見出し画像

【百年ニュース】1921(大正10)3月14日(月) 芥川龍之介『夜来の花』が新潮社から刊行される。「杜子春」「アグニの神」など収録。人気作家として不動の地位を得ていた芥川は,3月21日発の築後丸で大阪毎日新聞社海外視察員として上海に向かい,7月中旬まで中国各地を訪問する。

画像1

画像2

夜来の花』が出版された直後に芥川は南京,九江,漢口,長沙,洛陽,大同,天津,沈陽などを巡歴し,清朝が倒れ中華民国になって10年に満たない,混沌とした中国大陸の様子紀行文『上海游記』に著した。この様子は2019年12月放送のNHKドラマ『ストレンジャー~上海の芥川龍之介~』で描かれ,松田龍平が芥川を好演。

画像3

芥川龍之介の作品集を,声優の佐々木健さんのナレーションで聴くことが出来ます。



よろしければサポートをお願いします。100円、500円、1,000円、任意のなかからお選び頂けます。いただいたお金は全額、100年前の研究のための書籍購入に使わせていただきます。サポートはnoteにユーザー登録していない方でも可能です。ありがとうございます。