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命の営みをめざして繰り広げられる物語

それだけでは、なにも生まれない。
出会うべき相手に会えて、はじめて意味をなす。

約束の相手に出会えたら、一緒に仕事ができる。次世代を生み出すという、尊い仕事。チャンスは、一度きり。必ず会えるとは、限らない。
その相手を見つけるために、生まれ育った場所を離れ、遠くまで出かける。一生を懸けた大旅行は、どこまでも、遠くへ、遠くへ。

もしも、違う誰かのところにたどり着いてしまったら、生きる意味を嘆きたくなるような、悲惨な現実に突き落とされてしまうかもしれない。傷つけるつもりはなくても、相手が傷ついてしまう。何の反応もなかったら、虚しさだけが風に飛ばされて消えてしまうけど、苦しみに涙する人がいるのは、神様のどんないたずらなのだろうか。

傷ついた人は、確かに大変だけど、その大変さを通して、人の痛みを受け止められるようにもなる。周りの人が抱える苦しみや悲しみを察して、手を差し伸べることができる。自分の身体を整えることにも、意識を向けられる。
やさしくなれる。

はじまりは、小さな小さな点でしかない。でも、命を閉じ込めた一粒の力は、とても大きい。

その粒は、花粉。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 花粉 】でした。

「花粉」で検索すると、花粉症の情報がずらりと並びます。僕自身、花粉症で涙と鼻水が止まらなくなる時季を、毎年過ごしています。今年は、子どもたちにもその症状が出て、親子で涙を流していました。今は、少し落ち着いています。

でも、本来の花粉自体は、悪者ではないはず。そして、花粉症になってしまう僕らのことも、弱いとか悪いとかで片付けたくありません。
そんなことを考えながら花粉の物語を書いてみたのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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それではまた、お会いしましょう。


※illust by:yamさん / イラストAC

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