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失敗は悪いことではない。成功するまで失敗しよう。

どうも!よっすーです。

今日は、大野正人さんが書かれた「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」を読んだので内容と感想を共有したいと思います。

本書は、誰もが知る24人の偉人の失敗を紹介するという少し変わった本となっています。すべてが完璧な人はいません。成功者や偉人は素晴らしい功績のみが切り抜かれていますが、多くの失敗を重ね、成功を手に入れています。

2人の偉人の失敗を紹介し、そこからぼくが感じたこと教訓と感想をお伝えします。それでは、よろしくお願いします!

⒈ライト兄弟の失敗から学ぶ教訓

ライト兄弟は、飛行機を作り、世界で初めて飛行を成功させて人物です。1903年12月17日アメリカでライト兄弟が作ったライトフライヤー号が12秒間、約30mの距離を飛行したと言われています。この飛行こそ人類が初めて自由に空を飛んだ瞬間でした。彼ら兄弟は、空に夢をみて、生涯独身を貫き”女房と飛行機両方に費やす時間はない。”という言葉を残すほど空を飛ぶに全てを捧げていました。

そんな彼らのした失敗は、1つの成功にしがみついたことです。彼らは、自分たちの飛行機の技術に特許を取りました。彼らの飛行機開発から、多くの人がより早く、より遠くまで飛べる飛行機の開発を目指しました。当然、ライト兄弟の飛行機技術を参考に作られた飛行機も開発されていきます。彼らはその度に特許の侵害と裁判を起こします。そんな裁判を何回もしていると、飛行機を改良する時間が取れなくなり、その間に他の人の技術はどんどん上がっていき、彼らの技術は時代遅れとなっていきました。そして、初の飛行から12年後の1915年、飛行機の世界から姿を消しました。

ライト兄弟から学ぶべき教訓は、常に成長をし続けることの大切さだと思います。当時からそうだったように、いいものは他人にすぐ真似をされます。特に現代は、インターネットの発達により情報がすぐに広がります。また、貴重な時間を裁判に使ったこともよくなかったと思います。他人から真似され、許せない気持ちはわかりますが、その時間も飛行機の改良に充てていれば、当時の技術をさらに進歩させていたでしょう。ライト兄弟の教訓を忘れず、本質的なことに時間を使い、常に成長を続けたいと思います。

⒉ピカソの失敗から学ぶ教訓

ピカソは20世紀最大の画家といわれる画家です。『ゲルニカ』 『泣く女』 『アビニョンの娘たち』などで有名なピカソは、91歳で亡くなる直前まで創作活動を続け、生涯約14万点もの作品を世に残しています。

そんなピカソの失敗は、新しすぎたことで、当時は全く認められなかったことです。ピカソが活躍した1900年代は、絵画にとっての転換期で、今まで教会や貴族のためのものでしたが、美術館に飾られるようになり、大衆のものに変わっていったのです。ピカソをはじめ多くの画家たちは美術館に自分の絵を飾ってもらうため、自分だけの新しい絵を必死に書いていました。ピカソも毎日毎日、自分だけの絵を見つけるために絵を描き続け、26歳の時に『アビニョンの娘たち』を完成させたのです。

ピカソはこの作品を自信満々で仲間に披露したところ、仲間は呆れ、嘲笑うという反応だったようです。これにショックを受けたピカソは、この直後だけは、しばらく絵が描けなくなったようです。そんなピカソの絵を画家のブラックと画商ののカーンワイラーの2人だけは認めてくれ、彼らの活躍もあり、ピカソは天才と言われるようになり、その名は現在でも知らない人はいないくらいの有名人となっています。

ピカソから学ぶべき教訓は、圧倒的な努力と変化していくことの大切さだと思いました。ライト兄弟は、飛行機を改良させれなかったですが、ピカソは常に自分の絵を改良させ続けました。作品を観る側のために、画風を変えたのかわかりませんが、ピカソは生涯で5回程画風が変化しています。天才と認められた作品である『アビニョンの娘たち』はキュビズムという画風で、その後2回も画風が変わっています。1つの成功に縛られることなく、常に進化し続けたことと、生涯14万点もの作品を残したことがピカソが天才だと言われる要因だと思います。(13歳で父から絵の道具をもらい、91歳まで生きたので、14万➗77年間で大体年間1800作品を残した計算になります。恐ろしい。。)天才と呼ばれる人でも圧倒的な努力をしているのだと改めて感じました。

⒊感想

本書には、その他多くの偉人の失敗が書かれていますが、どの偉人にも共通するのが、成功するまでやり続ける1つのことに熱中して自分の武器を磨くということを実践しています。成功した瞬間のみが切り取られますが、みんな多くの失敗をしているものです。本書にも書いていることですが、発明王と呼ばれるエジソンは失敗をしまくっていたそうです。ですが、その失敗を”うまくいかない方法を発明した”とスーパーポジティブに捉えてたそうです。失敗は悪いことではなく、何もしないことが悪だと思います。今、熱中していることがある人はそれをやり続け、まだそれがない人は、それが見つかるまで行動し続けましょう!ちなみに、ぼくはまだ、全てを賭けられるようなものをまだ見つけられていません。なので、同じ境遇の人は、一緒に探していきましょう。熱中することや楽しいことが見つかった際は、ここで共有したいと思っています。

ではまた、ありがとうございました!

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