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【無料note】リーダーに任命された際に読むべき本

●完璧なリーダーはもういらない

「今日から、あなたがチームのリーダーです」

職場や学校で、ある日突然そう言われたら、あなたはどうしますか?

「望むところだ!」と気合を入れる?

自信はなくても、「頑張ります」と、挑戦してみる?

「私には務めあげる自信がありません」と、辞退する?

リアクションは人それぞれに違うと思いますが、「自分はリーダーに向いているのだろうか。リーダーの素質はあるのだろうか」などと、悩む必要はありません。

大丈夫、あなたはリーダーになれます。

なぜ僕がそう言い切れるのか。

じつは、リーダーに必要とされる「リーダーシップ」は、あなたがすでに持っているものだからです。

現在、会社や組織の中でリーダー的な役職・ポジションについている人はもちろん、1度もリーダーを経験したことがないという人まで、すべての人たちに備わっているので、個々の能力や素質は関係ありません。

あるとすれば、リーダーシップを「発揮するか、しないか」の違いだけ。

日本社会における組織の形は、これまではトップダウンによるヒエラルキー型が一般的でした。

リーダーとは「長」という肩書を持つ人や、組織をまとめるポジションを意味することが多く、課長・部長・社長といったマネジメント層の人たちを指している場合がほとんどです。

学校ならば学級委員長・生徒会長などですね。

リーダーたるもの、行き先や生き方を迷うことなく先頭で示し続け、人々はその背中に憧れ、尊敬しながらついていく…。

このようなカリスマ的なリーダーが企業や組織を牽引することで、日本の経済産業はめまぐるしい発展を遂げてきたのです。

確かに、これまでの社会はそれで安泰でした。

でも、時代は大きく変化しています。

その変化のスピードはどんどん速くなり、物事の結果がすぐに出てしまうにもかかわらず、予測の不確実性が高く、誰も「正解」がわからない…。

自信満々で有無を言わさずに「こっちへ行くぞ!」と、みんなを牽引するようなカリスマ的リーダーは減少し、個々が自分の行き先を考え、自己責任を負うようになりました。

率先垂範・不動不惑のリーダーは通用しなくなりつつあり、「総リーダー時代」に突入しているのです。

それなのに、「リーダーたるもの、優秀でなければならない」という呪縛が、未だにどれほど多くの人たちを苦しめていることか!

こうした固定観念に囚われて自信がない人ほど、「私はリーダーに向いていないのでは?」と悩んだり、リーダーであることに精神的負担を感じたりしてしまうのです。

また、「正解」にこだわり、柔軟な思考や大胆な発想ができなくなる人もいます。

優秀なリーダーが悪いわけではありません。

ただ、優秀でなくてもいいのです。

リーダーシップは、チームや組織を束ねるポジションにいるかどうかに関係なく、組織に所属するすべての人たちが発揮できます。

もちろん、あなたも。

ではどうやってリーダーシップを磨くのかと言うと、方法は至ってシンプル。

「~したい(Want)」という自分の意思を、周囲に発信することです。

たとえば会議中に、1人の男性が「ちょっと休憩にしませんか?」と、提案したとします。

このとき、彼はこの場におけるリーダーの役割を果たしています。

さらに、別のメンバーが「だったら私、コーヒー買ってきたいな」「では、15分ほど休憩にしましょうか」などと提案すれば、その人たちもまたリーダーになるのです。

メンバーそれぞれが「~したい」という意志を発信することによって、チームの合意形成や意思決定が成されるので、これらすべてが、立派なリーダーシップと呼べるのです。

従来の「リーダーは常に固定された人物」という考え方ではなく、チーム全員がリーダーであり、状況に応じて誰かがリーダーシップを発揮する。

リーダーというバトンを、メンバーのあいだでクルクルと回している状況をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

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