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「初マラソンでサブ3.5達成!」初心者が2ヶ月で達成できたマインドのカラクリ

2021年6月5日に開催された宮崎100kmリレーマラソンといイベントで、50kmソロの部に出場しました。


結果

42km通過タイム:3時間16分

50km完走タイム:4時間11分

挑戦前に掲げたゴールを達成することができました。

これまでランニングを走り続けていたわけでもない私が、ゴールを決めてから、たった2ヶ月後のマラソン初挑戦で、なぜサブ3.5を切ることができたのか。

その裏側(カラクリ)を書いていきます。



【ゴールは見つけるものではない、決めるもの】

まずはじめに、なぜマラソンに挑戦することにしたのかについて少し触れます。

わたしはゴールが見つからないことで悩んでいました。

いまの仕事の延長線上に何がしたいのだろう。
どういう存在で在りたいのだろう。



ゴールを見つけようとして、本を読んだりして、意味のイノベーションだとか、今の仕事×〇〇で何かを起こそうだとか考えていました。

現状のリソースの中で、今できること、やれること、面白そうなことを繋げていき、マインドマップでいっぱいにしてはいるものの、モヤモヤ感が取れない日々をおくっていたのです。

そこで出逢ったのが、コーチング(mindset coaching school)でした。

それも認知科学に基づくコーチングであり、ゴールはクライアントの中にはない、現状の外側にゴールを置くことをプロトコルとしている、他のコーチングとは一線を画すものでした。

マインドや脳に元から興味があった私はその日に入学することを決めました。

そこで、わたしが悩んでいたことが、間違っていたことに気づかされます。

「現在の状態のままいけば十分に起こりうると予測される未来」

これは、未来でもなんでもなく、「現状」。

これまで自分で考えてきていたゴールは、現状の延長線上だったことに気付きます。考えるほど、現状維持を強めていたのです。


この時の私のゴールはなんだったのか、今だからわかります。

「現状に留まること」

これが無意識のうちに出していたゴールだったのです。


そこで、コーチングスクールのコーチとのセッションで、初めて立てた現状の外側のゴールが、「初のフルマラソンでサブ3.5を切る」でした。


初めてのフルマラソンなので、はじめは完走でもいいんじゃないか、せめて4時間切りなら達成できるんじゃないかと考えているところもありましたが、

ゴール設定には、ゴール達成を含まない

達成できそうなゴールは、現状です。

ついついできそうなギリギリのラインをゴールに置く癖がこれまでの人生でついています。

設定したはいいものの、どうやったら達成できるのかわからない。全く予想も検討もつかない状態で、怖いとおもいました。


それでも、根拠もない自信(エフィカシー)を信じて、やってみることにしました。


【ゴール設定と責任感(accountability)】


ゴール設定をして、まずはじめに行動したことが、Facebookで、初のフルマラソンでサブ3.5を切りますと、宣言をしたことです。


Facebookで宣言したことによる反響が物凄く多いことに驚きました。

応援してるよ!
頑張れー!!!
知り合いにランナーがいるから紹介するよ!
食事や栄養管理必要だよ!
などなど


投稿にコメントをくださる多数の方や、直接メッセージをくださる人も居て、


現状の外側に飛び出すリソースは、自分が見えていない(スコトーマ=心理的盲点)だけで既にある

ということに気づかされます。



そして、ゴールに対する責任感を帯びたことで、見える世界が変わり、(このことを、コーチングではスコトーマが外れると言います)生活リズムが大幅に変わりました。


見える世界が変わる、そして、生活リズムが変わる、というのはどういうことでしょうか。


【ゴールへの道筋は見えなくていい】


見える世界が変わるというのは、何も環境を変えたということではありません。


いつもと同じ日常でも、入ってくる情報が変わった、ということです。


例えば、YouTubeで見ていた動画リストが、お笑いから、全て、ランニングに必要なことに関する動画に変わっていた。


そんな経験ないでしょうか。


ゴールを設定したことに責任を帯びたことで、自分のマインドの重要性関数(重要度の順位付け)が入れ替わったのです。


だから、もともと快適なところだったところ(快適なところ=コンフォートゾーン)から、ゴール側に地点がズレたことで、今まで見えていなかったものが見えるようになります。


これをスコトーマが外れて、RAS(脳幹網状態不活系)が発火すると言います。


これが、

ゴールへの道筋が見えるようになるカラクリで、これがクリエイティビティーです。


それからというものの、

知性では、遺伝子検査をしたり、腸内細菌の検査をしたり、して自分の体の土地と地図を明確にして、 


何が必要で、何が足りないのか、
自分の強みは、そして弱みはどこか、
を知って、


生化学や遺伝子栄養学、腸内細菌栄養学を学んで、休息と栄養と運動のトリニティを好循環させていく、


必要な栄養素を運動前・運動中・運動後と分けてしっかりと補給していました。


筋肉的には遅筋だからマラソン向きだけど、アドレナリンが出ると筋肉が落ちてしまう遺伝子リスク、抗酸化が苦手な遺伝子リスクを抱えていましたから、


どの栄養素をどのタイミングで取るかによって、命を削るだけの行為になりかねませんでした。


それから、走りに必要な鍛えるべき筋肉と筋肉が動く機序、走り方のフォームや呼吸法、練習方法では何を基準に考えるべきなのかも調べまくりました。


練習で気にしていたことを挙げれば、vo2maxやランニングエコノミー、乳酸性作業閾値、などです。(詳しくは聞きたい方はメッセージをください)


【現状に引き戻そうとする力とモチベーションのカラクリ】


ゴールを決めてからずっと上手くいっていたわけではありません。


現状に戻そうとする力を感じる時もありました。


練習でなかなか結果が出てこない時などには、無理なのかなと、できない理由を考えてしまうものです。


元々は、10キロを1時間で走るのがやっとでしたから。


このようなネガティブなセルフトークは意識して気づくようにして、ポジティブなセルフトークに変えることが必要です。


人には恒常性維持機能(ホメオスタシス)というものがあります。


これの例は、どんな熱いところにいても、どんな寒いところにいても、体内温度を36度から37度に意識せずに維持する機能です。


これはマインド(精神世界)でも共通します。


居心地のいい快適なところ(コンフォートゾーン)に、元の自分に戻そうとする力が働くのです。


この戻そうとする力を、モチベーションと言い、これがモチベーションのカラクリです。


だからこそ、ゴールを達成している自分なら、日常でどんな行動を取るのか、常に意識して自分に語りかける言葉(セルフトーク)が大切になります。


言葉(Word)→イメージ(picture)→感情(emotion)の順番で脳に想起され、それがセルフイメージを作ります。(情動記憶というのは、言葉により反復される)


それが、自我(ビリーフシステム=自分のマインドの最高価値と最低価値を含む全て)となるので、


ゴールの心象風景のセルフトークで、ゴール側への臨場感を高めることが、極めて大切になります。


なぜなら、ゴール側のコンフォートゾーンに対して、モチベーションが働くからです。


このようにして、 


マインドとカラダの知識を取り入れながら、トレーニングを行うことによって、成長を加速させていきました。


だからこその結果だったと想えています。


【自己紹介】



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