まさにこれ!〜「書く」習慣で脳は本気になる
最近あらためて読んだ本。先週からはじめているnoteに「書く」#100日チャレンジ でやりたいことが「まさにこれ!」でヒントが満載だったので、メモメモ。
「書く」習慣で脳は本気になる
脳科学者であり、メディアにもよく出ている茂木健一郎さんの著書は非常に多く、こちらの本は、2010年に書かれた『脳をやる気にさせるたった1つの習慣ーなぜやりたいことを書きだすと実現するのか?』を加筆・修正したものです。
昔から脳科学系の、一般向けに優しく書かれた本が好きだったので、茂木さんの著書もいくつか読んでいました。だから今回は、いまの自分が改めて読んでおきたいテーマとして、確認作業みたいなもの。
そう、ぼんやりなんとなくだった問題を、順序立てて整理して、分かりやすい解答と解説をつけて、くっきりと形を与えてくれたようでした。
おそらくどれも新しい概念ではないのに、なんて分かりやすく伝えてくれるの!とガッテンしまくりました。
各章から改めて確認しておきたい事項をピックアップしてみます。
第1章 なぜ脳は本気になれないのか
脳が本気になれない原因とその解決方法が、大きく3つ述べられています。
脳を本気にさせるスイッチはきっと人それぞれ、その特徴を理解してうまく付き合ってあげることが大切ですね。
わたし自身も楽しくない勉強は続きません。もしやらねばならないのならば、「与えられた課題を楽しむ」方法を編み出せばよいのです。
勉強を遊びにしてしまえば楽しくなる、とは茂木さん自身のいくつものエピソードが証明していました。
第2章 脳は「記録」されたがっている
スポーツがそうであるのように、脳もある程度の制約(時間制限とルール)と記録(スコア)がないと、自由に楽しむことができないそうです。
「メタ認知」とは、自分をあたかも外から観察しているかのように認識する能力であり、それは書くこと(記録)で誰でも可能になるといいます。
記録することで、脳に自分のいる位置や状態、ある種の制約だったりまでをも認知させ、自由に動けるようにしてあげる、っていうことでしょうか。
書くことと認知すること、鶏が先か卵が先か?のような感じもしますが、うまい具合に自分の脳と連携プレーをとってあげないといけません。
第3章 なぜ書くだけで願いがかなうのか
今回読んで、一番の学びのキーワードが「偶有性」だと思いました。この章ではこの概念が深堀りされます。
偶有性とは、脳は本来「定まっていること(確実性)」と「定まっていないこと(不確実性)」の絶妙なバランスの中で生きているのだということ。
何が起こるかわからない状態を楽しむ気持ちは、進化の過程で脳が身につけた生きる知恵であり、偶有性を楽しむことで、人生の見え方も変わるといいます。
脳は確実性と不確実性のバランスのとれた状態を好むのです。先日のnoteで書いた受動的か能動的か、と似たようなところがあるのかな、となにかつながった気持ち。バランス感覚、大事です。
続けて第3章は、目からウロコのまとめが続きます。
残る章もありますが、ここまででもお腹いっぱいで……
100日連続してnoteを書くという目標を、後押ししてもらえました。
そういえば・・・実証実験の結果
この本の伝えたいこと
「書くことによって、自分の脳を上手に操り、夢をかなえる。」
は、まさにわたしも信じるところなのです。
論より証拠、ということで、これを公開しちゃいましょう。
昨年の七夕の日に、短冊じゃなくって、カードに実現したい未来を書いていました。これを手帳の最初にはさんで、たまに見ていたのです。
このときは、短い文章で言い切る形で書くのが良いと、誰だったかが言ってたんだっけ……(なにかのきっかけで思い出そう。)
どうでしょう? 半分はもう叶いました。
後半はまだこれから叶えることなので、今年になってもう少し長めに、具体に落とし込んだやつを書いて、新しい手帳に挟んであります。
これ、単に七夕の願いとはちょっと違くて、この紙だけのおかげでもなくて、さまざまな方法でわたしが脳に言い聞かせ、潜在的に認知させた結果なんだと思います。紙に書いて持ってたから、すり込む機会が増えたんだと思うのです。
うまく説明できそうもないから、塾の合格体験記にはぜったい書けないけれど(笑)
さておき、書くことについて、まだぜんぜん「習慣」というところまでいけてません。「言葉という鏡を磨き」、自分史を書いて過去の自分と対話するのも、次のステップに有効とのこと。毎日書くことで、メタ認知の筋トレをしていこうと思います。
茂木さんの本をきっかけに、引き続きがんばるぞ、という1週間目の決意表明となりました。
最期まで読んでいただけただけでも嬉しいです。スキをいただいたり、サポートいただけたら、すこしでもお役に立てたり、いいこと書けたんだな、と思って、もっと書くモチベーションにつながります。 いつかお仕事であなた様や社会にご恩返しできるように、日々精進いたします。