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【らんまん】想いすぎての別れ? 6/6感想【第10週・ノアザミ】

「らんまん」第47回感想です。

万太郎は、印刷所の大畑に、見習いとして働くことを許してもらったようです。昼は大学で研究、その後に印刷所で見習い修行…という生活が始まります。

牧野富太郎の印刷見習いに関しては、自叙伝にも書かれていましたが、少し事情は違っていたようでした。

…植物志を出版するには土佐へ帰ってゆっくりやろうという考えであった。しかし植物志を作るには図を入れなければならぬが、その当時土佐には石版の印刷所がない。そこで一年間石版屋へはいって、石版印刷の稽古をしたのであった。

『牧野富太郎自叙伝01 第一部 牧野富太郎自叙伝』

土佐で出版するために、やむを得ず修行したという経緯だったようですね。ただ、そのうち郷里に帰ることがだんだん嫌になって、東京で出版することにしたとも書かれていました。
いずれにしても、雑誌出版にかける思いの強さは、万太郎と共通しているのではないでしょうか。

「らんまん」のお話に戻ります。職人たちは、容赦なく万太郎に仕事を言いつけ、万太郎は重たい砂袋を落として砂まみれ…

小さいころに肺をわずらっていた万太郎が、そんな重労働に従事していると知り、竹雄は心配します。自分が修行すればいい…とまで言い出した竹雄に、万太郎は「わしにしかできんことじゃ」「前に進みたい。頼む」と懇願します。竹雄は「峰屋の皆にも顔向けできません」と納得できない様子。
万太郎は、一緒にいると竹雄を心配させてしまうので、長屋を出て、印刷所に住み込みで働くと口にします。

翌朝、竹雄が出した結論は「佐川に帰る」こと。

竹雄と万太郎、このコンビを見られなくなるのは寂しいです。。
でも、相手を思うが故の別れであれば、しかたないのでしょうか。
万太郎も、いつまでも竹雄の収入に頼っているわけにはいかないですしね。。峰屋の状況や綾ねえちゃんも心配だし…
ここは前向きにとらえるべきですね…

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