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2022年10月12日、13日と昨年に引き続きiCARE主催の大規模カンファレンスを盛大に終えることができました。9割以上の視聴者の皆様が満足して、新たな気づきを得たという終了後アンケートの結果をとても嬉しく思います。引き続き、アーカイブ配信など実施していますので、本記事読んで頂き、興味あれば是非、無料でご登録して見てください。


2021年のエキスポのテーマは「働く人・組織・社会が健康になる好循環の実現へ」で、労働者と使用者との関係を見つめ直すことを4つのテーマで提供しました。「SDGsと健康経営」、「健康管理のDX」、「ポストコロナ時代の働き方改革」、「組織を活性化する産業保健」で合計20セッションご用意しました。

今回2022年のテーマは、「働くひとの健康データがサステナブルな組織をつくる」でお届けしました。「パーパス経営とコミュニティ」、「健康経営とサクセスストーリー」、「DEIと産業保健」、「ピープルアナリティクス」とどれも時代の流れを大きく反映したもので、河合さん(健康社会学者)と青野さん(サイボウズ)から始まった基調講演の熱量は両日とも非常にわくわくするものでした。2021年と比べて、登壇者の特徴として変わったのは、

  • Carely導入企業様による登壇

  • 産業医3名と産業保健師1名による登壇

でしょうか。

私たちは、「働くひとの健康を世界中に創る」というパーパスを掲げています。健康は本人の努力ではなく、働くひとの環境や仕組みによって創れると伝えて続けてきました。その環境や仕組みを創るのは、人事であり、産業医であり、産業看護職の皆様なのです。今回、そういった意味でも登壇者の構成がこのようになったことは、私たちの「なぜ」が叶ったものとしてとても嬉しく思います。


今回のエキスポで最も伝えたかったことは、

「働くひとの健康データの活用を通した産業保健体制強化が、持続的な企業の成長につながる」

です。

産業保健体制という狭義の健康の定義からより広義の健康の定義へと広げていくことで様々な人事の働くひとへの健康戦略を理解することができ、そしてその戦略は、持続的な事業成長につながる。そのためには、データというパワフルで少しやっかいなものと向き合わないといけません。


この最も伝えたいものをさらに4つのテーマにわけて皆様にお届けしました。

1.パーパス経営とコミュニティ

この5年におけるパーパスの重要性は、びっくりするくらいに広がっています。パーパスは社会との関わりをより意識することで働くひとの原動力にもなりえるものです。社会に対する企業の存在意義を捉え直し、組織を強固にするヒントを探りました。今回私も登壇し、改めてパーパスのもつ大きな力を知り、社内展開をしている最中です。


2.健康経営とサクセスストーリー

健康経営は企業の経営手法として浸透し始めていますが、一方で課題の深堀りや取り組みの動機付けが難しく、持続的な成果をあげることは容易ではありません。健康経営に取り組む業界のリーディングカンパニーが、サクセスに導くポイントを紹介しました。


3.DEIと産業保健

多様な人材がいきいきと働けるウェルビーイングな職場創りへのニーズが高まり、産業保健がもつ役割は重要性を増しています。産業保健体制をどう築き、リソースをどのように活用することができるのか。働くひとの未来を後押しする産業保健の価値を新たに発掘してもらいました。


4.ピープルアナリティクス

働くひとを取り巻く環境は複雑化しています。従来の考え方に縛られず、データに基づいて本質的な課題を洗い出し、人材戦略に活かす実践が不可欠です。ピープルアナリティクスの最前線やベストプラクティスを紐解くことで人事の未来地図を描きました。


こちらテーマごとに、さらに登壇者ごとにアンケート結果もHPに載せていますので、それも見ながら今日から、明日から活かせる気づきがあるよう願っています。


さぁ、働くひとの健康領域は、この数年で大きく変わってきています。多様化する社会、価値観、仕組みと同時に、変わらない、変わってはならない想いも同時にどう調和して、労働者と使用者が共存していくことが出来るのか問われている時代です。

これからもiCAREは、Carelyというテクノロジーと専門家の知見の両方を使って人事や産業医、産業看護職の活躍を支援し続けていきます。来年のCarely Sustainable Expo も楽しみにしてください。そして、まだアーカイブ配信中なので、こちらもお願いします。


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