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組織の品質部門を預かり、ISOの管理責任者をしています。 仕事を通して得た知識や考え方…

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組織の品質部門を預かり、ISOの管理責任者をしています。 仕事を通して得た知識や考え方をご紹介しつつ、自分の専門性を高めて次のステップを目指していくことにしました。 その過程が読者の皆様の気付きになればと期待しております。

最近の記事

哲学に足を踏み入れる

突然ですが、「哲学=難しい、深い」とイメージされませんか? 実際に私もそうでしたし、今もまだ「哲学とは何か?」と聞かれると答えられません。 ただ、哲学に一気に興味が向いたのはある対談形式のWebinarを見ていた時の言葉が妙にしっくりと来たからです。 「なぜ今哲学が注目されているのか?  それはシステムが上手く回っていないから。  上手く進んでいるときは目的を問う必要が無い。  目的やマニュアルが無い(システムが上手く回っていない)状態で進むこと=哲学。  VUCAの時代

    • Chat GPTで品質マニュアル改訂

      こんにちは、こんばんは。 最近流行りのchat GPTで品質マニュアルの改訂に取り組んでいます。 問いかけを工夫して自分が期待するような流れを作るのは大変ですが、投げかけの仕方や説明を入れるとそこそこの結果が返ってきます。 「品質マネジメントの原則を教えて」と聞けば簡単な説明付きで返ってきますが、私は8つになって返ってきました。 7つだと分かっているので間違いではありますが、Chat GPTの説明も一理あるように感じました。 そう言うこともあるので、やはり最後は自分で全て

      • 統合マネジメントシステムについて考えてます。

        統合マネジメントシステムとは、簡単に言ってしまえば複数のマネジメントシステムの認証を受けることです。 よくあるパターンは、ISO9001とISO14001の組合せだと思いますが、最近は労働安全や情報セキュリティとの組合せも多いでしょうか? 昨日のWebinar(特に深町氏のパート)で、マネジメントシステムに取組む意味が私の中でうっすらと光って見えてきました。 それは、マネジメントシステムは一つとるのも二つ取るのも同じではないかと。 もちろん手間もコストも掛かるので、組織に必

        • 「激変する環境下での経営革新~リスクを機会に変えるマネジメント~」

          今日、Jacb主催のWebinarがありましたが、視聴された方はいらっしゃいますか? 3名のプレゼンターが登壇されましたが、多くの気付きを頂きました。  ①飯塚悦功氏 『変化を機械に』  ②大久保孝俊氏 『危機を克服する経営品質マネジメント革新』  ③深町正博氏 『経営の強力なツールとしてのISO認証』 ISOは経営者の理解があると本当に有効なツールなんだと改めて感じました。 前に受けたISO9001のセミナーでも講師が『規格要求事項は経営者の為のマニュアルです』と仰って

        哲学に足を踏み入れる

        • Chat GPTで品質マニュアル改訂

        • 統合マネジメントシステムについて考えてます。

        • 「激変する環境下での経営革新~リスクを機会に変えるマネジメント~」

          品質マニュアルを全面改定します!

          読者の皆さん、こんにちは。 さて、早速ですが、自社の品質マニュアルを読んだことがありますか? ISO9001:2015では要求事項には品質マニュアルの作成要求がありませんが、自社のQMS全体を理解するためには品質マニュアルを読むのが近道です。 品質マニュアルは読まれることが少ないですが、自社の仕事の基本であり、品質活動の方向性を理解する為にも、是非一度読んでもらいたいと思っていますが、やはり規格の言葉が使われていると慣れない人にはハードルが高いかもしれません。 その様

          品質マニュアルを全面改定します!

          ISO年次審査を終えて。

          今年も無事に年次審査を終えました。 途中ドキッとするシーンもありましたが… 今回の審査員は途中でウチの弱点に気が付かれたようです。 そして、審査の合間の雑談ではとても共感するものがあり、そのまま部門の審査で言って頂きたい事が多かったです。 審査中では無いので一切記録にも残りませんが、「管理職がきちんとリーダーになりきれていない」と言う点をハッキリと言われてしまいました。 平たく言うと「管理職が担当と同じ業務を行うことに存在意義を見出している」と言うことです。 私も管理職

          ISO年次審査を終えて。

          ISO年次審査

          ISOの年次審査とは? 外部の認証機関による規格要求事項への対応状況の審査です。 業務の不適合を見つけるための審査だと言う認識を持たれている方もいますが、実はそれは誤解なのです。 主に審査はサンプリングで審査を行うので、組織が意図的に隠したウソを見つけることは難しいと言うことです。 事実、ISO認証を取っている企業の不正が見つからずに世間を騒がせたと言うニュースを聞いたことがあると思います。 依って管理責任者や事務局にとって年次審査は恐れるものではなく、「組織を意図した

          ISO年次審査