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【神は細部に宿る】ユキヤナギ

ユキヤナギがきれいに咲いていました。
猫のしっぽみたいに、小さい花が枝に並んでつくのが楽しいですよね。

ユキヤナギは直径7~8mmくらいの小さな花ですが、いつも拡大して写真を撮りたくなります。
(そして、いつもうまく撮れません💦)

ややボケてしまいましたが、写真を拡大してみると……
花の真ん中には、ボウリングのピンみたいな5個の雌しべが、身を寄せあうように収まっています。
その周りには、黄色いつぶつぶした蜜腺体が、ぐるりと円を描いています。
雄しべはまだのびきっておらず、雌しべに話しかけるように、内側を向いています。

ん~なんて、可愛らしい💕

「神は細部に宿る」という言葉は、もともと芸術分野で使われていたようで、
「細部までこだわって仕上げることが大切」というような意味で、使われることが多いようです。

でも私は、自然の中にこの言葉を感じることが、とても多いです。

神様は、こんな小さな小さな美しい世界を、なぜ作り上げたのか……
人間からみれば小さいけれど、生き物たちのサイズ感では、特別小さくもないのかもしれませんね。

芸術でも創作でも、時間をかけて、細部にこだわればこだわるほど、完成度が高くなるのと同じように、
長い自然界の歴史の中で、工夫して工夫して生き残ってきた植物の姿が、
美しさとして現れているのかな……✨ と思いました。

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