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【らんまん】運命の出会い 4/19感想【第3週・ジョウロウホトトギス】

「らんまん」第12回、第13回の感想です。

昨日(第12回)は、姉の綾と麹屋の幸吉との淡い恋模様が描かれました。竹雄の綾への想いや、綾の酒造りへの挑戦など、サイドストーリーも色々気になります(今日が盛りだくさんだったので、昨日の分はサラッと)。

今日(第13回)は、いよいよ万太郎と竹雄が東京へ。明治14年に行われた内国勧業博覧会に「峰乃月」を出品するためです。この博覧会は実際に行われたようです(参考:国立国会図書館)。

珍しい展示物に、万太郎と竹雄は驚くばかり。浮かれる万太郎に、竹雄は「ろいろいせんとってください!」とたしなめます(土佐弁で「うろうろする」という意味なんですね。初めて聞きました)。

博覧会会場で、万太郎は各地の当主に酒を勧められ、下戸なのに、思わず酒を口にしてしまいます。
酩酊状態で会場を抜け出し、下戸なのに、なぜ酒屋の当主に生まれてしまったのだろう…と、自分のアイデンティティへの疑問を口にする万太郎。
「ゲコゲコ…わし、本当は、ただのカエルながのう…ゲコゲコ」と、庭にある大きなエノキの木に登ってしまいました。

「人が作り出したもんもええけど、わしはおまんら草木の方が、ずっとすごいと思う。一つとして同じもんがなか」
「わしも、わしでえいかのう?」

と、万太郎はエノキの大木に話しかけます。草木にも生まれてきた理由がある。酒屋の当主になり切れない自分にも、生まれてきた理由がある…と、万太郎が自分の生き方に思いを巡らす、印象的なシーンとなっていました。

しかし、博覧会場は大騒ぎ。木に登って、なにやら話しかけている万太郎の異様な姿に、人々が集まってきます。

そこに満を持して登場したのが、出展していた菓子屋「白梅堂」の娘、寿恵子(浜辺美波さん)。※この前に、万太郎が白梅堂で「かるやき」を買うシーンもありました。

「危ないです、降りてください!」と万太郎を心配して声をかける寿恵子。万太郎は動揺して、木から落ちてしまいます。
万太郎は「一目見ただけで、ここがぶわっとしたが。心が震えた」と、一目ぼれしてしまった様子。寿恵子も、不思議な青年との出会いが心に残ったようです。
今後の展開を考えると、あ~その人は、やめておいた方がいいよ…と、寿恵子に教えてあげたくなりますが…。これが運命なのですね。。

今日の木登りや寿恵子との出会いについては、ほぼフィクションのようですね。富太郎は博覧会を訪れたものの、壽衛の菓子屋は出品していなかったようです。もう少し後、東京で暮らし始めてから、甘いもの好きな富太郎が菓子を買いに行って、その店頭で出会ったようです。いずれにしても、下戸で甘党だった故の出会いですね。

いよいよ動き出した運命の歯車… 明日からも目が離せません。


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