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プログラミングの経験は法律の勉強に生かせるか(全く分かりません)

プログラマーというのをしていたことがあります。

小学校高学年のとき、テレビゲームに接続するキーボードを買ってもらってBASICという言語で遊びました。付属の小冊子に載っていた100行くらいのサンプルプログラムを意味は全く分からない(そもそも小学生なので英語読めない)ながらも画面に打ち込んで実行したら、色のついた三角や四角の図形がパッと表示されて、ヌルヌル動いて。

夢に見るくらい感激したものでした。

どんなプログラムだったとか、ほとんど覚えていないのですが、とにかくめちゃくちゃ心を動かされたのは、おっさんになった今でも覚えてます。

仕事でも少し、プログラマーをしてました。言語は・・結局何でもやらされました(笑) 自然言語と違い、プログラミング言語間の差異は、そんなに大したことありません。一つ深く知っていれば、おおよそ対応できます。

ちょっと能力的に厳しいなと思い辞めましたが、プログラミング自体は楽しくて、就職する前の数年間と現役の数年間は夢中で何十冊と本を読みました。ただ、同業の人で本から学んでいる人はあまりいなかったです。できる人は、フリーで公開されているソフトウェアの公式ドキュメントやソースコードといった第一次資料から直接学ぶ傾向があったように思います。それは、僕にはハードルが高かったです。

法律の勉強に差し支えるので今はあまりパソコンに向かわないようにしていますが、長いこと夢中になってきたものだし、何か役に立たないかなあと思っています。

これまでしてきた新聞配達や郵便配達からなら、割と法律の勉強に生かせそうな経験をいくつも引き出せそうなのですが、結構長い間夢中になったプログラミングについては、すぐには思いつきません。

生かせそうなことがたくさんありそうに思ってこの記事を書き出したのですが、自分でもモヤモヤしていて、不思議な感じです。

思いつくままに、ネタのタネを列挙。

・中の人で、ちゃんとできる人は、既存のソフトウェアの公開されているソースコードや公式ドキュメントから直接学んでいた。つまり、第一次資料最強
・ただ、そういった人は、ドラゴンボールに喩えると地球人ではなくサイヤ人レベル

・現場は1人のサイヤ人と10人のクリリン、1000人の一般人で成り立っている
・製品は、1人のサイヤ人が10人のクリリンが参考にできる大枠を作り、10人のクリリンがその枠組みに沿ってソースコードを書き、1000人の一般人がそのソースコードをコピペして、ちょっと書いては、テストをし、納品物としての文書に残すというサイクルを永遠に繰り返す(なぜかいつまで経っても終わらない)
・サイヤ人はいろんなところで重宝されるため、現場の人が目にすることはない。伝説(プロジェクトにまつわるいろんなエピソード)だけが、何年か前の話として伝わっている

・業界では上記1000人の一般人でも不足しており、僕みたいな「ちょっと続いたことがある」程度の経験者でも、辞めようとすると全力で止められる

・人を集めて作るような製品は、何十万行とある巨大なソフトウェアであることが多く、末端で働いていると、自分の書いている部分がどういった文脈でどういう人に使われ、何を求められているかが非常に見えにくい
・喩えるなら、聖帝サウザーの聖帝十字陵に石を積み上げる世紀末労働者の気分

・英語はできる必要はない
・でも、英語ができると、入手できる情報の量と質が体感で10倍以上になる

・英語ができたおかげで本代は1/10くらいで済んだと思う
・本自体も安いし、無料で入手できる情報源も圧倒的に多い。
・なんなら、本のPDFが丸ごと著者公認で公開されていたりする。

・ちなみにRuby on Railsで有名なプログラミング言語であるRubyのインストールフォルダにはかつて、500ページ以上ある市販の入門書(英語)のデータがまるまる入っていた。
・Ruby on Railsなかりし頃、日本人のまつもとゆきひろ氏が作ったRubyが英語圏で認知される原動力にもなった名著、Dave Thomas氏によるPrograming Rubyである。
・オブジェクト指向プログラミングのよい入門書でもあり、僕のプログラミングキャリアの大恩人でもある。今も入っているのだろうか

・プログラミング言語やフレームワークといった主要技術自体も、かなり少数のコミュニティーによって作られているイメージ
・そういったコミュニティーの関係者(あるいは本人)が、自分たちの作ったソフトウェアの布教目的で書く、やたら親切で分かりやすくてハイレベルな書物を出す選ばれし出版社(Manning, O'Reilly, Pragmatic Bookshelf, Prentice Hall等)がアメリカにはある
・そういった出版社の本を翻訳本でも机の上においておくと、できる人だと思われ尊敬の目で見られることがある


もしかしたら法律学も同様に、比較的少数(全世界で見ても1000人以下とか・・)の人が維持、変容し発展させている世界かもしれないなあと、ふと思うことがあります。

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