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有相無相、あぁ無常

この世のすべては諸行無常の響きの中にあり、それがわからぬが故、人間は日々思い悩む。

そうして思い悩むが故、やがて諸行無常へと思い至るという一対の関係となっているのだ。

この世はむしろ変化こそが必定。

変化にネガティブになるのは、世の必然に反すること。

不安や恐れなどのネガティブな感情や感覚は原動力。

変化に真正面から立ち向かうことを抗うといいます。

抗わず流れに身を任せ変化こそを楽しめるようになりたい、特に40代以降の方々。

齢を重ねるほどに若い頃よりも加速度的に様々な事柄が変化をはじめます。

体力、容姿、記憶力、意欲、食欲、嗜好。

そのような変化は世の定めであり、恐れたり不安になる必要のないもの。

この世は動き続けるものこそ安定し、また発展し続けるものだから。

人間の生涯もまたそのようなものなのです。

どうせ僕には世界は救えないから。

ではなぜ生きる?

いったい何ができるのか。

それは愛する人に愛を伝え、愛すること。

お互いの弱さを享受しあうこと。

自分を愛すること。

自分だけの感覚や感情の大切さを認め、自らを受け入れること。

こうでなければならない、それこそが思い込み、ちゃんとしなくていい。

自分らしさ、在り様、在り方を心がける。

毎日毎日、毎瞬毎瞬生まれ変わっていい。

どんどん本来の自分になっていくので慌てなくていい。

世界を救う必要なんて、はじめからないのだ。

この世のすべての人が本来の自分を生きられれば、その時に誰もが望む世界が現れる仕組みなのだ。

人はひとりぼっちのようで、その実そうではないのだ。

ひとつですべて、ぜんぶでひとつなのだ。

すべては恐れるに足らない。


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いつも本当にありがとう。 これからも書くね。