント♪

1.酸性の食べ物・飲み物をダラダラ食べたり飲んだりを避ける。
→酸の影響を少なくするため、食べる頻度は少なくしましょう!

 また、お口に含んでいる時間が長いと、食べ物を溶かしている時にでる酸が、歯を溶かしてしまうため、キャラメルやガムなどお口に残りやすいものは、控えましょう!

2.酸性の食べ物・飲み物を摂った直後は歯のエナメル質が柔らかくなっているので、直ぐに歯みがきをしない。

→30分~1時間くらい空けるか、よくうがいをしてから磨きましょう

3.寝る前は、酸性の物を摂らない。
→唾液には、お口の中を酸性にする働きがあります。
寝ている間は唾液が少なくなるので、寝る前には酸性の物を摂らないようにしましょう!

4.唾液の緩衝能(唾液を正常なpHに保とうとする働き)を強くする。
→牛乳やチーズなど、脱灰を阻害するカルシウムやリンを含む食品を酸性の強い食品と同時に摂取したり、食後に取ると良いです◎

5.フッ化物を活用する。
→むし歯だけでなく、酸蝕症にもフッ化物は有効です。
 フッ素入りの歯磨き粉や洗口剤がおすすめです☆彡

さらにこれから、気温が上がっていき、飲み物を摂ることが多くなると思います。

水分補給も大切ですが、出来るだけ、お茶やお水を摂取するように心がけましょう!特に、スポーツドリンクは酸性に傾いているだけでなく、お砂糖も多く含まれています。飲んだ後は、歯みがきやうがいをすると、歯を溶かすことを防いでくれます♪

最後に

酸蝕症について、詳しく知って頂いたかと思います。
「酸性の強い食品を口にしないで!」というわけではなく、食べた後に、歯みがきやうがいをすると予防ができます♪

ポイントを押さえながら、食事を楽しんでくださいね~☆彡

それではまた、次回~☆彡

参考

https://tokyo-ohc.org/wp/wp-content/uploads/2019/04/H31.4keijiban.pdf

歯みがきしようね~☆彡






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