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アースオーバーシュートデーとは?

皆さん、"オーバーシュート"って言葉、聞いたことありますか?これ、簡単に言うと「やりすぎ」という意味です。例えば、パーティで飲み過ぎて翌朝頭痛がする、あれもオーバーシュートの一例。でも、私たち人間はこの「やりすぎ」を地球全体のスケールでやってるかもしれないんです!

思い出してみてください。シャワーでお湯を出しすぎたり、夜中に部屋の電気をつけっぱなしにしてしまったり。これらは小さなことかもしれませんが、それが全人類の行動となると、地球に大きな影響を与えるんです。

「アースオーバーシュートデー」という、地球のオーバーシュートという考え方があります。その年に地球が再生可能なリソースを提供できる量と比較して、人類が消費するリソース量が「オーバー」する日を指します。言い換えれば、私たちが1年間で使える自然のリソースを使い切る日です。

例えば、2023年のアースオーバーシュートデーは7月28日でした。これは、7月28日までの消費が、地球がその年に再生できる量と同じだということを示しています。つまり、7月28日以降の消費分は、翌年以降の地球のリソースを「借りて」使っていることになるのです。

アースオーバーシュートデー2022

https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/5105.html

WWF Japan

主な要因としては、森林の伐採、炭素排出量の増加、魚類や他の生物資源の過剰な採取などが挙げられます。これらの行為は、生態系のバランスを崩し、地球の持続可能なキャパシティを超えてリソースを消費しています。

この「アースオーバーシュートデー」は、私たちが地球のリソースをどれだけ持続的に使っているかを示す指標となっており、毎年注目されています。

この例を通して、私たちの日常の消費行動が地球全体にどれほどの影響を与えているかを理解することができます。

さて、問題の核心に触れます。私たち人類が地球上での活動を「やりすぎ」ると、2つの道が待っています。一つは「崩壊」。これはちょっとネガティブな未来のビジョンです。地球が「もう無理」と言ってしまうシナリオ。もう一つは「転換」。これは、私たちが意識を変え、新しいバランスを見つける未来のビジョン。少し痛みを伴うかもしれませんが、持続可能な未来を築くための方法です。

「え、私には関係ない」と思うかもしれませんが、考えてみてください。地球が私たちの「やりすぎ」に対応できなくなったら、私たちの生活も直接影響を受けます。食べ物が少なくなったり、水が不足したり。そんな未来、考えただけで怖いですよね?

だから、この「オーバーシュート」を防ぐために、日常生活でできることから始めてみませんか?電気を節約したり、必要なものだけを買ったり。小さなことから、大きな変化が生まれるのです。

さて、これからの未来、私たちはどちらの道を選ぶのでしょうか?「崩壊」を選ぶのか、「転換」を選ぶのか。答えは、私たち一人一人の手にあります。

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