俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 3
それぞれの自己紹介を過去のことを思い出しながら聞いていた。小休止で手元の水のペットボトルを口に含んだその時だ。理学療法士と他にも色々やっているリョウ(仮)の自己紹介。
先生のDVD見て、関節技や護身術の参考にならないかと思い受講しました。人体の急所の執筆も頼まれていまして(^_^;)僕のテーマは「活殺です!」
はぁ〜⁉︎…。含んでいた水を吐き出しそうになった。そして胸が高揚する。見つけたぞ!こっちには俺より飛んでる奴がいる。こいつと仲良くなればペアに困ることはない‼︎
ところがリョウは体が俺よりデカイ、イケメンだしスタイルもバランスはとれているが、何せ俺より飛び過ぎている。すぐに鏡を見てシャドウを始めてしまうのだ。話にならない。ただ理学療法士だけあって先生の言われた事を確実にこなし、そして上手い!シャドウばっかしてねーで俺にもちゃんと教えろよ!リョウ!
そして俺はもう1人目をつけていた奴と組む。イソップ(仮)だ。理由はコールドレインのTシャツを着ていたから。爽やかな白地にお洒落なグラフィックアート的な、きっとエモい奴に違いない!
読みは当たった。こいつは話がわかる!しかも会話に先生にも近い絶妙な「間」を持っているのだ。俺の関節lifeではイソップしかいない。そう確信した!
先生も人が悪い、ペアを変えろと言う。
イソップーーー!(泣) イソップも寂しそうにこちらを見ている。
今度は女性のネギー(仮)だ、実は俺は女性が苦手なのだ。特にマンツーマンでは。
俺の中でネギーはナンバーガールのヒサコさんみたいな感じかな。小さくて自然さが可愛い、少し人の後ろに下がる女性らしさと男社会のtabooをブチ破るような情熱をメラメラと感じられる。
俺がまず施術。うーーん、回内と回外でナンチャラ関節を内旋させてetc。
わかんねーーんだよ(^◇^;)ネギシ(本名)もうちょっとわかりやすく説明してくれ!俺は骨の名前も漢字も読めねーんだよ‼︎
しまった!こっちのセミナーでは俺はそれは言っていない。一応キャリア7年の整体学校を早めにに辞めてしまったヤンチャおじさんなだけだ。
その後俺が受ける。ヤバイ、上手い、ちゃんと理解している。関節面を的確に捉えている。何より驚いたのは女性特有の刺さる感じがない。柴田がここにいたら同じ感覚を覚えたかもしれない...。
どうなる?ヨシナリ、こっちのセミナーは難しいぞ。知識もテクニックも感性もかなり必要になる。
つづく