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自己紹介2:青春をすべて捧げて手にした京大合格

こんばんは、ようたです。
今回は自己紹介の続きから。

田舎のいじめられっ子が猛勉強して成績が急上昇、だけど高校受験は不合格。
そんな中学生時代を経て、今回は大学受験までのお話です。
(前回の記事も読んでくれると嬉しいです)


目的を持たず、ただ失敗を恐れて勉強していた高校1年生

公立高校に落ちた私は滑り止めの私立高校に入学しました。
その高校は札幌にあって定員も多いので滑り止めとして人気でした。

偏差値は50程度と至って普通、特徴的な点としては高校受験で第一志望に落ちた人ばかりが入学していること。
そのため、入学時点で「もう勉強したくない」と思っている生徒も多かったです。

かくいう私もショックを引きずったまま最初の1年間を過ごしました。
ですが、私の場合は「勉強したくない」ではなく「もうテストで失敗したくない」という思いが強かったです。
運動苦手、容姿が下でコミュ障だった自分には勉強しかありませんでした。

そんな私が取った行動は全科目を勉強すること
数学や英語から家庭科、保健に至るまで全教科を勉強していました。

振り返ると、正直受験勉強には全く繋がっていませんでした。
ですが、このときに「勉強が習慣になった」のが大きな収穫でした。

京大受験のきっかけは友人のお誘い

高校2年生になり、周りの友達は進路を考えるようになりました。
ただ、私は特に行きたい大学もなく、相変わらず目的なく学校の勉強をひたすらやっていました。

そんなある日、数少ない友人から「一緒に京大を受けよう」と誘われました。
当時の偏差値はお互い55くらいで京大には到底いけません。
しかも高校のレベルは京大合格どころか国公立大合格が10名程度。
更に、田舎住まいの私は大学受験の塾に通うこともできませんでした。

それでも私は「せっかくなら最高峰を目指してみるか」と感じました。
振り返ると「一緒に受ける友人がいた」というのが一番大きかったのかもしれません。

周りがバカにするほど本気になってくる

ですが、いざ進路希望で京都大学と書くと、周りからはバカにされます。
「今の成績でいけるわけがない」「うちの高校からは無理だ」「塾にも行かずにどうするの」、と。

不思議なもので、こうやって反対されると「やってやろうじゃないの」となるのが私。
スイッチが完全に入り、学校の授業の勉強はそっちのけで受験勉強をスタートさせました。

ちなみに今でも私のエネルギーは反抗心です。
ネガティブな感情をモチベーションにすると結構動けます。
安全なところからコメントばかりして実際に動かない人からなにか言われると「いつか見てろよ」とエネルギーが湧いてきます。
ただ、使いすぎると心が疲れちゃうので気をつけてますが。

さて、田舎住まいで塾に行けなかった私はまず参考書を買い揃えました。
最初は標準難易度の参考書で基礎を固めて、その後に難関大学向けの参考書で応用を解く。
シンプルですが偏差値が高くなく、学校もアテにできない私にとって一番確実な方法でした。

あとはたくさん勉強すること。
片道1時間の通学では英単語や古語の勉強、学校の授業を休憩時間にして、帰宅・食事後は22時まで勉強、お風呂に入ってから25時まで勉強。
こんな生活を毎日続けてました。

「今のままでは絶対受からない」と自覚していたので、とにかく勉強するしかなかったのです。
「成功するには努力の量も重要」、これは受験勉強に限らず色んな分野で結果を出すためには必要なことだと思います。

受験本番:後ろから聞こえる「すすり泣き」

そして迎えた受験当日。
正直、受験本番のときの記憶はほとんどありません。
というか、本番どころか合格発表まで記憶がありません。

ただ、一つだけ印象に残っていることがあります。
それは入試最後の科目である理科を受けているときのこと。

後ろから「グスン」「グスン」と聞こえてきました。
最初は鼻の調子が悪いのかな、と思っていましたが、どうやら泣いている様子。
このとき「大学受験」が受験生にとってどれほど重要なものであるか、自分自身も受験生ながら改めて認識しました。

当たり前ですが、一人ひとりの受験生が毎日必死に勉強している。
しかし、出題される問題が得意な内容とは限らない。
逆に、あんまり勉強していなくてもたまたま得意なところが出たりする。

合格のために最大限の努力はするけども、最後は運の要素もあるのが受験の怖いところ。
私ももちろんすべての時間を捧げて勉強してきましたが、出題内容によっては受かってなかったと思います。

そして、努力と運の両方が結果に影響するからこそ何より大事なのが、結果がどうであれ「これからどうするか」ということ。
私自身は高校受験で失敗して悔しかったからこそ、大学受験で本気になれました。

失敗して傷ついて足を止めたくなる気持ちはわかりますし、自分自身もそんな時期がありました。
ですが足を止め続けると、それこそまた失敗してしまう。
だからこそどんな結果だとしても「これからどうするか」を考えること、これは今も私が大事にしていることです。

随分と長くなりましたが、これが私の高校生時代でした。
猛勉強の末に京大合格を果たした一方で、人と話してなさ過ぎてコミュ障をこじらせて苦労したのですが、それはまた別の話で。

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