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足るを知る

ますます体操が面白くなってきたと思うこの頃です。
体の動きもよくなってきて、痛いところもあまりなく練習に取り組めています。
自己ベストをこの間更新できたのもあり、まだまだうまくなれると実感できるのが嬉しいです。

今日は僕が社会人になってから腑に落ちるようになった考え方の「足るを知る」についてちょこっと書きながら整理していきたいなって思います。

劣等感が強い人や、毎日が面白くないって人にとって面白い考え方なのかなって思います。

劣等感

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多くの人は多かれ少なかれ劣等感を抱いているのではないでしょうか?

僕もその1人です。

劣等感を強く感じるタイプです。

それは教育課程や、環境に起因するものも多いと思います。

僕の場合劣等感を感じるときは、人を羨んでいる時が多いように感じます。

・体操が上手な人に囲まれるとき
・勝負に負けた時
・やりたいことがやれない時
・裕福な暮らしをしているひとを見ている時

などなどたくさんあります笑

まぁそういう気持ちがあったから負けず嫌いな性格なんだろうなって思います。
いいところでもありますね。

だから大学の時とかは自分の家のコルクボードに違う大学で活躍してる同級生のなどを書いて〇〇に勝つ!みたいなことをしていましたね。

社会人になってからの変化

社会人になってからの変化で一番わかりやすかったのは周りのレベルが一気に高くなったこと。

もともと鹿屋の頃もたかあきやしゅんぺいをはじめ、俺よりもうまい子は同期にも先輩にも後輩にもいたけど、それ以上にみんなで楽しく本気で目標にも向かっていたし、自分にもみんなができないことや強みはあるって自信を持っていた。

でも社会人になってからは周りもオリンピック、世界戦を目指す人のまつまり。
もちろん自分も本気で目指して、そういう環境に飛び込みんできたのだが、
自分の実力でそういうことを口にしてもいいのかな。バカにされないだろうか。という一抹の不安もあった。

また皆のレベルは当たり前だが高い。
高校生のしんちゃんから年長の亀さんまでみんなうまい。
試技会をしてもほとんど俺がビリ。
そんな状態だと周りを気にしていても疲れるのだ。

あぁ、あんなに上手くなれたらな。

でもなんかのきっかけで思ったことがある。
そういう「たられば」の世界に生きていると満足できないなと。

結局人は自分が幸せに生きるたいのだと思う。
自己満でもなんでも自分がいいと思えればいいと思う。

そこで自分が持っていないものに「たられば」と意識を向けながら生活するのは、ストレスもたまるし、満足な日々が送れないと思う。

だからこそ「足るを知る」である。

自分が持っていないものではなく、持っているものに対して意識を向けるということだ。

僕でいうと
・社会人で体操続けたくても続けれない選手なんて山ほどいるんだぜ
・怪我がなく体操ができてる
・生活に困るほどお金に困窮してるわけじゃない
・僕のためにアドバイスをくれる先輩やスタッフがいる
・僕のことを応援してくれる恩師や家族がいる

などなど書き出したらきりがないほどのことがある。

よく感謝の心を持てと聞くよね?

今ならよくわかるけど、あれって誰かに何かしてもたったお礼に感謝の気持ちを持つのじゃなくて(そういう意味もあるけど)
自分が充足した毎日を送るために持つべき心だと思うんですよね。

最近よく昼休みに自分の家に帰ってコーヒー飲みながら体操の演技見て、ちょこっと仮眠をとってシャワーを浴びて、窓辺で瞑想しながら、

「あー、こんなにも毎日好きなことに真剣に向き合える時間があってほんまにありがてえな」って感じます。

もちろん練習で辛いことや、イライラすることもありますが、それでも全然幸せだなって感じます。


そういう考えの変化もあり、練習中に劣等感を感じることも減りました。

というか「たられば」言って自体が好転するなら一生言ってますよね。
だからたられば言わずに済むようにもっと練習しろよって話なんですけどね。
頭ではわかってるもののなかなかこの感情と折り合いをつけるのが僕にとっては難しかったのです。

しかも人間はないものねだりの生き物だと僕は勝手に思ってるので、例え体操が今よりも上手くなったとしても、また別のことで劣等感を抱くでしょう。

まず、好きで体操やってるのに、その頑張る理由が負けたくないからってちょっと勿体無いなって思ったんですよ。

自分のためにやってるのに、頑張る原因が自分じゃない誰かってすごく勿体無いです。

そのくらいの時に「育てる技術」という本に書いてあった

なれる最高の自分になるための質の高い努力をしているかどうか

という一文にすごく惹かれました。
劣等感だなんだかんだって言って、モチベーションに左右されたり、できる努力を怠っていないか?と自問自答しました。

周りがどうのこうのじゃない。
最高の自分に近づくことに焦点を当てようとマインドが大学の頃とだいぶ変わりました。

そこからは試技会で一番下になっても変に落ち込んだり、ふてくされたりすることも自然となくなりました。
(負けてもいいやとは思ってません。それが今の自分の実力か。と現実を受け止めて次のやるべきことに集中している状態です)

終わりに

ざっくりまとめると、幸せに生きたかったら「足るを知る」という考えを頭に入れて、飢えた状態ではなく、感謝の心を持って日々過ごすといいかもって話です。

ただ僕は競技者としても、自分の性格的にも、負けず嫌いなことは変わりありません。
「足るを知る」の注意点は現状に満足してしまう可能性があることです。

だからこそ現状に満足することなく、ただ最高の自分を目指して日々頑張りたいと思います。

その最高の自分が競技者として目標達成していることを信じ、これからも頑張ります。

この世の中で大変なことも多いと思いますがあなたも一緒に頑張りましょう!

このの記事が少しでもあなたの役に立てばいいなと切に願います。

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