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0と1の間に数字はいっぱい

2015年式の中古ですが、欲しかった『ホンダ N-BOX/(スラッシュ) 』を手に入れました。いま、自分好みに仕上げているところ。

作り手と、買い手と。

その方向と立場を変えて考えてみれば、数ある選択肢の中から比較されてもそれが選ばれて、一人のユーザーになってもらえるというのは、まさに『技術者冥利に尽きること』だろうな、と思います。

『 0 から 1 をつくる』という仕事。

出来上がった『 1 』というカタチを見れば、それは普通に在る『 1 』なんですが、これまでは存在しなかった『 0 』でした(当たり前)。その『 1 』を構成する 100 とか 1,000 とか、そういう工程のなかに、達成コンセプトの実現を諦めないヒトたちのトライが詰まっています。

こうしてプロダクトはひとつのカタチになるわけですが、それが使われていく過程こそが、真価が問われる『本番』でもあります。クルマを自宅ガレージに飾っておくだけの目的で買う人は、いません。

インクレイブのプロダクト開発シーンにおいても、その『 1 』までを構成する全工程を見上げるとき「自分たちで登れるか?」と、怯みそうになることは多いです。誰にでも出来るような『ものづくり』をわざわざやるのはイヤだし、その水準には規格競争も絡むので、尚さら。達成技術や要件の難しさ、時間と予算と販売計画の合点見極めなど、いろいろ。

会社の経済性で見れば、『やらない判断』のほうが良さそうにも感じてしまうのですが、それを待ってくれているであろうお客様のことを考えると、やっぱり役に立ち&喜んでもらいたいので、登ります。

さ、今日4月1日から新しい期のスタートです。
今期もみんなで、より高いところを目指して登っていきます!

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