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手段だけを見て「目的」を見失うケース

私はIT業界でよく経験するのですが、商談で最初の質問がくるときって

御社のプロダクトは
・〇〇できますか?
・〇〇できますか?
・・・・こんな感じの質問がたくさん

こんな感じで「できますか?」だけが、ひたすら飛んでくる場合があります。これは質問に対して仕様を答えればいいだけの簡単なお仕事ではあるのですが・・

でも、実はこれって「手段」に対しての質問になっているのです。

何をしたくて「できますか?」と聞いてるかが解らない場合、単純な仕様と照らし合わせるしかないので「できない」と回答する事が多くなるかもしれません。

もしくは商談をとるために無理やり「できる」にされてしまうケースもありますし、仮に何でも出来るとうたってるプロダクトの場合、それは難易度の高いプロダクトである可能性もあります。

なので、手段よりも目的(何をやりたいか?)のイメージがあった方が、既存の仕様の範囲内で提案を考える事ができるんです。

〇〇はできないけど、〇〇という運用をしていただければ・・みたいな運用でカバーみたいな提案もありますし、同様の目的で他社でよく使われる利用方法を案内する事もできます。

これは割と起きやすい商談の盲点なのですが「できる」の数をベンダーに求める事、もしくは「できる」の数をクライアントに押し付ける事は、手段だけをみて、目的を無視した設計につながるので、どこかで目的がブレて話が
進まなくなります。

なので目的(やりたい事)の脳内同期をちゃんと行い、プロダクトの想定した仕様にあった提案をするべきなのです。強引な「できる」を提案するのは、ソリューションではないのです!

以上、セールエンジニアとしての経験談でした!

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