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【年齢のうた】ちゃんみな●17歳の時の生々しい感情を叫んだ「美人」

シン・仮面ライダーセットを食べてきました。はなまるうどんで。
「きつねは仮面ライダーのマフラー、花かまぼこは変身ベルトをイメージしています」とはすごいですな。
これは、オーダーすると付いてくるクリアファイルが欲しくてですね。

とりあえず欲しいやつ2つをゲットしたので満足

価格は600円。4月9日(日)まで、全国の同店で食べれるはずです。

しかし何かと忙しくて、映画のほうは未見です。浜辺美波は好きですよ(顔がちょっと前の彼女っぽい……たぶん撮影は1年半くらい前ですよね)。

ただ、周囲の観た人の感想は微妙なんだよなー。小野島さんも内本さんも(いずれも同業の先輩)。

しかも僕、この前の庵野さん関係の『シン・ウルトラマン』もまだ観てないんで、そっちが先だろう……と思ってるうちに時が経っていってる状況です。

そんな慌ただしさの中、新しいPCは何を買うか迷い続けてたり(ときめくやつが欲しい/数年前までのこんまり的感覚で)……

混迷のさまが伝わりますでしょうか
(実際にはパンフの類はほとんど見てませんが)

卵の価格の高止まりに悲鳴(←ネットニュース用語)をあげたり(まいばすけっとが健闘中)、リビングのドアノブが動かなくなったり(困)、ミルクティーをひっくり返したり(焦)、原稿が遅れ気味だったり(謝)、ベンジーにインタビューしたり(嬉)という日々を送っております。
最後のは、もうすぐSHERBETSがニューアルバムを出すからですね。

では今回は、ちゃんみなについて書きます。
僕がこのアーティストについて書くのは初めてですね。こういうのも個人発でnoteを書く面白さ。

ちゃんみなはこの時代を象徴するアーティストになっていくのではないだろうか


ちゃんみなというアーティストの存在を自分が認識したのは5年ぐらい前のこと。どこかで名前を聞き、その際に彼女には日本と韓国の血が流れていることや、音楽を通じて自分自身のリアルを叫ぶ人としてイメージした覚えがある。ちゃんみなは、元々は高校生ラッパーとして有名になり、その後メジャーデビューを飾って音楽シーンに君臨していくようになった人だった。

現在24歳で、すでに日本武道館公演も成功させているほどの人気ぶり。海外の才能とコラボしたり、もうひとつの母国である韓国での活動を行うなど、国境を越えたアクションも積極的に行っている。
そういえば去年、『マツコ会議』で特集を組まれて、そこに出演していたのを観た。マツコがかなり入れ込んで語っていた。
このアーティストの仕事をしたこともないし、まだまだ学習過程にある僕だが、それでも思う。あらゆる立場や属性の人たちそれぞれが、そのそれぞれの主張や生き方を認められるべきであるということが当たり前になりつつある今、ちゃんみなはこの時代を代表する、そして象徴するくらいのアーティストになっていくのではないか、と。

世間的には一昨年の「美人」がかなり話題になったので、そこでちゃんみなに初めて触れた人も多いだろう。美人という概念……つまりルッキズムであるが、それ以外のことまで含んだ、ものすごくさまざまなことが表現されたナンバーである。

そして、この曲。2コーラス目で、セブンティーン、つまり17歳の時の彼女の心情が綴られている。
さっき書いたように、16歳でラッパーとして知られるようになったちゃんみなは、その後、18歳でデビュー。17歳というのはその間のことだ。たくさんの人に知られるようになってから、彼女に対してはじつに数多くのリアクションが向けられるようになり、そこでは非難やひどい言われ方をしたようである。

「美人」の歌詞には、ブス……という生々しい表現さえある。夢を抱えて歩んでいるまだまだ若い子が他人からそんなふうにひどいことを言われて、果たしてどんな感情が芽生えたのか。想像するだけで心が痛い。
しかし彼女はこの歌で、それをすべてやり返すかのように、アグレッシヴな楽曲へと高めている。たくましいと思う。

ところでちゃんみなは、年齢について言及した曲を、ほかにも唄ってきている。
たとえばデビュー前、一番最初にリリースした「未成年」(2016年)では、自分が未成年であることをテーマにして、思春期だからこその生々しくもまっすぐな思いを掲げているし。

2019年の「GIRLS」では、ハタチになった自分のことをストレートに表現。

2021年の「想像力」では、かつて18歳の時にメジャーデビューしたことを描写しながら、その後ヘンな夢を見るようになったことなどに言及。やはりかなりの喧騒の中にいたのだろう。


24歳、今の彼女が唄うウォームな新曲「You Just Walked In My Life」


そしてこの3月にリリースしたばかりの「You Just Walked In My Life」では、24歳の今を歌っている。これがあたたかさを感じる、とても素敵なラブソングなのだ。

きっとこれもウソ偽りのない、彼女の現在形なのだと思う。

僕はちゃんみなのステージを過去に1度だけ観たことがある。それは昨年夏、3年ぶりに行くことができたSUMMER SONICでのライヴだ。初めて体験する彼女のパフォーマンスは本当にエネルギッシュで、華麗で、しかも強さと、それに優しさ、大きさを感じた。その堂々たる姿には、胸がすくような思いがしたほどだった。
去年のサマソニは、ヘッドライナーを務めたTHE 1975の意向もあり、女性のアクトの割合がいつも以上に多かった。彼らと同日出演のマネスキンのヴィクトリア、そしてリナ・サワヤマはその存在やメッセージによって強烈なインパクトを残してくれたし。別日のメーガン・ジ・スタリオンの身体を張ったパワフルなパフォーマンスもまた今を生きるアーティストのひとつの姿として、自分の脳裏に刻まれている。

そんな中、日本勢も多くのアクトがいたわけだが、僕はちゃんみなのライヴがとりわけ印象に残ったのだ。オーディエンスが満員、ギュウギュウの中だったので細部までしっかりと見きれなかったが、この年のサマソニにちゃんみなが出演してくれて本当に良かった、と感じたぐらいである。

ちゃんみなは、これからもきっと現在の自分のリアルな感覚を唄っていくことだろう。その過程で、どんなアーティストに、人間になっていくのだろうか? なんだか、とんでもない存在になっていくような予感がする。

遠巻きながら、彼女のことは気にしていこうと思っている。

数日前に行った上野公園の桜です…しだれてます。
今頃は雨でちょっと散っちゃったかな?


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