見出し画像

たぶん売ってても買わない

自分は29歳のときに起業独立したのですが、その時にひとつ決めたことがありました。それは『前職で築いたコネクション(会社の方々、取引先やお客様など)を一切使わない』こと、です。

これは、前職でお世話になった会社自身が持つブランド力や信頼&信用があって築いてくれたものなので、そこから離れて無関係になった自分がウロチョロするのは「失礼なことだろう」と考えたからです。
また、0(ゼロ)から挑んでいく会社づくりのなかに、そういう前職時代のコネクションを活かした実績が入り込んで、自分と会社の『自力』や『基礎力』が分からなくなってしまうこともイヤでした。

おかげでとんでもなく大変な会社づくり、となりましたw

ブランド力や信頼&信用といった支えがない『ただの自分』の、非力さ&無力さ。通用しないこと&負けること&悔しいことの連続。前職時代に自在に立ち回って成功できていた仕事は、やっぱり、それらに助けられていた部分が非常に大きかったことを、思い知らされました。
その分、なにが通用できるのか、なにが通用できないのか、という『自力』と『基礎力』を掴みながら、目指す会社づくりに取り組めました。

起業して『世の中にひとつの独自ブランド&サービスを築く』ということは、こんなにも大変なんだなぁ、というひとつの実践経験と勉強(いまだその挑戦の途中w)。こればかりは、買うに買えません。

当時、仮に売ってたとしても、買わなかったと思います。やってみないと分からないことは、やっぱり、やってみないと分からないから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?