見出し画像

ヒトの耳ってすごいのに

25歳くらいだったかな。同じ課の先輩から「録音した会議内容を議事にしておけ」と言われたので、レコーダーを何度も再生しながら、「声」を文書化していきました(今どきはこんな仕事、少ないでしょうね ^^)。

そのときつくづく思いました。 「人間の耳ってすごいな」 って。 レコーダーを再生すると分かるんですが、関係ない声や雑音がひどいことになっているんです。 その会議の場に居合わせていた自分には、こんな関係ない声や雑音までは聞こえてなかったはずなのに。

これがヒトの 「聞くチカラ」なのでしょう。

ガヤガヤの中から必要な音や声を取捨して入力し、理解&判断に使っていくチカラです。 一方のレコーダーは、そこにある音や声なら何でも構わず拾って録ってしまいます(マイクの種類やスペックにもよるけど)。

ヒト(&耳)はすごい。

それなのに、相手の話を途中で遮って割り込んだり、相手の話を上から被せて封じ込めたり、まるで喧嘩のごとく相手を論破したり。自分の考えや話したいことが自分にとって大事なように、相手の考えや話したいことは相手にとっても同じように大事に間違いありません。

自分だけ大事で相手のことを尊重できないヒトなのか、相手を上か下かの差でみて平等を重んじるチカラがないのか、公私混同や私利を大義に忍ばせて説く悪者なのか、あるいは、話し合いの場を「ジャイアンのワンマン歌謡ショー」にすり替えて自分がギラギラしたいのか。。

社内外限らず、会議や打ち合わせのような場面でこういうことをやるヒトに出会うと、「話し合いはもういいから、あなたが言いたいことをレコーダーに録って渡してくれ」と、言いたくなります(笑。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?