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『学習する学校 子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する』第16章持続可能性【377】

 約900ページにも及ぶこの本のまとめも、いよいよ最後の第16章になりました。
 これまで産業化時代に作られた学校が現代の社会の変化に対応できていないところ、トップダウン型の学校運営から学校に関わるあらゆる人が関わり、オープンな対話ができる環境整備が求められていること、それと同時にリーダーシップのあり方にも変化が求められていることを確認してきました。
 本書で一貫して述べられている大切なことは、私たちが気づいていない当たり前や思い込みを認識し、それを自覚しながらいろんな視点を受け入れつつ、オープンな対話ができるような環境を整えることであり、それはリーダーとされる人だけでなく、個人にも求められる考え方なのです。
そして、この最後の章では学校が「持続可能性」な学習する組織として成立するために必要なことについて書かれています。

 最後のまとめ記事は少し長くなってしまいましたが、とても大切なメッセージがたくさん入っていたと思います。

保護者の活動が不登校問題を改善させる

 レイン・マザーズという保護者の団体が、貧困家庭へ訪問する活動によって不登校率が下がり、その活動がなくなったら再び不登校率が元に戻ったという事例が紹介されていました。

 これは学校だけで問題を解決しようとするのではなく、地域のリーダーシップのもとで住民自身による活動によって問題にアプローチできるということを示しています。

パブリック・エンゲージメント

 自分がもつ専門知識や経験から直観的に行う判断などによって、他者から話を聞く時にそれを受け止めることが難しくなることがあります。子どもたちが欲していること、そのためにできることは何かなど原点に立ち戻る必要があります。そのために必要な7つのプロセスが紹介されていたので、簡単にまとめておきたいと思います。

パブリック・ジャッジメント・プロセス

 最初のステップは「意識を向けさせる」です。行動に至らない状態の時に、人々に対して行動につながる呼びかけを行います。ただ、問題が複雑なときは優先順位なども含めて整理して伝える必要があると考えられています。

 次のステップは、「仕事のプロセスを踏む」です。解決法が自分が好むものだけに強制するのを避け、複数のアプローチの利点や問題点なども踏まえながら進めていきます。そして、3つ目のアプローチは「統合と決断」です。そこでは、あらゆる考えを受け入れ、実行に移していきます。

 このように会話を重ねることで、共通基盤や意見が対立しているトピックを明確にし、質問を交わすことで行動にたどりつくことができるという考えは、コミュニティの民主制が再び機能すると考えられています。自分の専門性に閉じこもり、他のことは他人に任せっきりになっていると、複雑な問題の本質は見えてこないと考えることができます。
 本書では、『我々の民主制を取り戻すことが公教育を取り戻す』と書かれています。

ビジョンを引き出し、ポジションは抑える

 コミュニティ内の対話は、対立やそれによる疲弊を伴うことがあります。そして、互いに理解するのが難しいと判断し、話し合いの場から去ってしまっては「創造的緊張」の段階でストップしてしまいます。相手の言いなりになってはならないという不安が残ったままでいると、相手への不信が募り、自分の立場を守ることに必死になって

『言いにくいことをうまく伝える会話術』

 これは、責任逃れや主張のし合いを続けている人々にとって役立つツールになります。話し合いが膠着状態になりそうな時は有効なアプローチかもしれません。
 本書には詳しく書かれていますが、まず初めのステップは、お互いのビジョンを明確にし、対立状況が生まれそうであればそれがなぜ生まれてくるのかをよく考えるようにします。
 そしてその次のステップは、立場を抑制して今の現実についてもっと明確に理解するということです。仮に何らかの主張をする時に、その背景にある怖れや疑念についても明確にし、「何を譲ったらどういう心配事があるのかをはっきりさせる」ことがポイントになります。これは、本人の怖れの最も深い部分に注目するということです。そして、そういった話を共有することができれば成功です。

一つの村を育てるには子どもが一人必要

 時には大人でも解決できなかった問題を、子どもたちのアイデアや取り組みによって解決されることがあります。高校の近くにいる麻薬ディーラーの問題について、高校1年生が実際に閉鎖せることに成功したという例が紹介されていました。また、小学5年生が大気汚染について調べ、学校の送迎時間の混雑との関連を発表したところ、保護者が大気汚染に関心を持つようになった例なども話されていました。

 ここでは、何らかの症状を元の原因から区別する方法も学び、問題の一症状に気づくことで解決への糸口をつかんでいることがわかります。
 何か問題が起きたとき、ほんの小さなことでも変える努力をして変化を起こせば、その問題も変化することが身をもって理解することができます。

持続可能性のための教育(EFS)

 持続可能な社会が目指される中、教育も同じように持続可能で社会や環境への負担をなるべくかけずに未来の世代にも引き継げるものでおる必要があります。
 そのためには、「環境と経済と社会的健全さとの間に相互依存の関係がある」ことを認め、「私たちが生きる時代の自然のシステムが傷ついて危険な状況にあること、産業化社会の中にしたさまざまな実践は、自然かもつシステムを破壊し、ひどく痛めつけたことを認知する」ことを認めることができるような教育内容であることが理想的です。そして、知識を身につけることに終わるのではなく、今のシステムの問題点を見つけ出し、その改善向けて新しい実践ができるようなものであることが求められています。もはや、教育の役割は個人の利益を最大化するのではなく、今ある地球規模の問題を理解しあらゆる方面で解決に向かえる人々を多く育てることでもあると言えます。

EFSの重要な役割

 産業化時代に生まれた学校教育の中では、「理論や抽象やきれいな答えや効率性を強調し、価値や意識や問いや良心をないがしろにしてきた」とされています。これからは既にあるものを効率よく消費していくのではなく、個性や特性を生かしつつ、複雑なシステムを紐解き根底的な問題にアプローチできるようなマインドをもつ人たちを育てていかないといけません。そして、自ら意思決定ができ、民主的な社会を維持しようとする人々が求められます。そういった役割を担ってこそ、持続可能性のある教育が実現されます。

EFSに必要な項目

 クラウド研究所が出した「持続可能性のための教育」によると、文化として残すものと変えるものを識別すること、グローバル・ローカルなシチズンシップを発揮すること、システム思考のツールや概念を利用すること、健全な方法で行われる経済によって生産・消費が行われる持続可能性、私たちの周囲に存在する公共物が健全に保たれ、自然のシステムと私たちの生活が相互依存的な関係にあることを学ぶ、未来に向けての行動をそれぞれの立場を尊重し多面的な視野をもってできる、といった項目があげられていました。

EFSがもたらす地球市民の意識

 本書の中で、EFSを実施するために「お魚ゲーム」か紹介されました。このゲームでは、利益の最大化を優先すると継続的に利益を生み出すことができず、共同して持続可能的な管理をした人の方が最終的に利益が大きくなる仕組みになっており、力を合わせる方が効果が大きくなると学ぶことができます。こういった経験から、身近にある共有物(自然や資源など)を見つけられるようになります。

ネガティブではなくポジティブに解決を

 脳科学の観点からは、「問題や危機状況を沈痛な面持ちで熟考するよりも、目標や解決のためのビジョンについて繰り返し考えるほうが、より創造的で長期的な思考を促進できる」ということが分かっているそうです。
 また、環境汚染者に罰金を科したり、フィルター設置を義務づけるなどの直接的に何かの措置を行うようなことを考えるのではなく、症状の根底にある根本に目を向けることを重視するように述べています。そういった取り組みはあらゆる効果をもたらし、「出席率や健康状態、栄養に関する測定値」だけでなく、標準学力テストの成績も向上することが分かっているそうです。
 一問一答式の思考をするのではなく、「因果関係の鎖をできるだけ源流に近いところまでたどる」ようにし、「一度に一つではなく、一度に多くの問題を解決し、新たな問題が生まれるのを最小限に留める解決法を探す」ような学びを設定するのが重要です。

学校で環境デザインを実践した「緑の校長」

 学校の建築や土地利用でも考えることができる例が紹介されています。それは、フィールズストン校の校長ハワード・ウォルドマンが取り組んだ持続可能な学校づくりです。

「エネルギー使用を減らし、廃棄物を出さないようにし、カフェテリアでは地元の農場や庭園から収穫されたものを使う」ことを決め、「屋根の上や校庭に庭園をつくり、排気量を減らすためにスクール・バスを復活させ」たと書かれていました。

 また、学校の食堂にはほとんどが有機的な日陰栽培によるフェアトレードブランドのコーヒーだけを置いたり、「マグカップを購入し、紙コップやプラスチック製のコップを廃止」しました。さらに、「ランチのトレー使用を止め、水利用と食べ残しを減らした」と書かれています。
 このような取り組みによって、この学校は2008年の新校舎がエネルギー・環境デザイン・リーダーシップ銀賞を受賞しました。

共有地の悲劇

 共有地の悲劇とは、「現地で得られる資金や人などの資源を、他の競争相手が取ってしまわないうちに自分のものにしようと、競争に積極的に乗り出す」ことを示します。これは、「個々の者への利益が意図せずして全体の利益を損なう結果になるというシステム原型」です。
 これは、以前紹介した「成功者の成功」とは異なり、すべての人が敗者となり、壊滅的な衝突を引き起こすことがあるので注意が必要です。

 このような悲劇を起こさないようにするためには、競争ではなく共同すること、限りある資源の場合は、補充されるまで閉鎖する、多くの人が気づく前に取り組み始める、使い果たすのではなく再生できるようにすることが求められます。
 かつてフィリピンにあるアポ島では、破壊的な漁業方法を取らざるを得ない状況でしたが、お互いに禁止規則を定め、村人が交代で警備にあたるようにしました。すると、漁獲量はこれまで以上に上がり、収入が上がったことで余暇も生まれたそうです。
 この時に大切なのは、「コミュニティ内の異なるグループの人たちが共に集まり、共有する問題についてどれぐらいの頻度で話し合っているか」という学習する学校で一貫して求められる行動が示されています。

リーダーとしての子どもたち

 コロンビアでは平和を求めて多くの人が犠牲になる中、子どもたちが平和運動を実施していました。平和のためには貧困を解決する必要があると考え、相手を責めたり挑発に乗らないようにし、中立性を維持することを重視したことで運動は一時多くの地域に拡大したそうです。
 子どもたちは政治や経済のような複雑なことについては考えていたわけではありませんが、「正義や公正さを大人以上に重視していた」からこそ運動の中立性が保たれたのだと考えられています。
 大きな目標に向かうことよりも、「家庭や路上で平和を生み出すことは、戦争の中で平和を生むのと同じぐらい重要だ」と名言しています。時には子どもたちが危険な立場に立たされることもあり、運動の継続が危ぶまれることもあったそうですが、その都度しっかりと対話し問題の根底を探ることで起こる問題に対処してきたと考えられます。

子どもの町づくりワークショップ

 ラファエル・ポンポ財団による恵まれない環境にいる子どもたちのために提供されている創造性を育てるワークショップが紹介されていました。

 例えば、「身体を使ってできる限り強い橋をつくる」という活動では、協働の仕方などについて考える機会が組み込まれています。また、生徒を5,6人のグループに分け、「自分のコミュニティまたは町を作る仕事に取りかかる」という活動などが紹介されていました。この活動では、町の歴史(町の成立過程や名前の由来など)や紋章について詳しく考え、その町の法律や重要な建物、経済基盤(仕事や生活)、社会制度(宗教や保健サービス、ごみ収集など)がどのように行われているか、その町の未来などを考えていきます。

 このような町づくりのシミュレーションを経験することで、自分たちの町の状態を俯瞰して考えることができたり、日常生活の中で当たり前になっている部分について深く考えることで、子どもたちの創造性が育まれるのだと考えれられます。

あなたの組織は学習しているか

 これまでの章で、学習する学校を生み出すためのいろんな手法が紹介されていました。今所属する組織が学習プロセスを経ていることができているかどうかを確認するための方法がここで紹介されていました。こちらについても詳細はぜひ本書をご覧いただきたいと思います。

 ここでは、学習するプロセスが存在するのかどうかを確認するための問いを簡単にまとめたものを以下に掲載しておきます。

・現実についてどれだけ客観的に理解し、それをどの程度受け容れることができているか
・現実を組織全体で共有され、それを継続的に新しい学びに繋げることができているのか
・知識を望む未来に向けて効果的に行為へ移行できているか

グローバル規模のサプライチェーンによる環境への負荷

食べ物はお店から来ていると信じる子ども

 私たちが今暮らす地球では、産業のグローバル化によってかつてないレベルの相互依存のネットワークを織り成しています。しかし、あまりにも相互依存の規模が大きくなり過ぎて、自分たちの行動がどれぐらい環境に負荷をかけているのかが見えにくくなっており、何もしていないつもりでも実は環境に負荷をかけているということがあります。

 現実として、食べ物は食品雑貨店から来ていると信じる子や、食物の季節性の感覚を失ってしまうようなスーパーの陳列など、私たちが目にするものの背景にある環境への負担はほとんど見えません。
 しかし、「このギャップが増大すると私たちの生活様式の持続可能性は低下する」と指摘しています。

温室効果ガスの主な原因

 私たちは国籍や人種を問わず、力を合わせて解決しなければならない問題がいくつもあります。その中でも、地球温暖化について知らないという人はいないに等しいのではないでしょうか。
 本書でも地球温暖化についても述べられており、学習する学校が機能することでこういった地球規模の問題解決に貢献できる可能性を示しています。私たちはまず、地球温暖化の原因として「世界中に食糧を運ぶ船舶が出す二酸化炭素と増大する肉需要に見合う家畜数増加によるメタンガス排出」であることを理解しなければいけません。そのため、自分の身の回りにあるものがどれぐらい環境に負荷を与えているのかを知るために、「グローバル規模のサプライチェーンがもたらす社会的・環境負荷的な副作用」について考える必要があります。
 そのような問題に対処するためにも、現実についてより正確に理解することを心がけ、決めつけの一問一答で問題解決にあたるのではなく、複数の視点・複数のアプローチで個々人が対話を通じてそれぞれに行動に出ることが重要になります。

産業化時代の考えは持続不可能

 近代の産業世界では、社会の発展や生活水準向上が最優先なので環境への配慮はそこに含まれていません。そのため再生可能な未来の経済という新しい視点を取り入れるには、これまでのことを学ぶのをゴールにするのではなく、これからのことを考えられるようにするための現実や過去を学ぶということが必要になると思います。
 「学校とは私たちが大人として既に知っているのとを子どもに教えるためにある」という思い込みから脱却し、知識の再生産をすればそれで終わりなのではなく、今の知識を使って新しい未来を作るという考えを若者たちが求めているとも書かれました。

 本書によると、かつて「社会は工場の働き手を必要としていて、学校はそれを生み出すためにつくられた」のですが、「今日では、社会は働き易く、持続可能性が高く、将来への見通しが開かれたグローバルな文明をつくるために役立つ働き手を必要としている(エンジニア、起業家、デザイナー、建築家、教員、医者、看護師、管理職者など)」と書かれています。

学校の「原点」とは?

 学校の役割として古いものには、「子どもがそれぞれ天職を見つけること」という考えがあるそうです。産業化時代の教育ではなく、「そもそも教育とは?」という観点に立ち戻ると、私たちの見えていない思い込みなどに気づくことができるかもしれません。
 子どもたち一人ひとりが「自分の声を発見」し、「社会にとって価値ある自立した貢献者となるためにそれぞれ独自の発達の道を歩むことを助ける」ことが教育なのではないかと考えることができます。
 大人が問題が複雑化して解決するのは難しいと思い込んでしまいがちですが、一方で子どもにはあまりそういった悲観論みたいなものはあまり持ち合わせていないのです。

 西洋社会で生まれた啓蒙思想や民主制の根元には、一人ひとりの人間がユニークな存在であるという考えがあります。一人ひとりがユニークな存在で、自分の能力に見合った発達ができ、それぞれの強みを生かして社会をよくするための教育ができているのか、できていないとしたらどういった要因があるのかについて考え話し合う場が必要です。そういった個々の可能性に盲目になってじうと、養い育てるべき本来の意図とは正反対のことをしてしまうかもしれません。さらに私たちはとんでもないことをしていると気づかないままそれを続ける危険性もあります。

 持続可能な教育において、育まれるべき7つの主要な精神的な習慣について、クラウド研究所のジェイミー・クラウドによってまとめられた本書をご覧いただけたりと思います。ここには、これまで本書で述べられてきた「学習する学校」の中の教員としてのマインドセットとして必要なものが書かれているのです。

「これこそが教育だ」と感じるもの

 幼稚園の子たちにもシステム思考の実践ができることが紹介されていました。子どもたちは、一律のものではなく、それぞれの感情やタイミングなどがあることを表現することで違いを受け入れることを身をもって学んでいくことができます。そして、違いがあって当然ということが学べると、人と対立した時に、解決へ向かうエネルギーが生まれると考えられています。
 このようにどの段階からでも本書のテーマである「学習する組織」を作ることができるということがわかりました。

 そして、読み書きにおいてもシステム思考と両立できることがわかっています。「子どもはまず基本的な読解や算数のスキルを習得してから、年齢が進んで高次のスキルを学ぶものだ」という型にはまった前提から脱却し、偏狭な考え方を改善する必要があります。
 システム思考のスキルが言語習得を加速させることを示す証拠が増えてきているため、「自分で複雑なテーマを選択し、異なる観点から理解するという課題」によって、「自分の見解だけではなく、他の人の見解にも正当性があることが分かる」ということを早期の段階が子どもたちが学べると、その後の学びの質は大きく異なってきます。この気づきこそが教育の本質なのではないかと本書では書かれています。

 「常に自分は何者なのかという感覚や、他の人と結びついたり何かを考えたりする内面的な能力を弛むことなく磨き続け、2人乗り自転車に乗るように言語スキルと論理スキルを同時に継続して編み合わせるように発達させていく」という、まさに学習においても複雑なシステムとして機能させることが重要だということが分かります。

まとめ:教育がもつ未来への影響力を信じたい

 それでは、最後に過去の偉人が遺した教育への考えや古い中国の格言を紹介して本書のまとめを終えたいと思います。

 かつて、南アフリカ共和国でアパルトヘイトの反対運動をしたネルソン・マンデラはこのように述べています。

「教育はあなたが世界を変えるために使える、最もパワフルな武器である」

 また、古い中国の格言にはこのようなことが書かれています。
「どんな黄金時代にも言えることは、そこでは常に子どもが社会の最も重要なメンバーであり、教えることが最も尊敬に値する職業だということだ」
 ここの教えるというのは、知識を一方的に与えるという意味ではなく、私たち大人が学びながら子どもたちがそれぞれの力を最大限に伸ばすためにどうすれば良いのかを求め続けることが大切だということを示しているそうです。

 この本書では、システム思考ができる組織づくりのためのいろんな実践が書かれているので、教育に関わるあらゆる人に読んでいただきたいと強く感じ、その入り口としてまとめ記事を書いてきました。
 私もここに書かれていることを実践し、まずは自分が関わっている人たちにこの考え方を広げていきたいと思います。

<参考文献>
・ピーター・M・センゲ他著、リヒテルズ直子訳『学習する学校 子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する』(英治出版、2014)

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