今はただの人間だから
今日も死にたくなりました。
うん、だってそれは生きている証だから。
自分だけの大切な感覚だから。
他の誰かが生きたいとそう願うように私は死にたいと思っただけ。
それは私が人間だから。
苦しくて、足掻いて、藻掻いて、でも結局、私は今日も惨めに生き抜いてしまった。
そうして死にたいと思う気持ちをひとしきり楽しんだのならば、またいつものように明日はもう別の自分を生きるのだから。
***
今日も自分以外、全員死ねばいいと思いました。
それは私が人間であることの証明。
周りのすべてが呪わしく思え、壊れてしまえばよいと思いました。
それこそ自身がすべての中心であることからくる想い。
今日も世界中が敵だと思いました。
つまり私が世界そのものであることへの確信。
人は自らがどのように生まれ、どのように生き、その最中に抱いた思いや願いのすべてを携えたまま死ぬ定め。
人間の一生に意味などはない、だとしても尊きものであることは紛れもなき事。所詮、現身である人間にできることといえば、ただ生きる(体験する)ことのみである。
ただ生きればもうそれでいい。
社不でもおっけー!/ たかやん
タイトルフォト
norikoさんよりお借りしています。
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著者プロフィール
私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
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